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「区から配布されたipadでYouTubeばかり見るようになって……」そんなパパママに今シェアしたいこと

連載:4回目の育児 - fourth time around 「区から配布されたipadでYouTubeばかり見るようになって……」そんなパパママに今シェアしたいこと

「ちょっとー! ipad忘れてるよー!」

学校へ向かう子どもたちに、こんなふうに声をかける日がやって来るなんて……。

わが家には今、iPadが3台。
世田谷区より配布されて、公立小中学校に通う上3人が一人一台使っています。思えばコロナ禍で学校とのつながりが突然プツッと途絶えた去年の今ごろ、まさか1年後に一人一台が実現するだなんて思ってもいなかったワケで。世田谷区教育委員会の迅速な対応には頭が下がるばかりです。

ただ、最近まわりから聞こえてくる声というのが

・学校でどう活用されているのかよく分からない

・子どもが家でYouTubeばかり見るようになってしまった

などなど。かくいうわたしも、わが子たちがテレビやゲーム、YouTubeに依存することを恐れて、いままで敢えてそれらを持たない選択をしてきた身。なので、今後の教育を見据えてICT推進への理解は深めているものの、まったく戸惑いがないわけではありません。実際「いつまでiPad使ってるのー!」と声を荒げてしまうことも多々あり、これからタブレットとどう共存していくのか、絶賛試行錯誤中というところです。

そんなわたしの心の声が聞こえてしまったのでしょうか(笑)。先日、世田谷区教育委員会主催のオンラインセミナーが開催されました。題して

「配布された1人1台のタブレットでこれからの学びはどう変わるの?」

コロナ前の教育に無関心だった頃のわたしなら、そんな案内がきても「へぇ~」と大スルーしていたのかもしれません。ですが! コロナ禍での学校休校をきっかけに、ご縁あって「世田谷公教育ICTを考える会」に携わるようになった今、このセミナーの凄さを実感せずにはいられませんでした。なぜなら、登壇されるメンツが豪華すぎる!

ICTの活動を通じて去年初めてお会いして、その気さくなお人柄に感激した教育長の渡部さん。そしてわたしが(まさかの)世田谷区教育推進会議でお話しする機会をいただいた際、オンライン上でご一緒した東京学芸大学附属小金井小学校教諭の鈴木先生。(あのときの鈴木先生のおはなしが、わたし自身のICTの捉え方を変えてくださったと言っても過言ではない!)それから、ICTを語る場面でとにかくお名前を欠くことがない国際大学GLOCOM准教授の豊福先生。(お名前ばかり聞きすぎて、会ったこともないのに勝手に親近感しかなかったです)

そんな御三方がトークセッションするということで、楽しみに当日を迎えたのでした。

さて、実際に視聴してみると想像以上にたくさんの学びがあり、ここですべてをシェアしきれないのですが、実生活に一番近いところで心に残ったのが鈴木先生の「うちの子、YouTubeばかり見ている!」のおはなしでした。

たとえば……。

わが子がアイドルの動画ばかり見ている。そのうち、アイドルのダンスを完コピし出す。それはアイドルのコミュニティーに入りたい、誰かと好きなことを分かち合いたい、ということかもしれない。つまり今、その子には自分が属するコミュニティーがないのかもしれない。

たとえば……。

わが子がスポーツの動画ばかり見ている。そして日に日にやたらとサッカーに詳しくなる。それはサッカーがしたいという意思表示なのかもしれない。つまり今、受験に向けた塾通いで思うようにサッカーができず、心身のバランスを崩しているのかもしれない。

たとえば……。

わが子がお笑いの動画ばかり見ている。いつも面白いお笑い芸人の話ばかりしている。それは、周りの人を笑わせたいと思うからなのかもしれない。つまり今、その子には笑う場所、笑い合える友達がいないのかもしれない。それがYouTubeの視聴につながっているのかもしれない。

「なんとかしなくちゃいけないのはYouTubeを見ていることよりも、その根っこの部分なんです」

そうズバっと言われて、激しく納得したのは言うまでもなく……。なんなら、わたしなんてわが子たちがipadを使ってどんなことをしているのかさえちゃんと把握していなくて、猛省。まずは鈴木先生のアドバイス通り、子どもたちの隣でいっしょにYouTubeを見てみることから始めようと思います。

それにしても、わが子たちが8年間も公教育にお世話になっているのにも関わらず、今まで一度も身近に感じることがなかった教育委員会と、このコロナ禍をきっかけにグッと距離が近くなったのは本当にうれしいこと。ともに手を取り合って子どもたちの教育をより良く変えていこうとする姿勢には、ただただ共感しかないです。そして、子育てしやすいと思えることが、その地域への愛着につながるんだなぁと実感する日々。なんとなく住み始めた世田谷が、いつしかわたしたち家族にとってのかけがえのない場所になって、いい意味で他所に拠点を移そうと思えなくなりました。

さて、あと一つ個人的ハイライトを挙げるとすると、セミナー内で豊福先生がおっしゃっていた「今の世田谷区教育委員会は野心的」、その言葉に教育長が大きく頷くシーンです。野心的ってなかなか公教育を語る言葉としては出てこないと思うので、すごくいいなって思いました。

ちなみに、この配信はアーカイブで視聴が可能です。世田谷区の方も区外の方も、どなたでもぜひ!

世田谷区オンラインセミナー> (◀︎こちらをクリックしていただくと動画に飛べます)

そして「違うと思ったらいつでも方向転換したい」という教育長渡部さんの想いとともに、このセミナーはさまざまな声の集約の場として今後もつづいてゆくそうです。わたしも一保護者として、前のめりぎみにこの活動の経過を見守りつづけたいと思います。

Asaco

Asacoモデル

モデル・4児の母。1978年静岡県浜松市生まれ。2018年5月に4人目を出産し現在、2男2女のママ(12歳、10歳、6歳、2歳)。モデルとして、ファッション&ママ雑誌や家族でCMに出演。夫婦でケータリング業「マフィオ」を展開、最近はキャンプ好きが高じてママキャンパーとしても活動。さらに、母目線でこどもにまつわるコラムを執筆したりと、子育てをしながら多方面で活躍中。instagram.com/hiratoko_asaco

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