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秋の夜長に寝ない子。「おっぱいちゃん」と性教育

連載:カラフル&凸凹ハッピー家族ダイアリー 秋の夜長に寝ない子。「おっぱいちゃん」と性教育

9月の声とともに、つるべ落としに短くなる1日。あっという間に秋を感じます。前回ちらっと書いたところ、リアクションをいただき、クリニックやサプリ等教えてくださったりと、ありがとうございます。

ぴぴ、寝ない子なんです。

乳児の頃から、お熱や体調不良も少なく育てやすい子ではありましたが、一貫して「寝かしつけ」だけは苦労し続けています。5歳になった今、週の半分は午前様という恐ろしい事態。

寝ないと脳も身体も成長ができないことは重ね重ね伝えていますが、とにかく電気を消してベッドに入ってから1~3時間は起きている毎日。朝8時には遅くても起きるので、平均睡眠は6−7時間程度。母は寝ないと持たない人で、もうフラフラ限界の状態です。

何をしているかというと、1人空想の世界に入り込み「何か」になりきってしゃべったり戦ったりしている体力おばけ。0時前に寝たかな? という日は、聞いてみると、お昼寝をしていない様子。未就学で12−13時間必要と言われる睡眠時間、圧倒的に足りません。

この夏は緊急事態が続いた影響で、日々のアクティビティが少なく、また保健所指導により熱中症対策で外遊びもほぼできず。どうやっても体力が有り余っていることもあり、週末のみでは足りず平日もスイミングに通ってみようかとも考えています。

父もショートスリーパー&多動、母はハイリーセンシティブ&暗いのが怖いので、おそらくどちらの遺伝子を引いても寝ない要素に溢れています。とは言っても、ねえ……。

「僕だって寝られるものなら寝たいよ。でも寝るのはつまらないし、時間がもったいないし。どうやって寝たらいいか、分からないんだ」そんな大人びた口調、言動、趣味に反して、5歳男児。今でも心の友は「おっぱいちゃん」。

隙あらば私の服の中に入り込んだり、手を忍び込ませてはシェルターを作り(本人なりの触らない努力)、愛しのおっぱいちゃんと対話しています。眠くなったり不安定な要素が増えると、外でもするので制するのが大変。3歳を過ぎた頃から、周りで授乳している子はぐっと減り、おっぱいを触ることに世間の目も厳しい。本人も理解しており登園時ぐずって服の中に隠れると、すかさずお友達から「ぴぴー、なんだよおっぱいしてるのかよ!」とツッコミ入ります。しかし本人意に介す様子も無く「そうだよ。僕のおっぱいちゃんとお別れしてるの」と平然答えてる始末。だんだん身体も大きくなるつれ、万が一先生やお友達に同じことをしたら……と、空恐ろしくなり。きちんとおっぱいの話、プライベートゾーンの話を改めてすることに。

「おっぱいや水着で隠れるところは、とても敏感で大切なものが入っているんだ。だから、必ずいい? って聞いていいよって言われてからじゃないと、誰のも触ることはできないんだよ」

「嫌だ、って言われたときは、すぐにやめなくてはいけないんだよ。相手がママでもパパでも同じだよ」

ざっとこんな話をし、あとはお風呂で体を洗う際も部位の確認をしたり、触るときには必ず同意確認を取る習慣にしていますが、あえて「今日は保育園でお友達のおっぱい触ったの!」などと言ってくる(仲良しの男の子ですが)。まだまだ繰り返しの意思疎通と改善が必要です。

ぴぴは子どもの産まれる仕組みや身体の機能を理解しているので、折に触れ挫けず、その時に応じた内容を伝えていこうと思っています。あとは、親であっても子どもの「嫌」をきちんと受け止め、やめて欲しいと言うことはやらない。この繰り返しで少しずつ学んでいってくれたらと思っています。先は長いな。

性教育、もう? 早い!! と思われる方も多いかもしれませんが、もともとは、ぴぴが生まれるに際し、兄姉に子どもの産まれる仕組みや行為について医学的に正しく伝えるために本を買い講座を受けて学びました。

私がお腹が大きくなってきた頃に、当時小学2年生くらいだった次兄と手を繋いで歩いていた際、「結婚していないのに赤ちゃんができるか知ってるよ。神様がコウノトリに乗せて馬小屋に運んでくるんだ」と言い出し焦ったから。カソリックの男子校に通う背景も多分にあると思いますが、「これはいかん」と向き合ったのが始まり。最近では夏休みに入った兄が父と避妊や、妊娠が人生にもたらす変化などについても話していました。その話題に入れてもらえなかったぴぴは、「仲間外れにされた」といじけて夜中まで強情に泣いていましたが、日々年齢にあった必要なことを伝えていく予定です。

今の子は親世代より第二次性徴がはじまるのも情報も早い。最近では女子の早熟も目を見張るものがあり、誘われるがまま好奇心で備えなく初体験を迎えてしまう子も多いと聞きます。そして、思春期に達してからいざ目の前に迫った問題を話すのだと、すでにバイアスのかかった予備知識がネットや友人から刷り込まれていたり、何より親も話すのに照れや躊躇が生まれるもの。幼児期から身体の変化や性の疑問を親とカジュアルに話し合える環境を作っておくことが、ネットの時代にバイアスのかかった情報に惑わされない一つの自衛手段だとも考えています。

性に関する話題を避けて通らず、すべて仕組みとしてきちんと答える。「あれ?」と思うことを、ネットで調べる前に気軽に話せる存在であることを心がけています。

自分の生まれたルーツを神格化やファンタジーにすることなく、限りない奇跡の果てに産まれた命であることを知り、個々の存在と身体も正面から受け止め大切な人も守っていけるようになってほしいと願っています。

そして、考えたくはありませんがもうひとつ。性被害に遭うのは、なにも思春期だけではありません。どの部位にどの機能が備わり、どんな変化が起きるか? それを知っていれば不用意な被害に遭うケースを減らし、さらに万が一被害に遭いそうになったときに、ちゃんと話すことができるはず。

子育ては手探りの毎日。おっぱいちゃんも寝ない子も深い悩みではありますが、自分なりにできることで向き合うしかありません。同じ悩みの方、アドバイスもお待ちしております!!  今夜もまたおっぱい攻防戦を繰り広げつつ、長い寝かしつけが待っていることでしょう。9月も健やかな毎日でありますように。

Katsura

KatsuraSocial activist / Bespoke jeweler

認可保育園に通う4歳児「ぴぴ」と個性豊かな異母兄妹が時折入り混じる、カラフル家族の未婚の母。独自のレッジョエミリアアプローチと探求型子育て実践中。国際NPOや児童養護施設等のサポート活動から、草の根活動「すべての子どもを大人みんなで育てたい」とInstagramやClubHouseでのお悩み相談展開中。職業は宝飾作家。「消費しない、紡ぐ、日本の手仕事、Sustainable」をテーマに、世界にひとつのジュエリーを制作中。qq82.stores.jp

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