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特別などこかより、おばあちゃんの家がいい。わが子たちの”楽しい”は身近にあるということ
2020.11.10 by Asaco Asaco

連載:4回目の育児 - fourth time around 特別などこかより、おばあちゃんの家がいい。わが子たちの”楽しい”は身近にあるということ

GoToキャンペーンも始まって、少しづつお出かけを楽しむ機会が増えてきた今日この頃。「さて、週末はかぞくでどこにお出かけしようか」なんて考えるだけでもワクワクと楽しいものです。が、残念ながら最近、そんなわたしのお出かけ欲があっけなく打ち砕かれる虚しい事態が多発しております。

決まって休日前日の夜に「ねぇ、明日ってなんか予定あるの~?」と子どもたちに聞かれるわけですが、「○○に行こうと思ってるよ」な~んて告げたものなら最後。あからさまに怪訝な顔をされて、「えーー、ばぁちゃまのおうちに行きたかったー」と、決まり文句を一言。それがディズニーランド級の、子どもたちお出かけランキング不動の一位クラスの予定であれば、「やったー!」と大喜びでついてくるのですが、聞いたことない場所、かぞく以外に同行者がいないことには非常に食い付きが悪く「だったら、ばぁちゃまのおうち」。この返事一択なのです。

がらーんと片付いた夫の実家。2018年の春、お義母さんにとっての新生活がスタートしました。

ばぁちゃま、というのは夫のお母さんのこと。長いことおとなりの埼玉県に住んでいたのですが、お義父さんが亡くなったのをきっかけにお義母さんみずからの希望で都内に移り住むことになり、なんならわが家から徒歩数分の場所を選んで越してきてくれたのが数年前。

わたしの実家は静岡県浜松市にあるので、当時から仕事やらなにやらで子どもたちを預けたいときはお義母さんを頼ってばかりで、わざわざ都内のわが家まで出張育児してくれることもあれば、逆に義母の家まで子どもたちを連れて行くこともあったり。いま考えるとお互いの家の行き来だけでも一苦労で、それでも首都高を飛ばせば小一時間で辿り着く場所に家があることに感謝しかなかったのが、まさかの、徒歩圏内にお義母さんが暮らす日がやってくるだなんて!

ちなみに、お義母さんが都内に引っ越しをして数ヶ月後、4人目妊娠が発覚したのでした。今思うとすごいタイミング!

圧倒的に会う頻度が増えて、なんなら引っ越し当初はちいさかったわが子たちも今じゃ自分たちで勝手にばぁちゃまの家に押しかけちゃうもんだから、おそらくわたしが把握している以上にお邪魔しているはず…。たまに「○○ちゃんも、連れて行った~」なんて聞くこともあって、放課後の溜まり場と化している説さえあります(笑)。「いいわよ~」とイヤな顔ひとつせず、いつも快く子どもたちを受け入れてくれる器の大きさになんだかんだわたしも甘えてばかり。そして「なんとなく出かけるなら、ばぁちゃまの家がいい」、そんな子どもたちの気持ちも分からなくはないのです。

わたし自身も、幼少期はとにかくおばあちゃんの家によく行っている子でした。それこそ、母方のおばあちゃんはとっても近所に住んでいて、なんなら母はそこで仕事をしていたので、遊びに行くというよりかは「学校から母の仕事場へ直行して、母と一緒に自宅へ帰る」。祖母の家は生活の一部のような場所でした。でも、母は仕事をしているので、わたしはおばあちゃんの家でなにをするかといえば、ただただのんびり過ごすだけ(笑)。好きなテレビアニメを心置きなく観れることだったり、甘いものに目がないおばあちゃんがわたしにもたくさんおやつを与えてくれることだったり、とにかく居心地が良くってだいすきな場所でした。

なにより、はなし好きだったおばあちゃんが、よく私にいろんな話をしてくれたこともうれしくて。他愛もない会話なのだけど、自分の両親と話すのとはまたちがった不思議なあったかさがあって、私もおばあちゃんにだけは話せることがあったりして。子どもながらに、おばあちゃんは心の拠り所みたいなとくべつな存在だって、ちゃんと認識があったなぁ~ってなつかしく思い出します。

きっとわが子たちにとってもばぁちゃまがそんな存在なんだろうなぁと思うのは、お義母さんから聞く話の数々が私は初耳なことが多いからで、なんとなく自分の幼少期と重なるのでした。

4人目かぜおくんが誕生した日。これは陣痛の合間に、次女すいちゃんとお義母さんと3人で近所の公園を散歩したときの光景。この3時間後くらいに無事出産しました。

ちなみに、まだちいさなかぜおくんをとくに意味もなく預けるのは躊躇していたわたしですが、いつしか本人が、姉兄がばぁちゃまの家に行くのを察するようになり、「かぜも、ばぁちゃまのおうち行く~」と駄々をこねるようになりまして…。お義母さんも「もう2歳だし全然大丈夫よ~」なんて言ってくれるもんだから、こないだの休日は気付いたら夫婦二人きりになるという謎の事態発生。そして、そうなったらそうなったで二人でなにしたらいいんだか分からないもので(笑)、とりあえずお昼にタイ料理を食べて、そのまま下北沢をブラブラとあてもなくデートしたのでした。とはいえ、突然の自由時間、ものすごく気分転換になりました。本当にありがとう。

一気に陣痛が進んでしまったため、わたしと夫は先に助産院へ。あの日、お義母さんに上3人をお願いできたのも心強かったなぁ。

気合い入れてお出かけすることがかぞくみんなの楽しい休日だと信じて疑わなかったけれど、実は子どもたちにとっての「特別」って、もっと身近にあるのだよなぁとあらためて。そして、それがばぁちゃまと過ごす時間なのだとしたら、そんな微笑ましいことはない。おばあちゃんでさえも、なにげなく会えるのは当たり前ではない時代だからこそ、子どもたちのリクエストにもできるだけ応えてあげたいなぁと思うのでした。もちろん、お義母さんの無理のないところで…(汗)

夫は男3人兄弟。いまだにめっちゃ仲良しで、お義母さんのお誕生日も毎年みんなでお祝いします。

あーーしかし、こんな記事書いたら、正月以来会えていないわたしの両親がうらやましがるに違いなく…。いつ帰れるんだろう、浜松の実家。もちろんわが子たち、そちらのおじいちゃんおばあちゃんにもめちゃくちゃ会いたがっております!

Asaco

Asacoモデル

モデル・4児の母。1978年静岡県浜松市生まれ。2018年5月に4人目を出産し現在、2男2女のママ(12歳、10歳、6歳、2歳)。モデルとして、ファッション&ママ雑誌や家族でCMに出演。夫婦でケータリング業「マフィオ」を展開、最近はキャンプ好きが高じてママキャンパーとしても活動。さらに、母目線でこどもにまつわるコラムを執筆したりと、子育てをしながら多方面で活躍中。instagram.com/hiratoko_asaco

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