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子どもに「かして」「いいよ」と言わせること、本当に必要ですか?

連載:子育ての悩みにプロがアドバイス ママのためのカウンセリングルーム・15 子どもに「かして」「いいよ」と言わせること、本当に必要ですか?

親子が居心地よく安心して楽しく遊べる環境を求める方がよいと思います

周囲からの視線が気になって、本当に大切な我が子どもの気持ちが置いてきぼりになりそうなとき、親としては、葛藤してしまいますね。みっちさんの気持ちは母親として自然だと思います。

貸したくないのに、「いいよ」というのが暗黙のルールでは、ちょっと切ないですね。

感じていらっしゃるように本当は貸したくないのに、いいよと我が子に言わせるようなやり取りは、子どもの心の発達にとって、良い影響はなさそうです。

それでも、周囲の視線が気になるようなときは、我が子の気持ちにそっと寄り添うように呟いてみるのはいかがでしょうか。

「あーもう少し遊びたいかな、、」「お友達に貸さなくちゃ、 でも、もうちょっと遊びたいな。」などという自然な呟きです。

「〇〇ちゃん(相手の子)も、とっても使いたいんだって。待っててくれるよ、〇〇ちゃんもえらいなあ」などと、相手の子の気持ちも代弁するように穏やかな言葉かけをすると、相手の親子に自分が尊重されている気持ちが伝わります。

でも、みっちさんの場合、あまり無理せず、親子が居心地よく安心して楽しく遊べる環境を求める方がよいと思います。

大人の視線より、子どもの気持ちを優しく受け止めること。

子どもは自分の気持ちが尊重されることを体験することがまだ大事な年齢です。子どもは優しさと寛容さに包まれて、はじめて、本物の相手に対する思いやりが育まれます。あせらず子どもの気持ちをたくさん受けとめてくださいね。

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星山麻木(ほしやま あさぎ)さん・保健学博士・音楽療法士 こども家庭早期発達支援学会会長
明星大学教育学部教育学科教授、日本音楽療法学会認定音楽療法士。行政や教育委員会と連携してさまざまな地域の子育て支援、サポーター育成、早期発達支援、ワークショップの開発、療育や特別教育の実践を行う。音楽療法とムーブメント療法を組み合わせたワークショップは、障がいがあるなしにかかわらず、誰もが楽しめ、親子が一緒にリラックスできると人気。NHK Eテレ『ハートネットTV シリーズ 発達障害の子どもたちとともに』、『すくすく子育て 発達障害?と思ったら』に監修出演。著書に『あなたへのおくりもの』(河出書房新社)、『障害児保育ワークブック』(萌文書林)など。
http://hoshiyama-lab.com/

「かして」「いいよ」にこだわることなく、我が子の気持ちを尊重してあげられる場所が見つかるといいですね。

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宮地 理子

宮地 理子弁護士

中央大学法科大学院修了。2010年11月から3年半、沖縄県の石垣島にある八重山ひまわり基金法律事務所で所長弁護士を務める。現在は東京四谷の弁護士法人アルタイル法律事務所で医療事件、家事事件、子どもをめぐる問題などに取り組んでいる。「弁護士をもっと身近に」解決しにくいトラブルやお悩みは、お近くの法律相談センターへご相談ください。soudan-yoyaku.jp

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