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癇癪は自然災害のようである
2020.10.16 by ボビー・ジュード ボビー・ジュード

連載:ボビーのよかよか子育て日記 癇癪は自然災害のようである

日本が大好きで福岡に移住して14年。TVリポーター、料理家として活躍する、ボビー・ジュードさんの子育て日記です。子どもを通じて感じる、日米の子育て比較論、のびのびとした福岡での暮らし、英語と日本語、どちらで育てるか? など、ボビーさんが感じたいろいろな話題を展開します。ぜひお楽しみに!


前回のコラムで子供にいうことを聞いてもらう方法について書いてみました。脅すことや物で操ることをしないという話だったんですが、そのコラムをみた友人からコメントをいただきました。『こういった育て方がしたいけど、真逆になる時が。。。』それには、とても共感しました!

コラム内では十分伝えられていないだろうけど、自分がコラムで述べようとしているのはあくまで自分の理想です。親としての子育てのルールやポリシーは色々あるけど、そのルールを守りたくても、ストレスやイライラ、時間不足や余裕不足などで、それが守れない時は誰にでもあるよね。

常に冷静に、子供の感情のアップダウンに付き合ってサポートしていきたいと思うばってんが、自分も一人間なので、感情的になったり、我慢できなくなったりすることもある。特に子供の癇癪時、激しい感情の時は、こちらもつい感情的になるよね。

自分が思うに、子供の癇癪はある程度、自然災害のようなものです。急に起こるものではあるけど、前もっての備えができるし、事前に対策訓練をしたら、いざという時はよりスムーズに動ける。

今回も自分独自のやり方と一緒に、ごく普通で当たり前のことも紹介するかもしれませんが、中には参考になるものがあれば、とても嬉しいです!

癇癪を前もって避けるには子供のスケジュール管理が第一!

子供の感情というのは、そもそも不安定ですよね! 特に、お腹が空いた時、眠くなっている時、睡眠不足や体の疲れが溜まっている時はなおさら。

あるあるだと思うけど、1日の楽しいお出かけのあと、帰りの車の中で子供がぐずって、ガン泣きする時。親としては「ほら、せっかくの楽しいお出かけだったのに」ってなるけど、よー考えたら、せっかくの楽しいお出かけだったからこそ、子供の慣れているスケジュールって、崩れていない?

楽しんでいるから、いつもより長く遊んで、夕食が遅くなっているとか、いつもの昼寝を飛ばしたとか、色々ありますよね。それがあって、子供の感情が余計管理しづらくなっている可能性もある。

あと、ドライブ中や遊んでいる間は栄養バランスの良いご飯ではなく、おやつだったり甘い物を与える機会が増えるよね。そこで、子供の血糖値が急に上がったり下がったりする影響で、テンションの変化も共に激しくなるかもね。

やっけん、できたら、いつものように休ませたり、健康的なスナックを程よく与えてあげた方が、癇癪を防げるかもしれません。

いざとなった時はもう遅いけん、癇癪対応も練習が必要

もちろんだけど、癇癪時、子供は中々話を聞かないですよね。親も焦って、冷静に対応しづらいところです。だから、そうじゃない時、子供の機嫌のいい時に、遊びながらでもいいし、食事中でもいいので、癇癪について子供と話すだけで大分違う!

私たちは、ふと思い出した時に『Ways to help calm down』(自分を落ち着かせる方法)について、よく話をするし、頭の中でその方法のリストアップができています。

定番の深呼吸や『10まで数えて、心を整える時間を設けること』もそのリストに入っていますが、その他に、私たちに適しているオリジナルな方法もあります。

例えば、娘たちの好きな曲や幸せになる曲、リラックスできる曲がいくつかあるので、娘たちを落ち着かせるために、そのリストから1曲かけて、曲が流れている間に息を整えるようにするとか。

あと、何かをさせるという手も結構使えます! 癇癪を起こして、あまりの感情にどうしようもできない時「このままじゃ、どうもならんけん、とりあえず、このパズルをしよう! これが終わったら、改めて話してみよう」とか。

もっと簡単なもので、私たちが実際に使っている方法はというと、子供が中々泣き止まない時、お父さんと一本指をタッチする手遊びをするようにしています。

お父さんが片手の指どれかを出して、子供に同じ指でタッチしてもらうようにします。薬指なら薬指で、中指なら中指でって感じです。それを全ての指で繰り返し、もう片方の手でもやり、そしてもう一度できるだけ早くやります。そうやっているうちに、子供がそれに集中しだして、気付かぬうちに先ほどの感情が収まったりするもん。

とにかく、具体的な何かを聴くとか、何かに触れるとか、体の五感を使って、その感情以外に何か集中できるものがあると、とても落ち着きやすくなると思います。何年か前に流行ったラグビー選手の五郎丸ポーズってありますよね。彼のフリーキックの前に必ずやる動き、そういった決まったルーティンがあって、それにより集中力を高めて精神をうまいことコントロールできてたわけ。

ルーティンを作ることは、子供たちにとってとても使いやすいツールになるし、いずれ自分の精神コントロールにも繋がるのではないでしょうか?

いかがでしょう。

皆さんのとこの子供にも使えそうなルーティンはありそう?

では そいぎ! See you next time!

ボビー・ジュード

ボビー・ジュードタレント・料理家

1983年アメリカ生まれ。22歳で来日。日本語や日本文化、和食にハマり、福岡や佐賀を中心にレポーターやラジオDJ、モデル、役者として活動。特技の料理も生かして「ボビー’Sキッチン」のコーナーをサガテレビにて放送中。instagram.com/bobbyjudo

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