連載:ボビーのよかよか子育て日記 子どもの鋭い一言
英語圏では聖書に基づいたことわざ、「Out of the mouths of babes」があります。
ここにある「Babes」というのは 幼児のことで、直訳すると「赤ちゃんの口から」になるけど、その意味とは……。
皆も経験はあると思いますが、時々、子供がとても賢い発言をしたり、親が驚くほど知恵のある一言が出たりするよね。まさにそんな場面が、我が家では最近多いです。
先週、私ボビーが38歳の誕生日を迎えた時の話。実は11月に入って、健康づくりのため、そして体重を落とすために、飲酒禁止に挑戦している。
誕生日の夜は外食する予定で、家族からは「誕生日の夜ぐらいは飲むでしょう?」と言われても、自分は「いいえ。
今年こそヘルシーな誕生日を過ごすことを、自分へのバースデープレゼントにするばい!」と(少し偉そうに)答えました。
しかし、案の定、実際にご飯を食べにいったら、誕生日祝い気分になってだんだん飲みたくなってきた。
奥さんに「やっぱり飲みたいかも」と言ったら、子どもの前で飲まないって言ったし、子どもに聞いてみたら? と言われた。そこで、じゃ、子どもに「どうかな? 飲んでいいかな?」と聞いてみたら、冷静に物凄く真面な返事がきたのです。
「ヘルシーに過ごして、飲まないって言ったのはお父さんだ。こっちに聞かないで。自分で決めなさい」と。
6歳の娘にそれを言われて、ゾッとしました!(笑)
なんか、すごいズバっと判断されて、子供に賢く裁かれた気持ち! しかも、どう考えても正しい結論だな! と思いました。子供って親の事、色々見てるし、色々わかってるな!
あの一言のおかげで、誕生日の夜を飲まずに自分の言ったことに対して、責任を持ってヘルシーに過ごすことができました(笑)。
その後も(ちょっとした宣伝になりますが)、ずっと料理関係のテレビ番組をやっている僕が、来年の夏にアメリカンBBQ系の飲食店をオープンすることにしました。
そのために、もうすでに本格的に動いています!
(その一環として、クラウドファンディングにもう挑戦していますが、ご興味のある方、詳しくはこちらをチェックしてください→七山で「ボビーズキッチン」のオリジナルBBQ商品とBBQテラスを作ろう!!)
そこで決めないといけないことも多くて、することもとても多い中、奥さんと異なる意見を交わし合うことももちろんある。
アメリカンBBQなので、どうしてもアメリカンスタイルに拘りたいところはあるが、子供に「お父さん、忘れないでよ。お父さんだけの店じゃなくて、家族みんなの店になるよ」と言われて、そうだ、家族全員の生活に影響を与える存在になるから、スタート時点から家族全員の意見を聞いて、妥協しあって作らないかんなと改めて気づかされた。
娘のあみ・るいも新しい店舗で働きたいと言っているから、彼女たちも楽しめる場所にしないといけないなと思います。
子供がいるだけで、色んな大切なことに気づくチャンスを与えてもらえるけど、大人よりも物事をはっきり見えてて、それをはっきり言ってくれるから、なおよか。(佐賀弁で「さらにいいですね」)
そいぎ、See you next time……