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Saying Goodbye

連載:ボビーのよかよか子育て日記 Saying Goodbye

皆さん、こんにちは。

今回は最後の「Bobbyのよかよか子育て日記」になると思います。

娘たちはもう少しで卒園するし、今月末に新しいお家に引っ越すし、新生活がスタートする前に、いろいろな「終わり」を迎えています。

娘たちはそれに対して、少し不安がっているように見える。例えば、去年からは自分たちの部屋で毎晩朝まで寝ていたけど、最近、夜中に起きてお父さん・お母さんのベッドに来ることが多くなった。

今まで遊んでたお友達は、引っ越しても会えるかな? 小学校は楽しいかな? などのような発言もちょこちょこ出るようになった。

お父さんである自分もこのいろんな変化に不安を感じ、最近ハラハラするような夢をよく見るようになった。

不安の多い中、次のステージへの大きなステップを踏み出そうとしていて、将来に対する楽しみもあるけど、今までの生活が終わること、幸せに暮らしていた環境から離れることがもちろん寂しい。

でも子供にしっかり伝えていきたいのが、「終わりにも新しい始まりがある」ということです。

大人である私たちは「終わり、始まり、巡り合い」のようなありふれた発言に聞き慣れすぎて、あまり心に響かないかもしれないけれど、子供にとっては一つ一つがとても大切なレッスンだと思います。

たまたまではありますが、この「お別れ」というテーマにぴったり合う本を、つい最近子供たちと一緒に読み終えました。

『Charlotte’s Web』という本はご存知ですか? 日本語の題名は『シャーロットのおくりもの』で、アメリカで知らない人が居ないほどの名作です。

アメリカのとある農家で暮らす動物たちの物語。食肉になるはずの子豚が、シャーロットというクモとの友情で命が救われる内容ですが、完全なハッピーエンドとは言えず……。

クモが亡くなり、そのお別れの後にクモの卵から子どものクモが生まれてくるという命のサイクルが描かれているストーリーです。

自分も小さい時にお母さんと一緒に読んだ記憶がありますが、確かに何よりも最後にクモが死んでしまうという衝撃が一番印象として残ってる。

今までは、死にまつわる昔話や紙芝居が苦手な娘たちだから、前持って「こういう物語だよ」と知らせておいたけど、やっぱりラストチャプターでの感動と悲しみが強かった。

あみちゃんが悲しいシーンが始まる前から察して、泣きはじめたし、るいちゃんは下の唇を噛みながら、泣かないように一生懸命こらえようとしていた。

最後の部分を読みはじめた時はそれぞれのベッドで別々で聞きよったばってん、最後は二人とも私の膝の上に座りながら、一緒にページをめくっていた。

終わって、るいちゃんに「どうだった?」と聞いてみたら、「シャーロットの子供たち、そしてその次の世代とその次の世代は毎年生まれてくるなら、豚さんも友達がいるからいいね」と言いました。

あみちゃんには「豚さんはシャーロットに出会ったおかげで、人生が変わり、命も救われ、幸せになったよ」とお話ししても、「卵を産んだのに、自分の子供にも会えず死ぬなんて悲しすぎ」と言いよったけど、「クモにとっては、それが普通よ。命は短いし、子育てはしないからね」と説明したら、ちょっと納得したみたい。

最終的に、二人とも「いい話だった」って言ってたけど、寂しい気持ちになって、結局家族みんなで寝る夜になった。

寂しい時もあるよね。終わりというのは寂しい。

けどこの本と同じく、今までがあったからこそ、次がある。

3年間幼稚園に通って、たくさん遊んで、たくさん学んで、たくさんのお友達ができたからこそ今度は立派な新1年生になれそう。

今までの私たちの大好きだった家があったからこそ、みんなが成長し、新しい夢に迎えられるようになった。今までの形で仕事をさせていただき、いろんな出会いや繋がり、いいご縁ができました。そのおかげでこれからの道が見えてきました。

終わりがやってきても、「今まで」に感謝をし、次の始まりにしっかりと向き合いたいです。

本当にありがとうございました。またお目にかかる日まで。

そいぎ、I hope to see you again.

ボビー・ジュード

ボビー・ジュードタレント・料理家

1983年アメリカ生まれ。22歳で来日。日本語や日本文化、和食にハマり、福岡や佐賀を中心にレポーターやラジオDJ、モデル、役者として活動。特技の料理も生かして「ボビー’Sキッチン」のコーナーをサガテレビにて放送中。instagram.com/bobbyjudo

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