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夫婦で初のお節づくりに挑戦しつつ、帰省しないお正月に想うこと

連載:4回目の育児 - fourth time around 夫婦で初のお節づくりに挑戦しつつ、帰省しないお正月に想うこと

あけましておめでとうございます。ドタバタと過ぎ去った2020年から新しい幕開け、今年はどんな一年になるのでしょうか。

まだまだ落ち着かない毎日ですが、今年もこの場所でマイペースにわが家のドタバタを綴ってゆけたらと思います。2021年もお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

さてコロナ禍で迎えた年末年始、例年であれば、わたしの実家のある浜松に帰省して、ここぞとばかりに地元を堪能するのですが、今年はそうも行かずに東京でのんびりと新年を迎えることに。

「だったら!」と、思いついたのがお節づくり。いつもは当たり前のように実家にあるものを頂いていますが、今年は東京でお正月を過ごすのだから、自作する良い機会かも、と思ったのです。

となれば、まずは重箱探し。わたくし、とりあえずなんでも形から入ります(笑)。とはいえ、いざ探そうと思うとなかなかコレといったものがなく、やっぱり出会いは突然でした。まったく別の買い物のために訪れたお店で、一目惚れしたのがこちら。

明治38年に福井県鯖江市にて創業した「松屋漆器店」の重箱。外側はシンプルな木目調なのに、内側にはあざやかな漆が施されて、ハレの日はもちろん普段使いもできそうなバランス感が購入の決め手でした。

ちなみに、意気揚々とこの重箱を持ち帰ると「え! もしかしてお節にチャレンジするの?!」と俄然盛り上がりを見せていたのがわが夫。学生時代、割烹おでん屋さんでバイト経験があるゆえに、思わず和食の血が騒いだのでしょうか(笑)。そんな流れで、自然と夫婦ふたりでのお節作りが始まったのでした。

とは言え、浜松出身のわたしと草加育ちの夫、お節の定番に結構ちがいがあって、いきなりメニュー決めで難航…。たしかに、夫の実家では甘い系のお節ってあまり出てこなかったんですよね。

それに対して、わたしの実家では伊達巻、黒豆、栗きんとんは定番中の定番だったので、こちら3種と普段から好きでよく作っている田作りをわたしが担当することにしました。

夫は、ローストビーフ、鰤の味噌漬け、有頭エビのオーブン焼き、なます、かずのこ、さやいんげんの胡麻和え、お赤飯など。(あれ、挙げてみると夫の方が品数多いな、、、汗。)ふたりで手分けして出来上がった、初めてのお節がこちらです。

お正月らしく真っ白なクロスを敷いてテーブルコーディネートも楽しみました。一応それらしくなったかな?!

実際作ってみて初めて知ることが多々あって、たとえば伊達巻にはんぺんと魚のすり身が入っていること、黒豆は下拵えが長いけれど味付けはシンプルにお砂糖の甘味だったこと、きんとんは栗が原材料だと思いきやさつまいもだったこと、などなど、手を動かしながらとにかくおどろきばかりでした。

すなわち、お節は基本「素材の味を活かす」。和食の奥深さをしみじみと感じて、これから毎年自作して、すこしずつわが家の味として定着させてゆきたいと思いました。それがいつか、子どもたちが毎年お正月に食べてホッとする家庭の味になるといいな。夫婦ふたりでのお節作り、やっとスタートラインに立った2021年の始まりです。

と、まぁ、東京で過ごすからこその良き点もありましたが、帰省できないゆえにいつも以上に忙しかったのも事実。

実家に帰れば、大抵おじいちゃんおばあちゃんが子どもたちの相手をしてくれるので、わたしはそのあいだ束の間のしずかな時間を堪能できるのですが、今年はわが子4人と四六時中一緒で、冗談抜きで5分おきくらいに誰かが泣いて叫んで…。 マジでノイローゼになるかと思いました!

あるとき中1の長女に「ママ、この冬休みずっと『あーうるさ』って言ってるよね」って苦笑しながら言われてハッとしたけれど、たしかに知らず知らずのうちに口癖になっていたかも(涙)。

そんな話を友人夫婦にしたら、笑い話のつもりだったのに翌日本当に上3人を預かってくれて、なんなら夕飯まで食べさせてくれていて涙が出そうになりました。ひさしぶりに夫と2歳の息子と3人で過ごしたら、一日の終わりに「今日はわたし、1回も『うるさい』って言ってない!」って気づいて思わず感動しちゃったほど。

そしたら、上3人もさらっと「今日は1回もケンカしてないね~」なんて言うからびっくり! そうできるなら、家でも極力言い争いしないでくれ~~! 

まだまだコロナ終息が見えない中、実は毎日わが子と家の中にこもって、同じようにきもちの逃げ場を失って参っているパパママたちも多いのではないでしょうか。

いつも当たり前のように頼れていた人に頼ることができない、そんなご時世だからこそ、わたし自身も今回友人のあったかいきもちにすごく心救われました。誰かに甘えるって、普段はなんとなく申し訳なさを感じてしまうけれど、もしかしたら今は、ツライときはツライって周りに言える勇気を持つことも大切なのかもしれません。

2021年、まだまだ踏ん張りどきですが、どうかその間もずっと、おたがいの思いやりや優しさが通い合う世の中でありますように。

わたしも支え合いの輪の中で自分にできることを見つけながら、この一年元気に駆け抜けたいと思います。

Asaco

Asacoモデル

モデル・4児の母。1978年静岡県浜松市生まれ。2018年5月に4人目を出産し現在、2男2女のママ(12歳、10歳、6歳、2歳)。モデルとして、ファッション&ママ雑誌や家族でCMに出演。夫婦でケータリング業「マフィオ」を展開、最近はキャンプ好きが高じてママキャンパーとしても活動。さらに、母目線でこどもにまつわるコラムを執筆したりと、子育てをしながら多方面で活躍中。instagram.com/hiratoko_asaco

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