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こけたら、笑おう!
2020.09.04 by ボビー・ジュード ボビー・ジュード

連載:ボビーのよかよか子育て日記 こけたら、笑おう!

日本が大好きで福岡に移住して14年。TVリポーター、料理家として活躍する、ボビー・ジュードさんの子育て日記です。子どもを通じて感じる、日米の子育て比較論、のびのびとした福岡での暮らし、英語と日本語、どちらで育てるか? など、ボビーさんが感じたいろいろな話題を展開します。ぜひお楽しみに!


今年の6月に娘2人が5歳の誕生日を迎えて、プレゼントとして、人生初の自転車をそれぞれにあげた。

奥さんと相当悩んだけど、結局、すぐ壊れそうなキャラクターものではなく、9歳になるまで使えると言われた、しっかりとした丈夫そうなピンク色の自転車にした。

奥さんがキラキラシールやスパンコールでバリバリデコった結果、子供が大喜びしたのと、副作用としてスパンコールだらけのベルが鳴らなくなった (笑)

それから、娘が自転車にどハマりして、この数ヶ月で補助輪を外して、近所の川沿いのお決まりのコースを毎日2、3周程度で走っているぞ。お父さんがジョギングで追いかけながら守っているばってん、それがだいぶキツくなってるばい。

ヨタヨタ歩きよった娘たちが、今は自転車にも乗れるようになったという事が本当に信じられん時もあるけど、それよりも驚くのが、自転車から転げ落ちる時とか、何かとぶつかってすり傷が出来た時とかの娘のリアクションだ。

痛い時はもちろん泣くし、血が出た時はショックでギャン泣きもあるが…。それがびっくりするほど早く落ち着いて、その後はまたすぐ自転車に再挑戦する。その諦めない、負けない、たくましい姿を心からめっちゃ誇りに思うばい。

これからも「七転八起」ができる娘でいて欲しいなと思いながら、なぜここまで強くなったのかなと考えたりする。

それが、おそらく私たちの何気ない子育てルールの結果かなと思います。

『こけたら、まず笑おう!』というルール。

昔から、アメリカ人として、日本の典型的な子育てにはどこか子供を守りすぎているところがあるように感じる。それは、例えばハイハイする赤ちゃんやたどたどしく歩く幼児がこけてしまう時、大した怪我もしてないのに、体は別に強くあたってもないのに、親のオーバーリアクションをよく目にしてたから。

私が思うには、こけたり、転んだりする赤ちゃんは痛くなくても泣くっていうのは、周りから教わる反応だ。誰もが見たことある光景だと思いますが、ちょっと転んだ赤ちゃんは最初に何をするかというと、まずは周りを見渡すことじゃないかな? 赤ちゃんが転んだことに気づいた大人たちがそこで焦っちゃって、「ぎゃー!」と声を上げて、『大丈夫?? 大丈夫??』とパニックになるとその精神が赤ちゃんに伝わって、赤ちゃんが泣き始めることもあるよね。

赤ちゃんが大丈夫かどうかを確認する必要性はもちろんわかるし、我が子が転んだらもちろん心配するけど、心配し過ぎもどうかなと思うよ。だって、なぜ転ぶのが怖いかというと、怪我する恐れがあるからよね。でも、怪我しない程度のちょっとした事故でも大人がパニックになってしまうと、子供は、怪我することが怖くて大変という思いではなく、転ぶ事自体が怖くて大変と思うようになってしまうかも。

娘が小さい頃から、なぜかよく分からないけど、娘たちがぶつかり合ったり、転んだりする時、自分の口から1番先に出たのが笑い声だった。こける事は恥ずかしいことではなく、怖いことではなく、痛くない時はあくまでも、一つの面白いハプニングで、笑い流せることであって欲しい。

そんな感じでやりながら、気づいたら、子供も転けた後は笑いながら自分で立ち上がれるようになっていた。その姿にも感心してたんですが、ルールのもう一つの結果としては、親として対応しやすくなりました!
だって子供が大丈夫かどうか、怪我していないのかどうかがわかりやすくなった! 今となって、子供が泣いている時は『本当に痛いんだ!』とはっきりわかり、それなりに対応できる。

『こけたら、笑おう』というルールによって、今年の自転車に対する頑張りや物事に対する挑戦心が生まれてるかなと思います。その強くなって成長する姿は、親から離れていっている証だと寂しく感じる時もあるけど、自分たちでたくましくやっていける力がついているのは本当に誇らしかばい。

ボビー・ジュード

ボビー・ジュードタレント・料理家

1983年アメリカ生まれ。22歳で来日。日本語や日本文化、和食にハマり、福岡や佐賀を中心にレポーターやラジオDJ、モデル、役者として活動。特技の料理も生かして「ボビー’Sキッチン」のコーナーをサガテレビにて放送中。instagram.com/bobbyjudo

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