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泣き無視

連載:ボビーのよかよか子育て日記 泣き無視

日本が大好きで福岡に移住して14年。TVリポーター、料理家として活躍する、ボビー・ジュードさんの子育て日記です。子どもを通じて感じる、日米の子育て比較論、のびのびとした福岡での暮らし、英語と日本語、どちらで育てるか? など、ボビーさんが感じたいろいろな話題を展開します。ぜひお楽しみに!


みなさん、こんにちは!
前回は私ボビーのなんちゃって子育てルール、『転けたら笑おう!』を紹介させていただきましたが、今回も我が家にできた何気ないルールについて話したいと思うばい。

(前回『子供が転けたら笑う親なんて、ひどいな』と思ったのであれば、今回も心の準備をしてください。今回はもっとひどいと思われるかもしれないけど。)

今回のルールは、『子供が泣いたら、無視しよう』というルールです。

あっ、待って待って待って! 冷たくて、愛情を与えてない父親じゃなかけんよ! 詳しく説明させてくださいよ! (笑)

まず、私の子育てのモットーは、やっぱりアメリカ人らしく、子供にインディペンデンス(自立性)を与えることです。自分でこの世をナビゲートできる力を子供に与えることが親の1番の役割だと思っとるばい。

どの親も経験していると思いますが、子供の悲しみや怒り、子供の感情ってとても強くて、時にはとても不安定だよね。大人になるまで、感情を整理する能力が付かないことを明らかにしている研究もありますよね。私はそこで、子供の感情をリスペクトしたいので、無理にその整理を求めたくはないけど、よく泣く癖もつけてしまいたくないな。

そして泣くことに関しては、もう一つ防ぎたいことがある:

子供が欲しいものをもらえなかった時や、したくない事をしないといけない時で泣く事はしょっちゅうあるやろう。なかなか泣き止まんけん、親が妥協したり、交渉したり、折れたりしてしまうと、子供には『泣いたことにより、欲しいものをゲットできるばい! 泣いたら、思う通りにいくようになる!』というメッセージが伝わっちゃう。

その感覚は覚えて欲しくないけん、『泣いたら無視しよう』と言っていますが、無視の仕方もとても大事です!

例えば、おもちゃを片付けて、寝る準備をしたくない時、
親の言う事に反抗し、注意されて泣くとしたら、
自分はそこで一度、子供と話し合うようにしている。

子供がわかるように、

『寝ないと明日は元気が出ないし、機嫌が悪くなるし、明日は楽しくないよ』

『おもちゃをちゃんと片付けんと無くすかもしれんし、壊れるかもしれんよ』と。

それを言ったところで、子供が納得することは……ほとんどなかやんね。(笑)

だから言い聞かせるために言っているというよりも、そう言う説明を小さい頃からしてあげることにより、いずれ自分の行為の成り行きが理解できるようになるだろうと思って、その内それが自己判断力になる事を祈りながら言っている訳。

でも、それを言われても、子供が泣き止まないことが多かよね。自分の場合は、ずっと泣かれても、先ほど言った『説明』というのは1回(多くても2回)までにしている。

なぜかと言うと、そこで親がずっと説得させようとしても、それは子供にとって、親と交渉していることになるし、かつ、子供が泣きよることにより、親に注目してもらってるってことになるから。この二つは結果的に「泣いたら、思う通りに」という感覚を作る恐れがあると思う。


なので、長文になってしもったばってんが、子供が説明を聞いても泣いている場合は、泣いている子供を無視するんじゃなくて、泣いてること自体を無視する。泣いていないかのように物事を進めようとする。

その場で、自分は別のことをし始める。

思い出話をし始めたり、家族が笑ったエピソードを出したり、歌を歌い出す時もある。お片付けの場合、自分が片付けの手伝いをし始めながら、それを遊びっぽく、ゲーム感覚で楽しそうにする。物が欲しくてもらえない場合だったら、完全に別の遊びをし始めたり、家事をしだして、そこで子供に手伝いを求めたりする。自分の経験でいうと、そういった接し方をしていくと、子供は長くても5分で泣き止む。

親としてその5分を我慢するのは辛かばってん、私が思うには、このルールには二つの良いポイントがある。

1:いくら泣いても、思う通りに行かない時もあること、泣くことは結果を出すために効果的な方法ではないことが教えられる。

そして、とても大切なのは、

2:泣くことにより自分の感情を表している事を全く否定しないやり方。

子供は怒り、悲しみ、恐怖とか、そういう気持ちで泣いてるよね。

私が子供に覚えてもらいたいことは、誰だってそういった気持ちになるし、そういう気持ちになることとそれを自分なりに表すことは何も悪くないということ。
ばってん、それを表しても(怒っても泣いても)望んでいる結果が得られない時もあるよね。このやり方だと、それを自然に覚えてもらえると思います。

だからうちでは 「泣き無視」なんだ。

次回は、どうしても子供がいうことを聞かない時に私が親として避けたい行動について、そして、どうしても子供の感情が落ち着かない時の対応と対策についてもお話がでけたらと思います!

メッセージ、質問、取り上げて欲しい話題などは 公式インスタまでお願い致します!  そいぎ、See you next time…

ボビー・ジュード

ボビー・ジュードタレント・料理家

1983年アメリカ生まれ。22歳で来日。日本語や日本文化、和食にハマり、福岡や佐賀を中心にレポーターやラジオDJ、モデル、役者として活動。特技の料理も生かして「ボビー’Sキッチン」のコーナーをサガテレビにて放送中。instagram.com/bobbyjudo

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