働くママのウェブマガジン

Column 4回目の育児 -fourth time around-

些細な悩みを共有できる存在。ママ友のススメ【asacoの「4回目の育児 -fourth time around-」】

2019.03.05

この連載は……
モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとしても活躍中の asacoさんの連載。実は5月に4人目のお子さんを出産したばかりのasacoさん。4人目育児ってどんな感じ? 家族の関係は変化した? 家事やお仕事は? などなど、にぎやかな家族の日常を綴ります。


vol.14 ママ友のススメ

暖かな日差しに春の訪れを感じることが増えた今日この頃。いよいよ4月に我が子の入園入学を控えて、未知なる新生活に期待と不安で胸がいっぱいのパパママも多いのではないでしょうか。

思い返すこと10年前。私もまさにそのうちの一人で、長女が1歳の時 初めて保育園に入園が決まったものの、嬉しい反面ドキドキと不安ばかりが募っていたのを思い出します。

気がかりな要素は多々ありましたが、私的にダントツ懸念されたことは親同士のお付き合い。当時まだ身近なところでは出産を経験した友達が全くいなくて、要はママ友ゼロだった私。そもそも、今までは自分と同じ学校だったり、似たような趣味を持ち合わせていたり、何かしら共感しあえるポイントがあってこそ”友達”という関係が成り立っていたのが、「子供がいる」って共通項だけで、お互い「母である」って事だけで、果たして友達になることができるのか?!それがどうにも理解できず、加えて私自身が極度の人見知りだということも、不安要素をより一層大きくしていたのでした。

となれば、解決策はただ一つ。なるべく周りと関わりを持たないことだ!と考えて、我が子の送迎時はなるべくササッと、園での滞在時間をできる限り短くするよう心がけていました。園内で親御さんに会ったとしても必要最小限の挨拶のみ、とにかく心を無にして…と、当時の私はまるでお地蔵さんのようだったに違いありません。

そんな私に、ある日事件が起こります。いつも同じ時間帯にお迎えに来ているママさんと、その日もたまたまタイミングが重なり、「こんばんは〜」と挨拶を交わして。さて、私はささっと帰るぞーと意気込んでいたら、なんと、帰りの支度の最中にそのママが私に話しかけてきたのです!な、なにぃー?!お地蔵さんフェイスの私に話しかけてくるとは!ツワモノが出現した!と内心ドキドキ…もちろんそんな自分を悟られないよう平静を装っていましたが、なんだか話しの流れで家が近所だということが発覚すると、何を血迷ったのか、自ら「一緒に帰りましょう」と誘ってしまったのです。

当時、園から家まで基本徒歩で、娘をベビーカーに乗せて送り迎えをしていた私。ざっと15〜20分くらいかかるその道のりを、同じ保育園に子供を通わせているって共通項しかないこのママと、何を話しながら一緒に帰るのか。(彼女も私と同じスタイル、徒歩でベビーカーでした)はぁ〜、一緒に帰るだなんて言い出した私、バカバカバカ!と後悔するも後の祭り。その日、正直どんな会話をしながら帰宅したのか全然覚えていませんが、ただ、彼女も私も初めての子育てで お互い歳が近いことも分かり、なんか気が合いそうかも?!とうっすら思ったような、そんな記憶が残っています。

さて、結論から言いますと、実はそのママこそ、私にとっての生まれて初めてのママ友。いまだに連絡を取り合う、心からの心友となりました。我が家がその学区から他所へお引越しをしたので、小学校は別になってしまったけれど、母同士はたまーに集まっては、決まってマシンガントークを炸裂させる仲。ちなみに、初めて一緒に帰った日のことは「あの時のasacoちゃん、めっちゃ緊張してて変な敬語使っててホント笑った〜」と、10年経った今も爆笑される話題です。あー、恥ずかしい。。。

SONY DSC
同じ保育園で出会ったママたちと、子供服のリメイクワークショップを一緒に開催したことも懐かしい思い出。

こうして無事ママ友もでき、その後順風満帆な園生活を送ったのかと言うと、そうでもありませんでした。長女のクラスでは、そのママをきっかけに友達の輪が広がったのですが、1年後新たに息子が入園をした際、その学年のパパママの前で私はまたしてもお地蔵さんと化してしまったのです。自分で言うのもなんですが、そう簡単に人見知りって性格は変わらないものです。

でも、私にクラス委員の任務が巡ってきて、周りのパパママとコンタクトをとる機会が圧倒的に増えたことで、最終的には園主催のクリスマス会や卒園式に有志を募ってパパママバンドを組むほど(!)に仲良しな学年になりました。◯◯委員だなんて、それこそ当時 絶対にやりたくない!と超絶敬遠していたのですが、蓋を開けてみたら意外に楽しく、パパママとも仲良くなれて、実はお付き合いの扉を開ける一番の近道なのかも?!

asaco14-1
asaco14-2
保育園内でパパママバンド結成、クリスマス会や卒園式で演奏しました。私はクラリネット担当。中学生の時に吹奏楽部で吹いていたのが、こんな形で活きるとは!

とは言え、この流れで行くとその後小学校でも同じように、親同士の付き合いがお地蔵さんから始まっていることはご想像がつくでしょう。そして、4月からはかぜおくんも保育園に入園が決まり、すでに心臓バクバクさせている私。さて、どうなることやら?!

ただ一つ言えることは、共に子育てに奮闘する中、些細な悩みを共有できるママ友の存在はやっぱり絶大。新米ママは特に、私がかつてそうだったように「ママ友」という言葉に怯みがちだと思いますが、実は彼女たちによって子育てがより豊かになっているなぁと実感する日々です。4月から初めての園生活が始まるママたちには是非、臆することなくママ友ライフを謳歌して欲しいなぁと思います。

asaco14-3_resize
4月から保育園生活が始まるかぜおくん。どんな毎日が待っているのか、楽しみだね!
profasaco

asaco(アサコ)

モデル・kitutukiディレクター。1978年静岡県浜松市生まれ。現在、2男2女のママ(11歳、9歳、5歳、0歳)。モデルとして、ファッション&ママ雑誌や家族でCMに多数出演。また、第一子の出産を機にママ向けワークショップの開催や、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとして活動。さらに、夫とケータリング「マフィオ」を展開するなど、子育てをしながら多方面で活動中。現在は、2018年5月出産の第四子の子育てに奮闘中。

Instagram : hiratoko_asaco

この連載を最初から読む