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第12回 「ゆとり」があるからつながる社会

連載:世界でいちばん幸せな国フィジーの最「軽」量育児 第12回 「ゆとり」があるからつながる社会

 

フィジー人は「世界一フレンドリーな国民」とも言われています。
フレンドリーとみるか、馴れ馴れしいとみるか、その感じ方は人それぞれですが、彼らは距離感を詰めるスピードはとにかくすごいのです。

まだ僕が独身だった頃、フィジーのスーパーでレジへ精算にいくとレジ係のお姉さんが話しかけてきました。

「どこから来たの?」「日本です」「結婚してるの?」

初対面のレジのお姉さんが二言目に「結婚してるの?」と質問してくるのは驚きです。戸惑いながらも会話を続けます。

「まだです」「いくつなの?」「31歳です」「31歳で独身? かわいそうに……。だれか紹介しようか? 私は結婚してるから無理だよ(笑)」

初対面の人に「かわいそうに」と言われます。他人のプライバシーに躊躇なく土足で踏みこんできます。

スローな会計を済ませて外に出ると、今度は赤ん坊を胸に抱いた50代くらいのフィジー人のおばさんと目が合いました。その瞬間です。

「この子、私の孫よ。めっちゃかわいいでしょ」

突然おばさんが話しかけてきました。「そうで……」と私が相槌を打つ前に、今度はおばさんと一緒にいた親戚らしき女性3人が同時多発的に話しかけてきます。

おばちゃんA「目がパッチリでしょ」

おばちゃんB「お父ちゃんには、なぜか似てないのよね」

おばちゃんC「抱いてみる?」

初対面でも十年来の友人かのように、第一声からトップギアでからんでくるのがフィジー人です。

僕たち夫婦も子供を連れてマーケットに買い物に行けば、いろんな人たちが話しかけてきてくれます。赤ちゃんを連れてレストランに行けば、ウェイトレスたちが赤ちゃんのお世話を楽しそうにしてくれるので、夫婦ふたりでじっくりとした時間を過ごすことができます。

南国フィジー。普段はイメージどおりスローなリズムが流れ、ゆったりしています。しかし、人との距離感を詰めるスピードだけは光速なのです。人によっては「馴れ馴れしすぎる」と避けたくなるかもしれませんが、関西人の僕ら夫婦にとっては居心地が良かったりします。

世界一周の旅をしていた時、地球上には2種類の国民がいると感じていました。1つは、「旅人に無関心な国の人たち」。もう1つは、「旅人に金目当てで話しかけてくる人たち」。フィジー人はそのどちらでもなく、「旅人に目的なく話しかけてくる人たち」でした。

今日もフィジー人たちはいろんな場所で旅人たちに損得勘定なく、フレンドリーに話しかけ、笑顔の花をたくさん咲かせていることでしょう。

【参加者募集『ふたり会議 〜対話でリセットしよう〜』】

「ふたり会議」とは、1 on 1のオンライン・セッションです。
90分間、僕とマンツーマンで育児や幸せなど、ご希望のテーマについて一緒に掘り下げていきます。人生戦略会議として使っていただいてもいいですし、コーチングや悩み相談、自己分析、ただの雑談でもOKです。

2014年11月26日、僕はコーチとの「ふたり会議」を始めました。
いま思えば、あれが人生のターニングポイントでした。

『人生、このままでいいのか?』

ふとしたときによぎる疑問。
でも、ひとり会議は難しい。
人は弱くて、サボるから。

立ち止まって考えるには「伴走者」が必要だと知っていた。
でも、それすらもサボっていた。
重い腰を上げてコーチを探した。
そして、僕の人生は停滞を脱出した。

そんな体験を味わってもらうべく、「ふたり会議」をはじめます。
この15年間、人生のターニングポイントにある留学生たちと対話し続けてきました。
『思考整理人』として、皆さんにとってのレバレッジポイントやボトルネックを探求し、人生の一番ピンを発見していきます。

きっかけになることは必ず「ヘンなこと」です。
今回の企画がそうであることを願って…。
Restart Your Life !

↓「ふたり会議」へのお申し込みはこちらから。是非のぞいてみてください☆

https://peatix.com/event/3066186/

永崎裕麻

永崎裕麻ライター

大阪府生まれ。神戸大学経営学部卒業。二児の父。ライフスタイルをアップデートする英語学校カラーズ校長(https://colors-fiji.jp/)。南の島のゆるい空気感を日本社会に届けるべく「南国ライフスタイルLABO」(https://peatix.com/group/7241168)というコミュニティーを運営。内閣府国際交流事業「世界青年の船2017」日本ナショナル・リーダー。2019年からはフィジー・デンマーク・日本の世界3拠点生活(トリプル・ライフ)を開始(現在はコロナで休止中)。100ヵ国を旅した経験を生かし、講演家やライターとしてフィジーから発信活動を続けている。著書:『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』(いろは出版)。amazon.co.jp/dp/4902097982

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