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ASDっ子は鉄オタが多い?

連載:発達障害児ママのドタバタ子育て奮闘記 ASDっ子は鉄オタが多い?

次女のアタはASD、いわゆる発達障害児。最初はその事実を受け入れられませんでしたが、そのうち、これって普通の子より個性が強すぎるだけなのかも、という心境に。こう言っては不謹慎ですが、障害児を育てるというのは、案外面白いのです。現在、夫は海外に単身赴任中。大学生の長女と私、そしてアタの3人のドタバタライフを書き綴っていきたいと思います。

第35回 アタの溢れる電車愛! ASDっ子は鉄オタが多い?

こだわりが強いのは、ASDっ子の特性の1つ

ASDっ子(自閉症児)は電車好きが多い。
よく聞くけど、ホントでしょうか?

こだわりが強いのはASDの特性の1つ。

学術的なことは分かりませんが、支援級には電車好きが多いなとは感じます。ただ、電車以外でも恐竜ラブの子、エレベーターへの愛が止まらない子、色んな嗜好の子がいるので、電車は典型的なこだわり対象の1つという所でしょうか?

ざっくり言えば、それが社会生活上で困難材料になるなら「障害」、趣味で済むなら「定型発達」なんだと思います。

強いこだわりが気になるなら、とりあえずカレンダーににメモしておくのが私としてはオススメです。書き出すと客観的になれるし、相談に行ったら行ったで、いつ頃どんな様子だったか必ず聞かれますので。

とはいえアタは女の子。
電車なんかに興味持つわけないと思ってましたが、いつの間にやら立派な鉄子に……。それも路線図マニア。

何がそんなに魅力なんでしょうね?
あのビッシリ書き込まれた駅名?
色とりどりの線?
少しは分かる気もしますが、そんなに面白い?
でもアタにとって路線図は垂涎の逸品。ほんとにヨダレ垂らして見てました。

♪はんじょもんせん はんじょもんせん 
ラ〜リ〜ラ〜リ〜 ラリラリラ〜♪

これ、地下鉄半蔵門線のホームで電車を待ってた時、5歳だったアタが突然お尻フリフリ歌い出した歌。ろくに喋れないのに、家族一同、大爆笑でした。

因みにこの歌、丸の内線でも副都心線でも、路線のフレーズを入れ替えればエンドレスで歌えます。鉄道会社で使ってもらえないですかね(笑)。

小学校に上がってからは、
「図書室で電車シリーズを見つけて熟読してます」
毎回連絡帳にコメントが書いてありました。

そんなわけで、けっこう電車通と自負してたアタでしたが、支援級の神レベルの鉄オタ君達には母娘共に脱帽!

例えば遠足でホームに電車が入って来ると
「新型だ!」「〇〇系だ!」
目をキラキラさせた鉄オタ君達が各々勝手にぶつぶつ喋り始めて激しいうんちく合戦! もう目的地より移動がメインになってました。

ASDっ子は規則的なものが好き

なんでそんなに電車が好きなの?
アタに聞いてみましたが、
「……わからないです〜」
まあ、理屈で好きなわけじゃないんですよね。

アタの好きなものの傾向を見るとこんな感じです。
・範囲が決まっていて規則的なもの
・動きが予測可能なもの
・種類がたくさんあってコレクションできるもの
・連続的なもの

そういえば3歳の頃、水道の蛇口から水滴がポタポタ落ちるのをずーっと楽しそうに眺めてたことがありました。

今でも机の溝にビー玉をはめて転がすだけの遊びを延々楽しめてしまう子です。側から見てると「それ、楽しい?」と聞きたくなっちゃうんですが、本人はうっとり幸せそうなので放ってます。

そして、電車以外でアタがハマったのは「栄養素」。
食事中突然、栄養指導が始まります。
「今日は卵と玄米だからビオチンが豊富でお肌プルプル献立だね。美肌には納豆を夜食べた方が良いんだよ」

私の顔見て「美肌美肌!」って言われるのも何やら複雑ですが、これも一種の親孝行?

そしてコロナが流行り始めると今度は「感染症」。
夏休み毎日散歩してたら「車のエンブレム」にハマり、高級車の走ってそうなエリアだったら喜んで歩くようになりました。そうそう「漢字」も大好きです。

因みに今は、電車の構内アナウンスと発車メロディに夢中。色んな駅のアナウンスをYouTubeで検索して聴いてます。好きなものがどんどん増えると知識も増え、これはこれでまぁいっか、と思います。

ただこだわりが強い分、約束の制限時間(30分)が来てもサッとやめられないのが難点。スマホを置いた後しばらく、
「も〜っ!」
大声で怒鳴って、バターン! 床で大の字になってます。
好きなものに没頭できるのは良いことなんですけどね。

この猪突猛進型の「好き」。
うまく転がして何か役立てられない?
母、思案中です。

China

China2児の母。

特別支援学級に通う次女、マイペースな長女と、すったもんだの日々を送っています。 娘ラブの夫は単身赴任中。エッセイを通して、発達障害って案外いいね!と思ってもらえたら嬉しいです。

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