連載:クラーク志織のロンドン子育てDiary ロンドン子育てDiary 基本全てが無料!?有難いと感じつつ改善してほしいところもあるイギリスの医療制度
この連載は……
ロンドン在住のイラストレーター、クラーク志織さんが、現地での子育て事情をレポート。さまざまな人種やカルチャーが交差するロンドンでは、日本の育児の常識からは信じられないようなエピソードが!? そんな多様な子育て事情を知ることで、自分らしい子育てのヒントが見つかるかも!
基本全ての医療が無料で受けられるイギリス。
体調が悪い時などは、どんな症状でもまず近所のかかりつけ医(GP)に診てもらいます。そこでは本当に基本的な診察をするのみで、GPでわからない場合は専門の病院に紹介されます。
いつもはこの制度にそこまで不満はないのですが(それでも二度手間だなと思う時はありますが。)、高熱などの急な体調不良の時はちょっとかなり厄介です。
今回も息子が39度超えの発熱をしており、まずはGPの電話受診をしたところ、念のため診察させに来てと言われ、徒歩15分くらいの距離にあるGPへ。そこで原因がわからないとの事で、そのままタクシーで20分くらいかけて緊急病院へ、、。と高熱の子どもをあちこち連れ回してしまう感じになり、、1回の受診でもっと色々と検査をしてくれたらな、、と切に思っていたところで、息子の突然の嘔吐。
慌てまくった私に、ぶっきらぼうそうに見えていたドライバーさんの優しい態度が染み入りました。
無料だからそんなに文句は言えないけれど、やっぱり色々改善してほしいところが思いついてしまうイギリスの医療制度のお話でした。
クラーク志織(クラーク・しおり)
イラストレーター。武蔵野美術大学卒業後、2012年にイギリスへ移住し、現在は日本、イギリス、ドイツなどで活躍中。雑誌や広告のイラスト、CDカバーのアートワーク、絵本のイラスト、テキスタイルのデザイン、カフェのペーパーカップデザイン、LINEスタンプ制作など、作品のジャンルは多岐にわたる。
WEB : http://www.shioriclark.com/
Instagram : @shioriclark
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