連載:カツヤマケイコのコミックエッセイ 1日で帰れる気がしない!? 広大な「こどもの国」【カツヤマケイコの絵日記】
この連載は……
人気イラストレーターで3人のママのカツヤマケイコさんが、毎回子連れのおでかけをレポートします!
第21回 『こどもの国』
先日、病院に入院中の知人のお見舞いに家族で町田へ行った。
町田市…なかなか行く機会がないので、知人に「どこか見所はないか」と聞くと『こどもの国』がオススメだというので行ってみることに。
事前情報なんにもなしで行ったので、「遊具のある大きめの公園」くらいだろうと思っていたら、なんと100万平方メートルもある広大な遊び場であった。
サクッと子どもら遊ばせてサクッと帰ろうと思っていたのに、園内マップを見た時点で「もうこれはガッツリコースだな」と諦める。
とにかく広い!そして自然の多摩丘陵を生かしているので、アップダウンもなかなか激しい。
ひとつひとつのコーナーでじっくり遊んでいたら、丸一日使っても回りきれないので適当に切り上げつつ、ざっと回ることにする。
それでも行ったのは以下の通り。
これでも施設の半分くらいでしょうか。
他にもプールやスケート場、温室もある野草園、110mもあるローラー滑り台、ボートやドラム缶いかだに乗れる湖、サッカー場やキャンプ場まであるのです……。お……親を殺す気か!!
園内には機関車型のバスも走っていて、園内数カ所にバス停もあるのだが、タイミングが合わずに乗れなかった。
柊太、京香はまだ平気だが3歳の駒子が歩いて回るにはキビシい広さ。
隣のコーナーに行くにもそこそこ歩かないといけない。
ゆえに、ダンナ、もしくは私が抱っこして歩くことになるのです…。
途中、兄の柊太におんぶされながらの移動。
私が言うのもなんですが、本当に優しいお兄ちゃんだと思う。
園内を歩いて移動していると、途中には古いトンネル(しかもわりと長い)があったり、丘の斜面には物々しい感じの大きな鉄扉があったり、『こどもの国』という楽しげな施設に対し違和感を感じる。
「なんだろうね」とダンナと話していたら、帰る間際にネットで調べてくれた。
それによるとここは戦時中、旧日本軍の最大の弾薬製造、貯蔵施設だったらしい。
敗戦後は米軍の弾薬庫になった後、返還され、1965年に今の『こどもの国』として開園したとのこと。
戦争で使う弾薬を組み立てていた土地が今はこども達が遊ぶ施設になっている。
今遊んでいる子ども達とそう年齢の変わらない学生たちが、学徒動員でこの地で働いていたと思うと平和に感謝せずにはおられない。(実際事故で亡くなった学生もいたらしい)
たっぷり遊んでヘトヘトになりながら駐車場へ向かう途中、遊園地にあるような簡単な乗り物コーナーを発見してしまったが、子どもらに気づかれないよう全力で通り過ぎた。
このようにまだまだ体験していない施設も多くあるので知人が退院したら皆で再訪したいと思う。
3、4回来ないと隅々まで遊びきれなさそうだけど…。
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