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Column 気になる! 教育ニュース

コロナ休校で自宅学習、やる気にさせるコツは?【気になる!教育ニュース】

2020.06.11

大学入試改革、プログラミング、英語教育……。教育の世界がなにやら騒がしい。このコーナーでは、最近気になった教育関連のニュースをピックアップして紹介します。


第16回 コロナ休校で自宅学習、やる気にさせるコツは?

実感! 自宅学習の難しさ

私の住む東京都では、6月1日に再開されるまで学校の休校は実に3か月に及びました。ようやく、という感じですが、分散登校や時間差登校、午前授業など、自宅学習はまだ少し続く気配。俄然、重要性が増した自宅学習ですが、ゲーム、スマホ、漫画がなかなかの難敵。勉強は?!  勉強のイロハをこれから学んでいく小学校1年生には、特に難しいですよね。

自宅学習のための教材や授業動画は、現在巷に溢れています。うまく使えば理想的。でも、肝心要は子どもの意欲。やる気がなければ始まらない。双方向のオンライン授業であれば、教室と似た環境は整うかもしれませんが、実際の実施は少数の私立学校にとどまるようです。子どもが集中して自宅学習に取り組む良い方法はないでしょうか?

小学校低学年の集中力の持続時間は15分、中学生でも30分程度ともいわれます。それでも、できるだけ長い時間集中を維持するポイントとしてしばしば指摘されるのが、勉強する「動機」と、周辺の「環境」。この2つ、それぞれ、ちょっとしたコツがあるようなのです。

ポイントは「動機」そして「環境」

まずは「動機」。

好きなことをしていたら「えっ、もうこんな時間!」という経験、ありませんか? つまり、勉強大好き! であれば良いのですが、それはなかなか難しい。そこで「算数のテストで90点以上取る」とか「ここの学校に合格する」とか、目標を明確にすると、勉強に向う強い動機づけとなります。小学校低学年までなら「ここまで終わったらテレビを見よう」「15分やったらおやつにしよう」でも良いかも。

そして重要なのが「環境」。動機がもたらしたやる気を保つための工夫です。

スマホやゲームなど、集中を邪魔するものを排除! 意外ですが、勉強している教科とは別の教科の参考書が目に入るだけでも集中は途切れるのだそうです。

次に、集中が切れそうになったら場所を変えてみる。新鮮な刺激が与えられ、脳が再活性!  十分な睡眠や適度な運動も、集中力維持に非常に役立つそうですよ。 さらに、時間を管理。30分ごとに勉強する科目を変えたり、同じ科目でも作業を変えるとメリハリがつきます。25分勉強したら5分休む。これを3~4セット繰り返すポモドーロ・テクニックという時間管理はお勧め!

何より子どもたちに安心できる居場所を

私の周囲では「オンライン授業も時間が短い」「勉強せずにスマホとゲームばかり」というママたちの嘆き(怒り?)がたくさん。でも、「勉強しなさい!」「集中しなさい!」という親からの声かけは子どもに反発心を与えるだけ。逆効果だそうです。

最低限、学校の宿題をしていたら「おっ、宿題、始めたね」「何の勉強してるの?」と子どもを褒めつつ、している内容に興味を示すことがポイント。

小学校低学年くらいまでは、マンガであれ、ゲームであれ「好きなことに夢中になる」ことこそ大切。やり切る時間が将来の集中力につながる、という専門家の意見はちょっと心強い。 学校から郵送される宿題に、先生から直筆の一言が入っているだけで子どもの精神状態が安定し、活気が出た、という新聞記事が心に残りました。子どもの意欲を育てるには、教材や方法論だけでなく、信頼できる人とのつながりを感じることが必要不可欠なのかも。外出もままならない特殊な環境下で頑張った子どもたちです。親ができることは、何より安心できる居場所を作ることかもしれません。

参照
https://news.yahoo.co.jp/articles/62325a0e0983b3c2eb8086c75196452d17e9c7ffhttps://ure.pia.co.jp/articles/-/717669

中村 亮子

中村 亮子 (なかむら・りょうこ)ライター

1971年東京都出身。中央大学法学部法律学科卒。転勤族と結婚し、全国を転々と旅するような生活を送る中、偶然の出会いに導かれ、フリーライターの道へ。家族は夫と息子が二人。趣味はピアノ

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