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Column 発達障害児ママのドタバタ子育て奮闘記

子どもの長所の見つけ方。

2020.06.24

公立小学校の特別支援学級に通う6年生の次女、アタはASD、いわゆる発達障害児。最初はその事実を受け入れられませんでしたが、そのうち、普通の子より個性が強すぎるだけなのかも、という心境に。こう言っては不謹慎ですが、障害児を育てるというのは、案外面白いのです。現在、夫は海外に単身赴任中。大学生の長女と私、そしてアタの3人のドタバタライフを書き綴ります。


第14回  子どもの良いところを見つけるのは気の持ちよう?

(1)カーテン族に床族? 小学校でも、やっぱりアタは自由人

「今日のアタちゃんはカーテン族でした。」小学生支援級では毎日、担任の先生が日課帳でその日の様子を教えてくれます。

え、カーテン族って……?

以前「はらまき体操」(第6回)で紹介した小1の担任は、なかなかのユーモア人。小学生になっても相変わらずなアタの言動を、うまいこと表現してくれます。例えば、

カーテン族:教室のカーテンの中にくるくる巻き込まれたまま、授業中もずーっと出てこない状態。

床族:気に入らないことがあると床に大の字で転がり、そのままだらだら〜の状態。(他の子も真似して床族増殖が問題……)

要するに、ちっとも席に座ってないってことです。

「まあ、そのうち必要だと思えば座るようになりますよ。エサ(iPadで撮った写真とか)は仕掛けて待ってるんですけど、賢くてなかなか捕まりませんね(笑)」なんとも気の長〜い、ありがたい先生でした。

(2)子どものいいところを見つけるってこういうこと!?

そんなある日、用事があって学校に行ったら、教室からアタの泣き叫ぶ声が。こっそり見に行くと、アタがキーキー言いながら、自分の机と椅子を引きずって教室に運んでいるところでした。

どうやら、ずっと床に転がってたら、教室移動で机と椅子を廊下に出されちゃったようです。机の移動は各自の仕事なので誰も運んでくれません。

あー、めちゃくちゃキレてるな。

先生は、ニコニコしながら見てます。

「座らなくても、ちゃんと自分のものだって意識はあるんですね。立派です」

え、そこ褒めるトコ⁉︎  他の子はとっくに授業中なので、私だったら叱り飛ばしそう……。その日の日課帳には、こう書かれてました。

「あの後は、机と椅子をがっちりキープして自分から座りました。いっぱい褒めました」

この頃から、アタは授業中ちゃんと席に着けるようになりました。待って待って、褒めて褒めて。

一見マイナスでも、ちゃんとプラスポイントに変えられる。子どもの良い所見つけるってこういうことなんだ! またまた目から鱗でした。

「ウチの子、褒める所ない」

我が子はどうしても厳しく評価しがちですが、見方を変えればピカピカです。「褒められる私って偉い!」と思うと、母の気分も良くなってウィンウィン。何事もモノは考えよう。16歳年下の先生に学びました。

(3)できて「当然」から、できたら「すごい!」へ。

支援級の子ども達を見ていると「普通」って何なんだろうとしみじみ思います。もちろん「普通」はとても大事で、社会で浮かずに生きていくための暗黙のルールみたいなものとも言えます。

「特別でなくていい。普通で十分」。親はそう思うものです。

でも「普通」の枠にはめられない子ども達は「普通」にできないのが当然。

例えば、じっと立っている。人の顔を見て話を聞く。小1なら、ちょっと頑張ればできることです。

でも、これが苦痛でたまらない子にとってはすごく難しい。止められない猛スピードの車を、どうにか自分で制御しようと必死に頑張っている状態だと思います。それができた時。

見た目には、ただ立っていられただけ。先生の顔が見られただけ。でも、その子にとっては、ものすごい努力の証。それはもう、ほめてほめて「偉いよ~!」って言ってやるべきことなんです。「普通」を頭に入れておくのは大切。でもその上で、親が自分の中の「普通」のハードルを少し下げることで、我が子の良い所がいっぱい見えてきます。

褒められれば、誰だって嬉しい。

次につながる褒め方は、きっとその子を伸ばしてくれると思います。

China

China (ちな)2児の母。

特別支援学級に通う次女、マイペースな長女と、すったもんだの日々を送っています。 娘ラブの夫は単身赴任中。エッセイを通して、発達障害って案外いいね!と思ってもらえたら嬉しいです。

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