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友達の家でケガをして顔に傷跡が。お見舞金を求めるべき?【弁護士・宮地先生に聞きました】

連載:子育ての悩みにプロがアドバイス ママのためのカウンセリングルーム・53 友達の家でケガをして顔に傷跡が。お見舞金を求めるべき?【弁護士・宮地先生に聞きました】

まずは事実を明らかに、そのうえで、どうしたいか。要望を整理することが大切です

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お子さんが、お友達の家で遊んでいて、転んでけがをされたということですが、病院で診てもらう程のけがではなかったようで、良かったですね。

お友達のママはお詫びをさせてほしいと言っているとのことですが、yokoさんとしては、お友達のママがどのようなことをしてくれたらよいとお考えですか。

既に、お子さんから、転んだ時の状況についてお聞きになっていることと思います。お子さんから聞いた限りでは、どうして転んだのか、転んだことにお友達がどのように関係しているのか、実際のところ分からないことが多いでしょうから、まずは、お友達のママに尋ねたり、お友達が何と言っているのか聞かせてもらうようにしたりするのが良いでしょう。

その上で、お友達に非がある場合は、たとえばお友達からお子さんに謝ってもらうような場を作る、お友達とお子さんと遊ぶ時の約束ごとを決めるといった対応を求めることも考えられます。お友達のママの監督不行き届きという要素があれば、お友達のママと、子どもが転倒するような危ない場所をお互いに確認するといったお話合いをすることも考えられます。治療費を支出するといった実損はなかったものの、精神的な苦痛を受けたことは確かなので、お見舞金を支払ってほしいと求めることもあり得ます。

最終的には、yokoさんご本人がどうしたいかということになります。要望を整理しつつ、弁護士に相談してみてはいかがでしょうか。

今回、大きなけがではなくて幸いでしたが、心配になるようなけがをした場合は、すぐに病院を受診するようにしてください。

お子さん自身のけがに対応する傷害保険にもし加入していて、利用する場合、けがをして間もなく病院を受診していることが必要となります。傷害保険の内容によっては、お子さん自身がけがをした場合のみならず、お子さんが誰かにけがをさせた場合も、保険の対象となるものもあります。

また、保育園でけがをした場合、日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度を利用できる場合があり、保護者に対して給付金(災害共済給付)が支払われることも知っておくと良いですね。
 
幼い子ども同士で遊んでいる中で大きなけがをしてしまった場合、けがをさせたのが子どもであってもその親が、民事上の損害賠償責任を負うことになることが多いです。治療費、通院交通費、慰謝料等の損害賠償請求に加え、不幸にも障害が残った場合は、障害についての逸失利益,慰謝料を加算して請求することになります。

このような場合は軽々に示談せず、弁護士と相談しながら、相手方や保険会社との損害賠償請求に関する交渉を進めるようにしてください。

miyachisensei

宮地理子(みやち りこ)さん・弁護士
中央大学法科大学院修了。2010年11月から3年半、沖縄県の石垣島にある八重山ひまわり基金法律事務所で所長弁護士を務める。現在は東京四谷の弁護士法人アルタイル法律事務所で医療事件、家事事件、子どもをめぐる問題などに取り組んでいる。
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まずは事実を確認して、整理すること。保険についての知識をあらかじめ持っておくことは、わが子がケガをさせてしまう場合にも役に立ちそうです。

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宮地 理子

宮地 理子弁護士

中央大学法科大学院修了。2010年11月から3年半、沖縄県の石垣島にある八重山ひまわり基金法律事務所で所長弁護士を務める。現在は東京四谷の弁護士法人アルタイル法律事務所で医療事件、家事事件、子どもをめぐる問題などに取り組んでいる。「弁護士をもっと身近に」解決しにくいトラブルやお悩みは、お近くの法律相談センターへご相談ください。soudan-yoyaku.jp

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