子育てママのお悩み解決メディア
第1回:100カ国を旅して、南の島の校長先生になりました。

連載:世界でいちばん幸せな国フィジーの最「軽」量育児 第1回:100カ国を旅して、南の島の校長先生になりました。

世界一幸福な国と言われるフィジーに暮らして15年目。本連載では、「子育て」という部分にクローズアップしながらも、あますことなくフィジーの魅力や、幸せの秘訣もお伝えしていきます。


はじめまして。世界100カ国を旅し、常夏の楽園に移住して15年目になる永崎裕麻(二児の父:息子6歳、娘2歳)と言います。その南国の楽園の名前は「フィジー共和国」です。フィジーにて英語学校の校長をしながら、家族4人(妻は日本人)で暮らしています。

「ふぃじー? 聞いたことはあるけれど、どこにあるかもどんな人たちが住んでいるのかもわからない」という方がほとんどでしょう。

日本から7,000km離れた南の島国、フィジー。実はこの国「世界幸福度調査」(ギャラップ・インターナショナルとWINによる共同調査)において、何度も世界一に輝いており、最近は「世界でいちばん幸せな国」として注目を浴びています。

ある時、私もフィジー人と出会い、彼らが「世界でもっとも幸せを感じている民族」であることを知りました。そして共に暮らすことでフィジー人は、日本人の私たちからすれば一見、非常識だけれど、幸せになるための習慣を持っていることも知りました。

本連載では、「子育て」という部分にクローズアップしながらも、あますことなく幸せの秘訣もお伝えしていけたらと考えています。

フィジーってどんな国?

フィジーは南太平洋の上(オーストラリアの東、ニュージーランドの北)に浮かぶ島国です。日本からの直行便で約9時間で到着します(現在はコロナ禍で直行便は休止中)。約330の島から成り立っていて、国土の総面積は日本の四国ほど。最大の島はビチレブ島といい、首都・スバは島の東部に位置しています。ただ、国際空港は西部のナンディという第3の町にあります。なぜなら、東部は雨が多く観光立国のフィジーはリゾート・ホテルをナンディにかためているためです。私もナンディに住んでいます。

気候は南国リゾートのイメージどおり、常夏です。一年中泳げます。日中平均気温は28〜32度、月平均気温は23〜28度と過ごしやすいですね。乾季は5〜11月(旅のベストシーズンは6〜9月)、雨季は12〜4月。雨季はサイクロンが襲ってくることもあります。

時差について。日本よりも3時間早く進んでいます。日本が正午のとき、フィジーは午後3時です。「日出ずる国」という美称をもつ日本よりも時が早い国は世界に数えるほどしかありませんが、フィジーはそのうちの1つです。

人口は約90万人ほどなので、佐賀県と同じくらい。

民族構成はフィジー系が約6割、インド系が約4割です。なぜインド系がそんなにいるのか? それはイギリスの植民地政策が関わっています。1874年、イギリスは植民地下のフィジーでサトウキビをフィジー人につくらせようとしましたが、のんびり屋のフィジー人は怠けてばかり。その対策として、同じくイギリスの植民地だったインドから労働者を大量に連れてきたのがキッカケです。

宗教について。フィジー系のほとんどはキリスト教徒。インド系はヒンズー教徒が多く、一部がイスラム教徒。言葉ですが、フィジー系はフィジー語、インド系はヒンズー語が母国語です。公用語は英語であり、国民のほとんどが流暢に話します。そのせいもあって、日本から英語を学ぶためにフィジーを訪れる人たちが増えてきています。私が校長を務める英語学校(カラーズ)も日本からの留学生(親子留学も含む)を受け入れています。

フィジーの基幹産業は観光業です。

ツーリストの約7割はオーストラリアとニュージーランドから。日本人にとってのハワイが、オーストラリア人やニュージーランド人にとってのフィジー。

フィジーに移住した理由

フィジー移住のキッカケは「脱サラ世界一周」でした。サラリーマン3年目のある日、「世界でもっとも住みやすい都市ランキング」(英誌エコノミスト)というデータを見て「もしかしたら日本以外にもっと自分にフィットする国があるかもしれない」という考えがふと頭に浮かびました。

そして、その年の末に会社を退職し、移住先を探す「世界一周の旅」に出発。

2年間で約80カ国を周遊。いろんな出会いがある中、フィジー人たちに魅せられてしまいました。旅が終わりを迎えたとき、「今まで出会ってきた人たちの中で、フィジー人ほど幸せそうに生きている人たちはいなかったのではないだろうか」「そんな幸せな人たちと一緒に暮らしてみたら、私の価値観なんて丸ごとひっくり返るような経験ができるのではないだろうか」そんなことを感じ、移住先をフィジーに決定。

惚れたフィジーの魅力を一冊の本にまとめたのが、『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』(いろは出版)です。

本連載ではその「育児版」ともいえる内容を書き綴っていきたいと思いますので何卒よろしくお願いいたします。

息子が1歳半のときの写真。フィジー人の子どもたちがすぐに寄ってきて遊んでくれ
ます。

親の願いの多くは「子どもに幸せになってもらいたい」です。その願いを世界でいちばん叶えている国はフィジーなのかもしれません。

永崎裕麻

永崎裕麻ライター

大阪府生まれ。神戸大学経営学部卒業。二児の父。ライフスタイルをアップデートする英語学校カラーズ校長(https://colors-fiji.jp/)。南の島のゆるい空気感を日本社会に届けるべく「南国ライフスタイルLABO」(https://peatix.com/group/7241168)というコミュニティーを運営。内閣府国際交流事業「世界青年の船2017」日本ナショナル・リーダー。2019年からはフィジー・デンマーク・日本の世界3拠点生活(トリプル・ライフ)を開始(現在はコロナで休止中)。100ヵ国を旅した経験を生かし、講演家やライターとしてフィジーから発信活動を続けている。著書:『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』(いろは出版)。amazon.co.jp/dp/4902097982

永崎裕麻さんの記事一覧 →