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クラスの子にからかわれるのが心配。吃音になる子へのアドバイス

連載:子育ての悩みにプロがアドバイス ママのためのカウンセリングルーム・46 クラスの子にからかわれるのが心配。吃音になる子へのアドバイス

本人のストレスを理解して、緊張をほぐしてあげることから

Little boy and girl whispers.

ご相談ありがとうございます。

就学が近づき、小学校に入ってしまうと保育園以上に子どもたちの様子が見えなくなる、それだけでも不安なのに、それ以外に今回のような悩みが生まれるとさらに不安になってしまいますよね。

そして、吃音のお悩みは私がよく受ける相談の一つです。

幼少期に吃音があっても7割は自然に治ると言われていますが、気になるようであれば耳鼻科医や言語聴覚士に相談するのもひとつの方法です。

個人的な話になりますが、私自身も、幼少期に吃音があり、とくに「あ行」の言葉が出づらく「ありがとうございます」の「あ」が出てこなくて、出そうと思えば思うほど、出せずに辛く、人と話すのが嫌な時期がありました。なので、今回みいちゃんママのお子さんの気持ちもよくわかります。

私の場合は、自分で出しやすい音を見つけて、発するようにしました。

例えば、「ありがとう」ならば、「りがとう」とあえて、「あ」を発し ないようにしました。不思議なんですが、「あ」と発しなくても、「りがとう」というだけで、「ありがとう」と聞こえるんですよね。

あれだけ出てこなかった言葉も、自分なりに攻略したらいつの間にか、コンプレックスを克服していました。

実際に、保育士時代でもクラスのお子さんに、「あ」がでにくいお子さんが居たんですが、よく使う言葉を私が、その子のためにバージョンを変えて(「ありがとう→りがとう」「あきらめない→きらめない」「あそぼう→そぼう」など)教えていくことで、自発的に言葉が出てきて、そこから自信に繋がったのか、吃音が改善していく様子が見られました。

ここでも大切なのは、本人がスムーズに言葉が出た瞬間を見逃さないということ。「◯◯って、言えたね!!」と プラスになるような言葉を本人にかけて、しっかり褒めて自信を持たせていくことです。また、話を聞いたときは、言い方よりも内容に注目して自信を育てる、というのもいいと思います。

吃音を抱えるお子さんは、「出したくても出せない。どうした良いんだろう…」と相当なストレスと、どうしたら良いのだろう…そんな気持ちを抱えています。

なかなか、言葉が出て来ない時には、「大丈夫だよ」と優しく声をかけて、手を握ったり、背中を擦ってリラックスさせてあげてください。

リラックスをさせ、緊張をほぐしてあげるのも回りにいる私達大人の仕事です。今回のアドバイスを参考にしていただき、4月からの新しい生活が、親子で楽しく過ごせること心より願っています。

kawanishi_keito

河西景翔(かわにし けいと)さん・子育てアドバイザー
小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。
現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。
http://s.ameblo.jp/chloe69/
「ほいくらいふ」でも連載中!

苦手な言葉を抜かして話してみる。遊びのようにリラックスしてできたらいいですね。

子育てのこと、夫婦のこと、仕事の両立のこと。悩んだり、迷ったりしたときは、ぜひ「Hanakoママ 働くママのカウンセリングルーム」に声をお寄せください!

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宮地 理子

宮地 理子弁護士

中央大学法科大学院修了。2010年11月から3年半、沖縄県の石垣島にある八重山ひまわり基金法律事務所で所長弁護士を務める。現在は東京四谷の弁護士法人アルタイル法律事務所で医療事件、家事事件、子どもをめぐる問題などに取り組んでいる。「弁護士をもっと身近に」解決しにくいトラブルやお悩みは、お近くの法律相談センターへご相談ください。soudan-yoyaku.jp

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