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ファミリーパスワード

連載:ボビーのよかよか子育て日記 ファミリーパスワード

二人の娘たちは日々たくましくなっとーばい。

一人が最近、トカゲが大好きになってトカゲの話ばっかりするし、外にいる時は常に「トカゲおらんかな?」とアンテナ張っています。
トカゲに噛まれるのが少し怖いので、捕まえようとする時は、写真にある冬用のピンクのリボン付きの手袋をはめて、トカゲをゲットする。強い女の子に育っています(笑)。

もう一人はトカゲにそこまで興味ないけど、毎日蝉を狙っとー。
抜け殻のコレクションもあるし、この間自分の虫かごに生きた蝉を9匹も入れて、近所の友達たちにめっちゃ自慢していた。

二人とも大きくなるとともに、強くなっているからこそ、自分の意思もはっきり出てきて、気も強くなっている。
最近、二人の間での喧嘩が少し激しくなって、何か親に頼まれた時の「したくない!」の回数も多くなっている。

「何でいちいち片付けないといけないのか?」

「何で毎朝歯磨きをしないといけないのか?」

「何で邪魔しないと約束したのに、お父さんと一緒に仕事行けないのか?」

一方的に言われてもしっくりこないだろう。したくない事だってあるだろう。

先日、娘一人が注意された後、駄々をこね出して、感情が高まって、どんどん激しくなっていた。
今までそういう時に、どこか一人で座らせて、考える時間と落ち着く時間を与えるタイムアウト式で私たちは対応しているけど、今回はタイムアウトに連れて行こうとしたら、娘が大きな声で「DON’T TOUCH ME!(触らないで!)」と叫んだ。

とてもびっくりした僕がどうしたらいいのかなと悩んだ結果、「わかった」と言いました。
「『触らないで!』と言う権利は君にあるし、そう言われたら尊重すべきだ。ただ、君にも言うこと聞いてほしい。だから自分で落ち着くまで、タイムアウトに入って。ここでお互いの言うことをお互い聞けなかったら、もっと大変な事になるから」と。

真剣に話しているお父さんのことに気づいてくれたようで、どうにか5分間のタイムアウトでお互い頭冷やしすことができた……。

その会話で、子どもは親のものではないということを改めて強く実感した。
小さい時は「親が言ったから、しないといけない」という理由だけで十分でしたが、大きくなればなるほど、「言うこと聞かなかったら、どうなる?」と、親のコントロールから少しづつ、少しづつ遠ざかっていく。

と言うか、最初から娘たちは一人の人間なので、「子どもをコントロールできる」と思うのは、親の幻じゃないかなと思う。

だって、親に従っているからといって、子どもが親の言っていることは正しいと思っているわけでもない。子どもの立場からしたら、自分なりの理由も都合もあるよね。親の理屈、親はどういうつもりでいるのかってわかってほしいところ、子どもは実は「パパのばか!」と思っているかもしれません。

なので、娘に「触らないで」と言われた翌日、ちょっと話し合おうと思って、娘たちに改めて話した。
「君たちのする事、感じる事、考える事を決めるのは、自分だけなんです。親が『こうしろー!』と言っても、無理強いはできないし、君たちが言われたことに対して、どう受け取るのか、決めるのは君たちだけ。
親がすると言ったのに、しない。親がしないと言ったのに、する。
そういう日がいつか絶対来る。
でも、家族でいることは、みんなが仲良く、みんなが助け合う、みんなが健康でいる環境をみんなで作るということ。
するべき事はしないと、家族にとってのいい環境作りが難しくなる。
なので、お互いが頼れないといけないの。
親はそのため、ご飯の時間や、お風呂の時間、掃除の時間などを全部考えている。
君たちにお願いしているのは、お掃除しないと家が暮らしづらくなるから。お茶休憩しないと体が弱くなるから。
君たちのためにもと思って言っているから、君たちにできることは言われた時にすることなんだよ」

6歳にどれぐらい通じたんだろう?(笑)

ただ今回、新しく登場したのは「ファミリーパスワード」だった。
みんなで決めたある言葉をコードワードに使い、一番本気の時だけに使う言葉であり、その言葉が出たら、今は「本気だ!」ってわかるように使うパスワード。

親としては「ほら4回も行っているのに、怒るぞ!」ではなく、そのパスワードを出したら、キレずに子供に「そろそろやばい」感を出せたりする。 

子どもとしては「今呼ばれたけど、どーーーーーーーーーしてもこれを終わらせたい」時に子供もパスワードを使って、それを伝えられる。

そして、姉妹喧嘩の時にも使える。
「やめて」と言われても「やめんかった」が原因の喧嘩が多いですが、娘の間にも「本気でやめて。やめんと喧嘩になるぞ」という意味でも使えるように話しました。

あのパスワードを相手に言われたら、相手の言っている事を真面目に受け取るってことはみんなの約束。
ファイミリーパスワードというアイディア、子どもが面白そうに聞いてた、パスワードを決めることと使うこと、楽しそうにしていました。

ま、長く考えた上でのアイデアで、長々と子どもに説明して、こうやってコラムで書いていますけど、正直、どれぐらい効果が出るのか、どれぐらいファミリーポリシーとして使えるのか、あまり自信がない。
今から2週間後、パスワードを言っても子どもが気にしなくなっている事が一番現実的だろうと思う(笑)。

ただ、私的に親が頼み事することや親が厳しくなるのは、意地悪ではなくて、家族のためなんだ ということを少しでも理解し始める機会になったなと思います。
そして、家族の間のコミュニケーションを大切にする習慣につながると、なおよか。

そいぎ、See you next time…

ボビー・ジュード

ボビー・ジュードタレント・料理家

1983年アメリカ生まれ。22歳で来日。日本語や日本文化、和食にハマり、福岡や佐賀を中心にレポーターやラジオDJ、モデル、役者として活動。特技の料理も生かして「ボビー’Sキッチン」のコーナーをサガテレビにて放送中。instagram.com/bobbyjudo

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