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誰が決めるの? 先生の「アタリ」と「ハズレ」

連載:発達障害児ママのドタバタ子育て奮闘記 誰が決めるの? 先生の「アタリ」と「ハズレ」

次女のアタはASD、いわゆる発達障害児。最初はその事実を受け入れられませんでしたが、そのうち、これって普通の子より個性が強すぎるだけなのかも、という心境に。こう言っては不謹慎ですが、障害児を育てるというのは、案外面白いのです。現在、夫は海外に単身赴任中。大学生の長女と私、そしてアタの3人のドタバタライフを書き綴っていきたいと思います。


第29回 誰が決めるの? 先生の「アタリ」と「ハズレ」

「今年の担任ハズレかも〜」

先生には本当に失礼な話ですが、4月の担任発表後はSNSで情報と悲鳴の嵐! デリケートな支援級の子にとって、先生との相性はすごく大事。先生が変わって不登校になっちゃうケースもあるので親も神経尖らせます。

支援級の子は発達状態がバラバラなので、担任が個別に指導計画を作って保護者と相談しながら指導を進めます。つまり、先生の力量が指導に直結! 不慣れな先生だと、1学期間ずっと「様子見」と称してプリント授業をしていたり、習熟度に合わない宿題を出して、子どもをパニックさせたり。

が、ベテランが良いかというとそうでもない。自分のやり方に固執するあまり、他の先生方と揉め、全体の雰囲気を悪くしてしまった先生もいました。教え方は上手だったので一部の保護者からは熱烈な支持を受けてましたが。

そんなわけで保護者が集まると、先生や学校の噂話で持ちきり。でも、先生だって人間です。保護者が不満に思うことも、先生なりに理由があるかもしれません。

結局「アタリ」と「ハズレ」を決めるのは親。我が子に都合よければ「アタリ」、害になりそうなら「ハズレ」。障害児は自分で嫌と言えない子が多いので、親は「私が守らなきゃ」と過敏になるわけです。

そして、そんな親を子どもはよ〜く見てます。子どもが先生と上手く付き合えるかは、実は保護者次第なんじゃないかと思います。子どもの前で先生の悪口だけは厳禁です!

先生の良いところ見つけて「アタリ先生」に育てよう!

どうせ1年間担任は変わらないんだから、気分を変えて、先生を自分好みに育てるのはいかがでしょう?

「ハズレ先生」って例えばこんな感じです。

・親とのコミュニケーションが得意でないタイプ(=何考えてるかわからない、連絡帳のコメントが短い)

・慎重派で意見をハッキリ言わず、ことなかれ主義と思われてしまうタイプ(=頼りない、経験不足)

・つい手のかかる子にかまけて全体が見られないタイプ(=ひいきだ!)

・自分の経験を活かして指導に役立てたい熱血タイプ(=全然話を聞いてくれない)

あとは、身だしなみとか服装で嫌われる先生もいるので、その辺は本人に頑張ってもらうとして。

コミュニケーション&信頼関係づくりがキモ

コミュニケーションに関しては、話しかけると案外すぐ解消します。「先生」ではなく1人の人間として、趣味や子どもの頃のことなど聞くと、人柄が分かって親しみが増します。

連絡帳はアタの場合、毎日丁寧に書いてくれる先生ばかりだったので、交換日記みたいでワクワクでした。でも先生達、給食を早食いして書いていたので、学校行った時に話を聞ければいいですよ、とは伝えてました。

先生方も守秘義務があるので、簡単に何でも言えないのは仕方ない。学校は保護者が思う以上に企業です。どうしてもの時はボス(校長先生)に「ぶっちゃけどうですか?」と聞くと教えてくれたりします。そして聞いたことを担任にフィードバック。すると担任もホッとした顔をします。

自分の頭の上で話されるのは先生のプライドを傷つけるので、ボスと話したことは必ず担任と共有します。先生との信頼関係、大事です。

手のかかる子がいると「先生取られて困るよね」というのは保護者なら思うこと。ただ、介助員さんがいてもその先生じゃないとだめな場合もあるので、そこはお互い様で、理解が必要かと思います。

熱血空回り先生の場合……

1番厄介なのは熱心さが空回りして保護者や同僚に嫌われちゃうタイプ。子ども達にとっては良い先生なので、まずは先生の話を聞く。先生も理解してもらえないストレスを抱えている場合が多いです。

そして手腕を褒めつつ、他の先生のやり方も保護者は認めてるんだよと知らせる。そうすることで少しずつ変わる先生もいます。

親にできることは子どもが楽しく育つ環境を整えること

ここまで書いて何ですが、ママ友に同様のことを言ったら、

「自分の子で手一杯なのに、先生まで育ててらんないよ!」

一刀両断でした。それも一理ある!(笑)

でも、親にできることって子どもが楽しく育つための環境を整えることくらいじゃないかと思うんです。我が子を成長させたければ、周りを育てる。

その1つとして我が子と一緒に「アタリ先生」を育ててみるのも良いんじゃないかなぁと思います。

China

China2児の母。

特別支援学級に通う次女、マイペースな長女と、すったもんだの日々を送っています。 娘ラブの夫は単身赴任中。エッセイを通して、発達障害って案外いいね!と思ってもらえたら嬉しいです。

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