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お友だちの髪を引っ張っておもちゃを奪う息子。ほかのママの目も気になって、憂鬱です

連載:子育ての悩みにプロがアドバイス ママのためのカウンセリングルーム・42 お友だちの髪を引っ張っておもちゃを奪う息子。ほかのママの目も気になって、憂鬱です

心配しないで。1歳児くらいであれば、どのお子さんにも見受けられる姿です

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1歳の息子さんがお友だちの髪を引っ張ってしまう。ケイコさんからしたら、ヒヤッとしてしまうし、周りのお母さん達の目が気になってしまいますよね。

しかし、1歳児の発達状況からすれば、髪を引っ張ってしまうのも、おもちゃを奪ってしまうのも、どのお子さんにも見受けられる姿です。

なぜ、髪を引っ張ったり、人の物を欲しがってしまうのか?

それは、自分と自分。自分と他人という関係性がまだ理解できていない、つまり経験や体験不足からくるものなんです。

いまのお子さんには、「自分が使いたいものがある。髪の毛をつかむと、相手が泣いて、欲しいものが手に入る」という感覚があるのかもしれません。

でも、相手の物を力づくで奪ってはいけない。では、奪わないためにはどうしたらいいのか? ほしかったらどんな態度で示したらいいのか? それは体験から学んでいくものです。

息子さんが、お友だちの物を奪ってしまったときは、「あのおもちゃ欲しかったのね。」と、まずは気持ちを受け止めてあげてください。

そして、次に「おもちゃを貸して欲しかったら【かして】と言うのよ。」と、教えてあげてください。

言葉の部分で、【かして】が言えないときは、ジェスチャーで教えてあげるのも方法の1つ。

例えば、保育園では左手を広げて空に向け、右手でその左手を叩く仕草をして【か、し、て】と三回鳴らして、言葉が出ないお子さんに、言葉以外の方法を教えます。

はじめは、もどかしくなって、結局手を出して奪うこともあるとは思いますが、大人だって初めての事を習得するのには時間が掛かるもの。繰り返し伝え続けてください。

そして、【かして】が言えたり、ジェスチャーが出た時には、すぐに「かしてが言えたね。偉かったね!」と褒めて、その行動が正しかったことを伝えていってください。お子さんは、そこで「こういう時は、このやり方が正しかったんだ!」と学びます。

周りのママには自分から声かけを

周りのお母さんたちの目が気になるとのことでしたが、そこはお互いさまです。

ほかのお子さんが楽しそうに遊んでいれば、きっと息子さんも輪に入りたくなります。そんな時は、「うちの子、手を出してしまうかもしれません。もし、手を出してしまったらすいません。」とひと声かけてみましょう。

声をかけておくことで、ほかのお母さんの構え方が変わってきます。

きちんとお子さんの特徴を伝え、手を出すと分かっていれば、未然に防ぐことができるかもしれませんし、また、ケイコさんと同じような悩みを抱えていて「うちの場合はこうだった」なんて話が聞けるかもしれません。

何より集団の場は、「体験や経験の場」です。

子どもも、お母さんも失敗しながら学ぶもの。

決して悲観的にならず、お子さんと共にゆっくり成長していってくださいね。

kawanishi_keito

河西景翔(かわにし けいと)さん・子育てアドバイザー
小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。
現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。
http://s.ameblo.jp/chloe69/
「ほいくらいふ」でも連載スタート!

わが子が乱暴なふるまいをするとドキドキしてしまいますが、発達段階の途中、と大きく構えてよさそうです。ほかのママにも先に声をかけて、相談してしまうのがいいかも。

子育てのこと、夫婦のこと、仕事の両立のこと。悩んだり、迷ったりしたときは、ぜひ「Hanakoママ 働くママのカウンセリングルーム」に声をお寄せください!

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宮地 理子

宮地 理子弁護士

中央大学法科大学院修了。2010年11月から3年半、沖縄県の石垣島にある八重山ひまわり基金法律事務所で所長弁護士を務める。現在は東京四谷の弁護士法人アルタイル法律事務所で医療事件、家事事件、子どもをめぐる問題などに取り組んでいる。「弁護士をもっと身近に」解決しにくいトラブルやお悩みは、お近くの法律相談センターへご相談ください。soudan-yoyaku.jp

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