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ニューノーマルにシフトする、徒歩圏ステイケーション

連載:カラフル&凸凹ハッピー家族ダイアリー ニューノーマルにシフトする、徒歩圏ステイケーション

キャンプもお出かけも旅行もお祭りも、何もないコロナ2度目の夏。
海や山が近い環境で暮らす友達を、こんなにも羨ましいと思ったことは、かつてなかったと思います。
「いつかまた自由に集まれる」「そのうち好きなところに行ける」「もうちょっとの我慢」。

と思って企画を先のばし、日々過ごしていると「まだまだ」「またダメ」と落胆することばかり。精神衛生上よろしくないので、そろそろニューノーマルに慣れ楽しんでいく切り替えが必要なんだ! としみじみ思います。

今夏を省みると、引っ越しとその後の片付け、処理に追われて過ぎてしまいました。2日間でわずか2キロほど移動した我が家。

引っ越したら、毎日の電車やタクシー移動がなくなり、ストレスや負荷はかなり減って嬉しい限り。ただ、目の前にあった公園や選び放題のクリニック、ドラッグ、スーパーがなくなり、ルーティンのパワー配分が変わりました。ぴぴは園やお友達の家と近くなったことで念願の1on1のプレイデートが増え、とてもハッピーそう。でも、お友達のキャンプや某夢の国、帰省したエピソードを羨ましく思っている節もあり。引っ越しにより週末や連休が家の諸事に追われて消えていったことは否めず、5歳というスポンジのように経験を吸収する息子にとって、この選択が良かったのか? うちだけ我慢させてしまったのか?   悩みはつきません。

今思えば唯一の夏のお出かけらしい非日常は、引っ越し期間中に自宅から見える場所へのお泊まりだけ。

某国製のキングサイズベッドは専門業者による分解組み立て搬入のうえ、家具と家財は搬入日が異なり初日は寝る場所がない。引っ越しは埃も多いし、ハウスダストアレルギー持ち親子は布団を出すのも憚られ、ふと思い立って近隣のホテルに空室を問い合わせてみました。

オリンピック開催を間近に控えた頃で、想定していたオークラは満室。どうやらオリンピックの事務局が置かれ、空室はない様子。
そこで、新しくできたばかりのEDITIONへ。おそらくはオリンピックの観客やゲスト用に抑えられていた部屋がリリースされたのか、客室もテラスも広いスイートのお部屋が空いていました。普段は週末ほぼ満室とのことで、ラッキーでした。

家からてくてく歩いて着いたのは、「え、ここ?」と思う場所。幾度となく前を通っていたけれど、上階がホテルとは全く気づいておらず。ひっそりとした専用ゲートから秘密基地さながら、ステイケーションの始まり。

驚いたのは、ぴぴの成長。せわしない両日はお友達のお家で預かって頂き、帰宅したところで引越し試作業を終了してホテルへ。なにひとつ彼の支度をする余裕が無かったのですが、部屋に着いて、やたらに大きな彼のバックパックを開けてみてびっくり。下着、お着替え、ドリンク、お菓子から好きなおもちゃがてんこ盛りにパッキングされていて、完璧なお支度。5歳を迎えたばかりの彼なりの想いが詰まった荷物、大きくなったんだなあと感無量。

EDITIONは噂に聞いていたとおりの、キッズフレンドリー。糸電話やけん玉などのおもちゃをいただき、ウェルカムで用意された金平糖を気に入ったぴぴは、抱えてそのまま広いテラスへ。

まずはバスタブにお湯を張って、連日の梱包や引っ越しで疲れた身体をほぐします。
スライダーのように水飛沫をあげて楽しむぴぴの姿を見ると、張っていた気持ちもほっこり。

バーカウンターには豊富なお菓子やドリンクが備え付けられ、買い物に行かずとも充分な量。となれば夕飯も部屋から出ない作戦。ワクチンは終わっているけれど、疲れのピークで免疫も落ちている可能性大。人との接触を避けてメインダイニングではなく、テラスでルームサービスをいただきました。

ぴぴはラーメンをチョイス。子どもでも食べやすい、ほっとする味。ビルの谷間に日が暮れゆくドラマさながらのシチュエーションで、ゆっくりビールを飲みながら夕飯をいただきました。

ここに来てまでポケモンに夢中な父子を横目に、母は東京の見慣れた夜景を見ながらぼんやり。翌日からのオペレーションをしばし放念し、リラックスできた一夜。
今回は予約を取りませんでしたが、水遊びの好きなお子さんのいるゲストには全予約制のプールもおすすめです。

翌日の日中お世話になったダイニングも、キッズメニューが充実。ふわっふわのパンケーキも搾りたてフレッシュジュースも無料サービスでした。

いつも通る道、公園や行く場所を天空から眺めてみたら、「あんなところにプール!」「あそこ通り抜けできるんだ!!」など、新しい発見がありました。日中の時間を持て余したら、ぴぴのお気に入りである隣接の「みなと科学館」で時間を潰そうと思っていたけれど、その必要もなく。広いお部屋で十分楽しめました。

日常の行動範囲内でも、ホテルは非日常の場所。母はしっかりリフレッシュできましたが、息子はどうだったのだろう。今年の夏は徒歩移動の冒険しかなかったけれど、新しい街でたくさんの発見と冒険を重ねて行こうね。と言いつつ、やはり欲をかくと、今年こそスキー、デビューできるかな……。

Katsura

KatsuraSocial activist / Bespoke jeweler

認可保育園に通う4歳児「ぴぴ」と個性豊かな異母兄妹が時折入り混じる、カラフル家族の未婚の母。独自のレッジョエミリアアプローチと探求型子育て実践中。国際NPOや児童養護施設等のサポート活動から、草の根活動「すべての子どもを大人みんなで育てたい」とInstagramやClubHouseでのお悩み相談展開中。職業は宝飾作家。「消費しない、紡ぐ、日本の手仕事、Sustainable」をテーマに、世界にひとつのジュエリーを制作中。qq82.stores.jp

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