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不登校、発達障害児のわが子の場合

連載:発達障害児ママのドタバタ子育て奮闘記 不登校、発達障害児のわが子の場合

公立中学校に通う次女のアタはASD、いわゆる発達障害児。最初はその事実を受け入れられませんでしたが、そのうち、これって普通の子より個性が強すぎるだけなのかも、という心境に。こう言っては不謹慎ですが、障害児を育てるというのは、案外面白いのです。現在、夫は海外に単身赴任中。大学生の長女と私、そしてアタの3人のドタバタライフを書き綴ります。


第44回 発達障害児にとって不登校はとても身近な問題

突然の頭痛…。もしや不登校の予兆?

「頭痛い……。」 最近、アタが頻繁に訴えるようになりました。

「平熱ですし顔色も悪くないんですが、1人で帰るのは不安だと言ってます。どうしますか?」

下校時刻頃になると学校から職場に電話がかかって来ます。ようやく吐かなくなったと思ったのに、またか〜!

仕事はさすがに何度も早退できないので、説得して1人で帰宅させ、慌てて帰ってみれば。ケロッとした顔でおやつ食べて、TV見てケラケラ笑ってる……。何なの〜⁉︎

そんなことが続いてます。

特に放課後等デイサービスに予約を入れている日に調子が悪くなる様子。留守番もできるようになったし、もう行くのやめる? と聞くと、涙ポロポロ。

「やだ!」

頭痛なら眼精疲労もあるかと思いとりあえず眼鏡のレンズ交換はしてみましたが。

「どう?」

「……よくわかんない」

スマホやiPadは続けて30分以上見せない。夜は湯船にゆっくり浸からせ、21:00には布団に入れ、頭マッサージ! あれこれやってみましたが、今一つ効果なし。

そしてついに朝、登校前にも言い出しました。

「なんか頭痛い……」

こ、これはもしや不登校の予兆!? 学校大好きなアタに限って、まさか!

身体の不調は心のSOS。分かっていたつもりだったけれど

頭が痛いのは嘘じゃないと思います。

学校で嫌なことがあるわけじゃない。

友達と喧嘩したわけでもない。

放デイが嫌いなわけじゃない。

本人も何でそうなるのか分からない。

学校休んでいいよと言ったら、すぐに頭痛も治って1日元気に過ごせるかもしれません。でもそれが今日1日で済むのか、これからずっとになるのか。ここが正念場かも。そう考えたら怖くなって「休む?」とは聞けませんでした。

「どんな風に痛い?」

「……ちょっとキリキリする」

「寒くなったから、血管がギュッてなってるのかもね。あっためてみようね」

とりあえず電子レンジでホットピローをチン! 首と肩を温め、こめかみから目の周りをマッサージ。ひたすら頭を撫でてリラックスさせました。

「どう?」

「なんか治ってきた気がする」

その日はお守りがわりに頭痛薬を持たせ、何とか登校させました。元気チャージと称して玄関でギューっと抱きしめ「心配だったら途中で電話していいよ」と逃げ道も用意して。

でも、無理させたんじゃないか、と気になって1日中仕事が手に付きません。いつ学校から電話がかかって来るかとビクビク。ひどい母親だなぁと自己嫌悪も。

結局、その日は学校の後の放デイにも行けました。「帰りの会の前にちょっと頭が痛くなったけど、薬飲んだら平気になった」とドヤ顔で報告までしてくれて。

負担になったらやめる。ASDっ子にストップをかけてやるのは親の務めと言われ

担任の先生に相談すると、こんな風に言われました。

「アタさんは自分の理想の姿があって、そこから外れないよう常に気を張ってる気がします」

成長すると、だんだん「こうありたい」自分が出来てきます。頑張りたい気持ちと頑張れない身体の狭間で、本人も苦しい。アタの場合、特に「始めたら捨てられない性格」だとも指摘されました。

取捨選択が苦手なので、周りが判断して「もうやめていいよ」と決めてやることも必要だ、というわけです。

「一番身近で見ているお母さんに判断していただくのが良いと思います」

でもそれ、親だからこそ難しいんですよね。

前にも書きましたが、将来のために少しずつでもやれることを増やしてやりたい親心。そのためには無理や我慢も少しは必要ですが、さじ加減を間違うと今回みたいなことになるわけです。

とりあえず、家ではあまりうるさいこと言わないで、リラックスを心がけることにしました。ここ1週間は調子が良いですが、いつまた「頭痛い」と言い出すことか……。

この問題、まだしばらく様子見です。

China

China2児の母。

特別支援学級に通う次女、マイペースな長女と、すったもんだの日々を送っています。 娘ラブの夫は単身赴任中。エッセイを通して、発達障害って案外いいね!と思ってもらえたら嬉しいです。

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