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Column ボビーのよかよか子育て日記

国際結婚でのバイリンガル子育て

2020.07.03

日本が大好きで福岡に移住して14年。TVリポーター、料理家として活躍する、ボビー・ジュードさんの子育て日記です。子どもを通じて感じる、日米の子育て比較論、のびのびとした福岡での暮らし、英語と日本語、どちらで育てるか? など、ボビーさんが感じたいろいろな話題を展開します。ぜひお楽しみに!


自分の子供が生まれる前から日本人の友達や知り合いからよく言われた。『国際結婚、いいな。だって子供が生まれたらハーフだから可愛いし、バイリンガルだし』と、とても憧れているような発言が多かったんだ。

その当時でも、英語もしくは日本語の片方しか出来ないハーフの友達もいたし、
そういった友達からハーフとして日本で差別された経験や、仲間外れに感じた辛い経験などの話もよく聞いていたので、日本人の持つハーフや国際結婚のイメージって、少し偏見的な部分があるよな〜と思いよった。

特に言語取得に関してやけど、日本人の感覚として、言葉ができるのは努力の程度とか練習の質というよりも、生まれ持った才能や環境で言葉ができるっていうのがあるんじゃなか?

よく、初対面の相手に『あっ、やっぱり、日本人の奥さんがいるんだ。だから日本語ができるんだ!』と言われる。まぁ、奥さんがいつでも私の日本語の会話パートナーになってくれることが、日本語の勉強にものすごく役立つばってんが。

ごめんけど、日本人と結婚するだけで日本語ができるようにはならんばい(笑)。同じく、子供には英語が話せる親がいるというだけで、そう簡単にバイリンガルにならんと思うよ!

来日した頃も、今も、自分の知り合いの国際結婚カップルの中では、日本で子育てしている分、その子供は自然と日本語ができるようになるけど、実は英語があまり出来ていないケースが珍しくない。日本に住みながら、それが当たり前だから、どうしてもそうなってしまうかなと思ったりもする。

でもやっぱり、アメリカ人のお父さんとして、自分の母国語で子供と会話したい。アメリカに遊びに行った時、アメリカの婆ちゃんや親戚に会った時、通訳なしで接してほしか。

やっけん、自分の子供が生まれてきたら、どうしたら一番バイリンガルになりやすいのかな? とよく考えてて、今でも考えてる。

これも、周りからよく聞くことばってん、母国語が違う夫婦の場合は、ママとパパは子供に対してそれぞれの母国語を話したら、それはそれでいいと。その理由としては、例えばネイティブではないパパが、ネイティブではない日本語を話してしまうと、子供が不自然な日本語を覚えてしまうからって。

でもどうかな?

言葉の自然不自然も大事だと思うばってんが、子供が聞く言葉の割合がより大きいかも。

自分達の場合は、例えば、僕が子供に対して100%英語で接して、奥さんが100%日本語であれば、そりゃもう、お母さんと一緒にいる時間の方が長いから7対3の割合ぐらいで日本語が多くなるやん!

それに、家から一歩を踏み出したら全てが日本語やもん。幼稚園の先生やお友達、近所の人、親戚との会話が全部日本語ばい。お父さんとの時間以外を全部計算したら、9割以上日本語になるよね。

お父さんが一生懸命英語を喋っても、子供にとって日本語の方に馴染みがあり、しゃべる言葉は日本語が一番楽だし、一番伝えたいことが言える言葉だと思う。

だって、2~4歳児は、両方の言葉をネイティブ並みに話せるように努力しようという気持ちなんてなかばい。でも、自分なりにコミュニケーションをとりたい、自分の考えを伝えたい気持ちはもちろんある。

だから、何かを伝えたいことがある時や言いたいことがある時に、それを一番表しやすい手段を選ぶ。日本語が9割以上の環境にいる子供の語彙力や表現力を考えたら、日本語の方がはるかに話しやすいはずだ。

なので、先ほど話していた国際結婚カップルでよく見られるパターンは、親が英語で話しかけても、その英語を理解し、日本語で話し返すこと。英語は聞き慣れしているし、聞き取りができるけどアウトプットするとなると、日本語がいい。

片方が日本語で片方が英語で会話が成り立っている事も側から見たら『すごか』と言う人もいるけど、ここだけの話、英語側のお父さんがそれに諦めてしまうというか、まぁ、いいか! となり、子供の英語力と日本語力の差がどんどん広がっていく。むしろ、お父さんの日本語が上達し、お父さんが日本語を使うことが多くなるケースも今までに実際見てきているばい。

しかも、これもハーフの友達のほとんど全員から聞く話だけど、思春期ぐらいの頃に、いわゆるハーフ扱いにとても敏感になる時期があるんだと。『ハーフだ、ハーフだ』と言われることが多いと、別者扱いされている気分になり、それに対する反抗として、自分も日本人だと強く示したい気持ちが生まれたりする。そして、あえて英語を話そうとしなかったり、英語が嫌な存在になってくることもある。すると、どんどん英語離れしていくけど、その気持ちをわかりながらも、それはお父さんとしては悲しいし、できたら避けたいよね。

まぁ、どの家庭にも、その家庭にとってのベストなやり方があると思うし、国際結婚でも例えば、日本語のみでの生活を選択する事はありだと思うし、それを否定しているわけではない。だってアメリカでは、英語圏じゃないところからアメリカに移民し、子供に英語しか教えない人がたくさんいるばい。

ただ、自分たちの場合は、できるだけバイリンガルを促したい。

今までもずっと、それができるように、色々自分たちなりのポリシーなどを実施してきているばってんが、5歳になったばっかりだけど、とても嬉しいことに、二人とも両方話してくれてる!

それはどうやってできるのか、その考えや実施している事についてみなさんとお話ししたい!

次回のお楽しみにしとってね。

そいぎ、See you next time!

ボビー・ジュード

ボビー・ジュード (ぼびーじゅーど)タレント・料理家

1983年アメリカ生まれ。22歳で来日。日本語や日本文化、和食にハマり、福岡や佐賀を中心にレポーターやラジオDJ、モデル、役者として活動。特技の料理も生かして「ボビー’Sキッチン」のコーナーをサガテレビにて放送中。instagram.com/bobbyjudo

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