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ASDっ子にも読み聞かせは効果あり?

連載:発達障害児ママのドタバタ子育て奮闘記 ASDっ子にも読み聞かせは効果あり?

公立中学校に通う次女のアタはASD、いわゆる発達障害児。最初はその事実を受け入れられませんでしたが、そのうち、これって普通の子より個性が強すぎるだけなのかも、という心境に。こう言っては不謹慎ですが、障害児を育てるというのは、案外面白いのです。現在、夫は海外に単身赴任中。大学生の長女と私、そしてアタの3人のドタバタライフを書き綴ります。


第38回 想像するのが苦手なASDっ子にも読み聞かせは効果あり?

読み聞かせ。

中学生になった今も続けてるよ、と言うと「え〜⁉︎」と驚かれます。まあ、寝る前の読み聞かせって、小学校低学年くらいまでのイメージですよね。

アタは、小5で一旦やめたものの中学に入って復活。いつまで続けるのと聞かれたら、うーんどうしましょう? 悩ましい。

言葉がなかなか出なかったアタ。2歳頃から絵本は毎日読んでやってましたが反応薄くて、これ意味があるのかなぁと内心半信半疑でした。

そんなアタが初めて興味を示したのは絵本の王道『ぐりとぐら』。ただし、カステラが焼き上がるページだけ眺めて、それ以外は早めくり。『からすのパンやさん』も、色んなパンのページだけはじーっと見てました。

あと、当時テレビでやってた『でこぼこフレンズ』は、キャラクターの声を真似たらケタケタ笑って大喜び。ようやく反応があってこっちも嬉しかったんですが、読んだらサッと隠さないとエンドレス地獄……。ASDっ子は「飽きるって言葉知らないの!?」と叫びたくなるくらい延々と繰り返しを楽しみます。読む方は忍耐力と気力体力勝負です。

3歳頃『となりのトトロ』にハマった時は。午前0時過ぎると突然目を覚まして「トトォ! トトォ!」と泣き叫び、明け方まで繰り返しDVD鑑賞……。3回目の途中くらいで寝落ちしてくれますが、寝不足で死ぬかと思いました。

アタにとって読み聞かせは、言葉を覚えるより音を楽しんだり、同じ時間に本を読むことで安心感を得たりする手段だったんだろうと思います。

読み聞かせの効果は人それぞれ。期待し過ぎずのんびり続けてれば、きっといいことあります!

アタが絵本を見て指差しながら「もも〜、ぶどぉ〜」なんて言い始めたのは4歳過ぎ。ようやく音と絵が一致したようで、それからは少しずつ物や友達の名前を言うようになりました。旅行先での入院をきっかけに文字を覚え、自分でもどんどん本を読むように。それこそスポンジが水を吸うような勢いでした。

ただ、自分で読むのと聞くのは別モノのようで、読み聞かせを嫌がることはありません。

こっちがしんどくなった時は、アタに「読み聞かせして〜」と音読させたりしてました。子どもに本を読んでもらいながら寝るって、何だか贅沢気分でオススメです。

小5の頃そろそろ卒業しようかと、アタとも相談してやめました。ところが中学生になって環境変化のせいか激しいイライラ再発! 本人もどうしようもないようで、後悔しては涙ポロポロ。

そこで、気持ちの安定のために、また読み聞かせをしてみることに。

とは言え、中学生って何読んだらいいんでしょう?

本人に聞きましたが、特に希望は無し。アタが好きなのは科学系の「なぜ?」に答える本ですが、寝る前のリラックスタイムには向きません。

そこで選んだのは姉の愛読書だった『ハリーポッター』シリーズ。映画も観ていてイメージしやすい。記憶力も良いので登場人物の名前もだいたい覚えてる。よし、これだ!自力で情景や登場人物を想像するのは苦手なので、映画の力を借りた読み聞かせに挑戦してみました。

ちょっと難しいかなと思いましたが、読んでみたらズンズン進んで今は第4作目。雰囲気出して部屋は真っ暗しに、スマホの灯りで毎晩5〜10分ずつ読んでます。怖いシーンもありますが、他人と争うことも避けて通れない年頃ですしね。

想像力を補うために映画のシーンも思い出させます。「アタだったらどうする?」時々質問しますが「……」答えはまだ聞けません。ちょっと効果期待し過ぎでしょうか?

まあでも、楽しみにしてくれてはいるようで布団に入るのも早くなりました。読んでると「お、私のハリポタだ」と、長女も時々聞きに来ます。読み聞かせで家族団欒。

こういう効果も悪くないかな〜と思います(笑)。

China

China2児の母。

特別支援学級に通う次女、マイペースな長女と、すったもんだの日々を送っています。 娘ラブの夫は単身赴任中。エッセイを通して、発達障害って案外いいね!と思ってもらえたら嬉しいです。

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