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Column 4回目の育児 -fourth time around-

一日一味噌汁生活!手作り味噌の魅力にハマった我が家【asacoの「4回目の育児 -fourth time around-」】

2019.03.19

この連載は……
モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとしても活躍中の asacoさんの連載。実は5月に4人目のお子さんを出産したばかりのasacoさん。4人目育児ってどんな感じ? 家族の関係は変化した? 家事やお仕事は? などなど、にぎやかな家族の日常を綴ります。


vol.15 「一日一味噌汁生活がイイ!」

独身時代は本当に「食」に興味がなく、家で料理をするって感覚すらなかった私。どうせ帰って寝るだけだし…政治くんと出会った頃は、小さな電気コンロが一つしかないお部屋で、特に不便に感じることもなく暮らしていました。そんな自分が子供を産んで毎日料理をするようになり、さらには毎年自家製味噌を作るようになるとは!

初めてお味噌作りを体験したのは6年前。私には食の師匠と仰ぐ人が2人いて、一人は夫の政治くん、そして10年来の友人がもう一人なのですが、彼女が毎年味噌を仕込んでいると知ったのがきっかけでした。子供たちにもいい経験になるんじゃない?!と誘ってもらって、向かったのが流山にある真澄農園。オーナーのアチさんのご自宅を解放して開催された味噌作りは、この時代に練炭のこたつや薪ストーブが備え付けられた(!)昔ながらの古民家の庭の一角で行われて、大鍋で大豆を炊き、大きなタライで麹と塩を混ぜ、お手伝いにきた方々お手製のおにぎりやおやつをつまみながら和気藹々と作業するその光景は、まるで昭和初期にタイムスリップしたかのよう。子供よりも大人の方が衝撃の多かった、記念すべき初体験だったのでした。

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ちなみにですが、お恥ずかしながら大豆と麹と塩、味噌がそんなシンプルな組み合わせでできている事をその日初めて知った私…。子供の食育とか言いながら、実は私こそものすごーく学ぶべきことが多く、日頃スーパーに並んだ味噌をただ手にするという行為がどれだけ人を無知にさせるのか、身を以て感じた瞬間でもありました。

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おいしくなあれ〜と気持ちを込めて味噌仕込み。ずっと大切にしていきたい我が子たちとの時間です。

さて、その年を境に手作り味噌の魅力にどっぷりハマってしまった我が家。たとえ味噌仕込みの日に流山に行けなかったとしても、真澄農園から材料を取り寄せて、自宅で仕込む程にその味に惚れ込みました。それはきっと、アチさんが育てた麹だからこそ生み出せる味。そしてその味噌を使って一日一味噌汁生活を始めたら、思わぬ利点に恵まれたのです。

上二人が小学生になって、朝の時間が本当に忙しなくなりました。その時間に家を出るんだったらもっと早く起きてよ〜と思うのですが、ギリギリまで寝ているのはおそらく私譲り。(むしろ私こそ毎朝ギリギリまで寝ている…)なので、そこは諦めるとしても、朝ごはんはちゃんと食べて行って欲しいのが親心。その気持ちは夫の政治くんも同じで、「朝ご飯を食べないくらいなら、遅刻してゆけ!」そう言って、本当に朝ごはん食べ終わるまで我が子たちに席を立たせないのです。となると、私たちもパっと支度ができて、子供たちもさっと食べられるのがベストだなぁと、ある日「ご飯と味噌汁」シンプルにこの2品の朝ごはんにしてみたら、なんだかお互いいい感じだと気付きました。

すっごく頑張って副菜をたくさん作っていた時期もあったんですけど、作る方も手間がかかるし、食べるのに時間がかかると子供達にも嫌な顔されるし…。そんな両者の救世主、具沢山のお味噌汁はお互いのストレスを解消してくれる一品になりました。夕食は食べ応えのあるメニューを食べたがるため、つい揚げ物、お肉ドーンと、ボリューミーなお料理になりがちな我が家も、朝に野菜たっぷりの味噌汁を食べさせていれば、まいっか、となれるのも良いところ。そして、毎朝の味噌汁生活を始めてから、驚く程に家族皆が風邪を引かなくなったのです。味噌汁を”飲む点滴”と聞いたことがありますが、まさにその通り。発酵食品の素晴らしさを今も現在進行形で実感中です。

ちなみに、最近は離乳食としても大活躍。下の歯2本でモグモグがだいぶ上手になってきたかぜおくん。食べる姿が可愛くって、離乳食は楽しみな反面、支度はやっぱり面倒だったりします。そんな時、とりあえずご飯にお味噌汁ぶっかけて、別で取り出した具を細かく刻んで乗っけたら、ハイ出来上がり〜。「わざわざ作る」のではなく、大人ご飯からのとりわけが基本になるのも、4人目あるあるでしょうか。(笑)

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油断すると器に手が伸びて…テーブルの上でごはん散乱事件が勃発する日々です。

そうは言っても、朝イチでお味噌汁作るのって大変そう…。そんなイメージをお持ちの方は、前の晩お鍋に昆布を浮かせておく習慣を付けると良いです。朝、時間に余裕があればそこに鰹節も投入して出汁をとり、具材もその延長で決めるのでOK,。寝坊がちな私は、豆腐や海藻系のすぐに火が通る食材必須ですが、政治くんは根菜類などをたっぷりと使ったお味噌汁がお得意です。

毎日食べるものならやっぱり良いお味噌を。そう思うからこそ、毎年の味噌仕込みを欠かすことができなくなりました。こどもたちも実際仕込む様子を目の当たりにするようになって、さらにお味噌汁が好きになったような気がします。彼らがいつか独り立ちをした時、ふとした瞬間にうちのお味噌汁を恋しいと思ってくれたらいいなぁ。そんな気持ちを胸に、これからも家族みんなで味の記憶を大切に紡いでゆきたいと思います。

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asaco(アサコ)

モデル・kitutukiディレクター。1978年静岡県浜松市生まれ。現在、2男2女のママ(11歳、9歳、5歳、0歳)。モデルとして、ファッション&ママ雑誌や家族でCMに多数出演。また、第一子の出産を機にママ向けワークショップの開催や、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとして活動。さらに、夫とケータリング「マフィオ」を展開するなど、子育てをしながら多方面で活動中。現在は、2018年5月出産の第四子の子育てに奮闘中。

Instagram : hiratoko_asaco

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