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Column 気になる! 教育ニュース

料理は自立への第一歩 料理教室が大人気!【気になる!教育ニュース】

2020.03.31

大学入試改革、プログラミング、英語教育 。教育の世界が何やら騒がしい。このコーナーでは、最近気になった教育関連のニュースをピックアップして紹介します!

第10回 料理は自立への第一歩 料理教室が大人気!

教育 子ども 料理教室 ハナコママ

水泳、ピアノ、書道、サッカーetc。因みに私はピアノです。
これ、なーんだ?
正解は子どもの習い事。先日、何気なく見ていた新聞でこんな記事に興味を持ちました。
「親子で料理 共に成長」
料理教室の人気が高まっている、というのです。4歳位から通える教室が多いそう。

生きることは食べること。料理教室に子どもが通う最大のメリットは「食育」だそうです。自分で料理を作ることによって、自分が食べるものに対する興味や高い意識を持つことが期待できる。その上、料理の段取りを考える論理的思考力や、「お父さん、お母さんに作ってあげたいな」「こんな料理だと喜んでもらえるかな」という思いやりの気持ちも育つといわれます。人間性も含めた「生きる力」を育む、ということでしょうか。

以前、聞いたことのある竹下和男さんの講演を思い出しました。竹下さんは、校長をしていた香川県の小学校で「弁当の日」を始めた方です。献立作りから買い物、調理、箱詰め、片付け、すべての工程を子どもだけで行う。それが「弁当の日」。親は決して手を出さない。当初は反対意見が多かった。しかし、食材と、親に対する感謝の気持ちが子どもたちから共通の感想として発信されると、「弁当の日」の取り組みも全国的に広がり、現在ではその実践校は2000校を超えるのだそう!

竹下さんのお話の中で印象的だったのが「はなちゃんのみそ汁」のくだり。癌で余命5カ月の宣告を受けたお母さんが、5歳の娘に教えたのが料理。お味噌汁の作り方。母がいなくても、1人で生きて行く力をつけるには何が必要か。その答えが料理だったのです。

鰹節を削り出汁をとる。お母さんとの約束を守ってはなちゃんが丁寧に作り続けるみそ汁の先には、それを食べるお父さんがいます。そしてきっと、今はもういないお母さんも。子どもがきちんと生きていくために、親が教えるのはきちんと食べること。シンプルなメッセージにとても心が動きました。

包丁や火の扱いなど、小さな子どもに料理を教えるのは不安で、ちょっと面倒くさい。でも、子ども向けの調理器具や、年齢に合わせて調理方法を工夫すれば、パンやちらし寿司、お菓子類など、3~4歳程度の子どもでも様々なメニューに挑戦できるそう! 料理教室には「家でも料理を手伝うようになった」「食べ物に対する関心が出てきた」「嫌いな野菜を克服できた」などの声が寄せられるそうです。

おりもおり、コロナウイルスのせいで予期せぬ長い休みを過ごしている子どもたち。せっかくの機会。時間を見つけて、一緒に料理をするのはどうでしょう? 料理は他の習い事と違い、家で親子がともに楽しむことができる、という利点があるのです。

レンジ料理など、危険なく子どもの自炊につながる料理のレシピは、普段のご飯づくりにも大いに役立ちます。忙しいときや体調の悪いとき、子どもにお手伝いを頼めるかも?何より、料理をしながらの会話は楽しく、満足感、幸福感がアップするかもしれません。そうそう、子どもの料理を褒めることも忘れずに!

参照
https://startoo.co/topics/9684/
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/368301.html

中村 亮子

中村 亮子 (なかむら・りょうこ)ライター

1971年東京都出身。中央大学法学部法律学科卒。転勤族と結婚し、全国を転々と旅するような生活を送る中、偶然の出会いに導かれ、フリーライターの道へ。家族は夫と息子が二人。趣味はピアノ

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