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幼稚園クラスメイトの中国人から、お誕生日会のお誘いが!

連載:駐在員の妻は見た!中国の教育事情 幼稚園クラスメイトの中国人から、お誕生日会のお誘いが!

2018年より中国・広州に滞在中の5歳児ママです。独身時代は上海で暮らしたことがありますが、現地で子育てしてみると驚きと発見の連続。(新型コロナウィルスによる退避のため、一時帰国中)


英語メインの幼稚園に転入した娘。同級生は7割が中国人。しかもかなりのお金持ち。私は、転入早々に巻き込まれたトラブルにびくびくしながらも、少しずつ中国人保護者達との距離を縮めていきました。ある日、偶然の出会いからクラスメイトのローラ一家に豪華ディナーに誘われた私達。故郷のお土産をやりとりしていましたが、今度はお誕生日会に誘ってくれました。

第29回 初めてのお誕生日会に緊張

幼稚園の中国人クラスメイト、ローラ。不動産王の娘さんです。彼女専用の運転手付き自家用車とベビーシッターが彼女を見守ります。この一家と交流を重ね、やがてローラのお誕生日会のお知らせをもらいました。

中国のお金持ちの誕生日会を体験した人に話を聞くと「結婚式レベルの規模感だった」「一軒家豪邸とプールを貸し切り」「ドレスコードがあり、皆同じ色の服を着てくるようにと指示がある」「庶民は、ひたすら勉強の機会と考えた方がよい」と、相当な覚悟が必要なコメントが。

後日談として、上記の話をしてくれた人から「ドレスコードなんて誰も守らなかったよ、主役の子が水色のドレスだから、それにあわせてくれたら嬉しいな、くらいの遊び感覚だったよ」と聞いてほっとしました。そうですか~、それは良かったです! 新しいドレスを買うなんて大変です。ローラの場合はそのような服装指定はありませんでした。

これは頑張らねば、とプレゼントを考えましたが、こんな時に限って日本から持ち込んだ日本製のおもちゃや文房具が手元にありません。仕方なく、日系スーパーのイオンをぐるぐる見て回り、文房具売り場の片隅でキティちゃんの腕時計を買うことにしました。日本製で、3500円なり。このくらいの金額でないと恥ずかしいとの助言によるものです。

幼稚園にケーキが届けられ、プレゼントをクラス全員に配る

娘と手作りの誕生日カードを作り、その日を待ったのですが、ローラ、まさかの風邪で、一週間欠席! 以前から病気で良く休む子でしたが、かわいそうに。

結局、誕生日会はキャンセル。そのかわり、ローラが回復して登園した日に、幼稚園に大きな誕生日ケーキが届けられました。クラスの皆でお祝いをし、ローラから全員に小さなプレゼントが配られました。

例えば、小さなおもちゃの腕時計や、プラスチック製の人形など100~300円レベルのものです。これは、中国の幼稚園(インターや英語メインの幼稚園)ではよく行われることです。

娘は「私の誕生日にも、ママがケーキを幼稚園に持ってきて! イオンでキティちゃんの腕時計を買って!」と、ねだりました。基本的に、日本人はあんまりこういうことしないし、競争みたいになっても困ります。

でも、一回くらい経験させてもいいかな、と思っている矢先に、コロナ退避により、5歳の誕生日は日本で迎えることになりました。夫は中国にいるため家族ばらばら、緊急事態宣言下での誕生日は寂しいものでしたが、大阪の実家で祖父母とともに精いっぱいお祝いをしました。

転園1年目の幼稚園での写真。ローラとは卒業するまで同じクラスのはずでした。

その後の、ローラ一家と私達

思い返すと、私、そんなに律義にがんばらなくてもよかったんじゃないかと思います。ローラ達は不動産王であり、とてつもないお金持ち。高級海鮮中華のディナーだってたいした出費ではなかっただろうし、こちらがご馳走することなんて期待していなかったと思います。でも、お返しを通じて交流を深めるという気持ちが大切だったんだ、と感じています。

ローラママは、子どもの国籍取得のため、2019年12月に渡米し、2020年1月初めに出産。「赤ちゃん生まれたから、ようやく中国で自由に遊びに行けるよ~(シッターに任せるから)、元気だよ~」とメッセージをくれましたが、それ以来会っていません。

最近まで「いつ広州に戻ってくるの?」とよく連絡をとりあっていました。しかし、幼稚園はなかなか開始しないまま、場所移転。ほとんどの先生がやめ、生徒も大半が転園してしまい、ローラも転園したそうです。

2年目に入り、皆と仲良くなって、これからというところでしたので、非常に残念です。でも、ローラ達とは日本や中国できっとまた会える気がします。少なくとも、私は数年越しだとしても会うつもりですし、こういう予感って結構あたるんですよね!

ローラママ、再見!

(この記事は、2020年11月12日現在の情報を元にしています)

岡本 聡子

岡本 聡子ライター・経営学修士・防災士

2003~05年上海にMBA(経営学修士)留学。その経験をもとに『中国のビジネスリーダーの価値観を探る』(株式会社アルク『上海のMBAで出会った中国の若きエリートたちの素顔』を加筆・改題)を執筆。2018年より、広州へ駐在帯同中。5歳女児の母。防災士としてNPO活動も行う。「駐在員の妻は見た!中国の教育事情」を連載hanakomama.jp/column/chinese-education

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