連載:世界でいちばん幸せな国フィジーの最「軽」量育児 第11回 孫の未来を選べばいい
今日は気候危機についての話をさせてください。
フィジーのような小さな島嶼国にとって、気候変動の問題は死活問題です。では、日本にとっては他人事なのかというとまったくそんなことはありません。むしろ、フィジーよりも深刻だとも言えるのです。
「世界気候リスク指数(global climate risk index 2020)」(183カ国が対象 / NGOジャーマンウォッチ)によると、台風や洪水などの気象災害の影響をランク付けした結果、なんと日本が1位でした。フィジーは10位。
1位 日本
2位 フィリピン
3位 ドイツ
4位 マダガスカル
5位 インド
6位 スリランカ
7位 ケニア
8位 ルワンダ
9位 カナダ
10位 フィジー
※このデータは気候リスクインデックス(CRI)が指標になっており、CRIは気象災害による「死者数」「人口10万人当たりの死者数」「経済的損失」「経済的損失の国内総生産(GDP)に占める割合」から算出されています。
気候危機は遠い世界の話ではなく、むしろ日本の話だといっても過言ではありません。
気候危機に対する世界的な対策会議であるCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が現在イギリスで開催中です。気候変動は地球にとって最大の争点。今回のCOP26でフィジー首相が発した言葉が印象的だったので、紹介します。
“炭素中毒連合国たち(日本を含めたCO2排出国)に「気候危機の緊急性」を語らせるのは難しい。彼らは誓約はするが、計画は示しません。
クリーンな石炭、責任ある天然ガス、エシカルなオイル…。どんなに呼び方を工夫したとしても、炭素は気候を破壊しています。
炭素中毒国のリーダーたちは宥和策を模索していると言いますが、私たちの子供の未来を破壊しながら、ただただ席にじっと座っているだけです。
足りないのは行動する勇気です。株主や企業の利益よりも、私たちの孫の未来を大事にする勇気が必要です。
産業革命が始まったここイギリスから、青い革命を起こしていきましょう”
今回の衆院選でも気候危機が大きな争点になることはなく、日本が世界の感覚からズレていっているように感じます。
2年前、当時18歳のカナダのエマリムさんが立ち上げた「#NoFutureNoChildren」。地球環境を大人たちが守ってくれないから、私は子どもを産まないと宣言。「自分の子どもを守ってあげられる確証がないなら、私は家族を持つ夢を諦める」と。多くの子どもたちが共感し、賛同しています。
ある調査によれば、個人がもっとも効果的に二酸化炭素の排出量を減らす方法は、子どもを作らないことだと……。その次に効果的なのが、車を売ること、ベジタリアンになること。
我が家には子どもが2人います。つまり、CO2を平均以上に出してるって見方もできます。
地球にできる最大の貢献が子どもを作らないこと。
そんな悲しい現実をひっくり返すべく、フィジーの首相は熱弁しています。フィジーを通じて、気候危機に少しでも関心をもってくれる人を増やしていけたらと思います。
<参加者募集『ふたり会議 〜対話でリセットしよう〜』>
「ふたり会議」とは、1 on 1のオンライン・セッションです。
90分間、僕とマンツーマンで育児や幸せなど、ご希望のテーマについて一緒に掘り下げていきます。人生戦略会議として使っていただいてもいいですし、コーチングや悩み相談、自己分析、ただの雑談でもOKです。
2014年11月26日、僕はコーチとの「ふたり会議」を始めました。
いま思えば、あれが人生のターニングポイントでした。
『人生、このままでいいのか?』
ふとしたときによぎる疑問。
でも、ひとり会議は難しい。
人は弱くて、サボるから。
立ち止まって考えるには「伴走者」が必要だと知っていた。
でも、それすらもサボっていた。
重い腰を上げてコーチを探した。
そして、僕の人生は停滞を脱出した。
そんな体験を味わってもらうべく、「ふたり会議」をはじめます。
この15年間、人生のターニングポイントにある留学生たちと対話し続けてきました。
『思考整理人』として、皆さんにとってのレバレッジポイントやボトルネックを探求し、人生の一番ピンを発見していきます。
きっかけになることは必ず「ヘンなこと」です。
今回の企画がそうであることを願って…。
Restart Your Life !
↓「ふたり会議」へのお申し込みはこちらから。ぜひのぞいてみてください☆
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