連載:山本祐布子の「子どものいる風景」 山本祐布子の「子どものいる風景」 次女が3歳になりました
Vol.7 young daughter
次女が3歳になりました。
たった、1000日あまりの人生が、今賑やかに、楽しく繰り広げられているところ。
毎日が笑いにあふれています。小さな頭、小さな手、小さな体でいっぱいに考えて、身につけて、好きなものをたくさん好きになって、のびのびと。。。。。
常にメモしたい気持ちにかられます
ある日、「かけっこしよ!」と、駆け出します。ぱたぱたと走る姿を私も後ろから追いかけます。
すると
「まてまてまてーーー。(後ろを振り返り)……て感じ?」
て感じってどんな感じ(笑)
大人の言葉をそのまんま、吸収していくスポンジみたいだから、ヒョンなところで、変なところで、それが出てくると、妙なおかしみになって、それを見つける度に、大笑い。鉛筆なめて、常にメモしたい気持ちにかられます。
あるときは、ままごとのちいさなお茶碗をお盆にのせて、用意ができました。大きな声で、
「あなたーー!おやつよーー」
あなたって、私のことですか!はいはい。いただきます。
「あなたのおやつはおみかんですよ、はい、どーぞ。」
またあるときは、
「かくれんぼしよ!」
はいはい。じゃ、隠れてね。うん!ぱたぱたと走り回る音。。。。後ろを振り返って、探そうとすると。。。。ベッドに、顔だけをうずめたおしりが丸見えです。
こんな事件(?)が毎日毎日です。
まま、喜んでくれてありがと!
ある日。いつものように部屋がちらかり、「片付けないとおでかけできないよ!」といらいら気味のお母さん。次女の散らかしぶりは、派手で大がかり。私のオコリンボも頂点にたっしはじめたころ。。
顔を覗いて
「まま、喜んで!」
喜べないよ。でも、ピタっと張り付いてそんなこと言われては、怒る矛先も鈍ります。
「喜んだ?」
うーん。もう少しで喜ぶ。片付いたら喜ぶ。
しまいには、
「喜んでくれてありがと!」
いつも、こんな次女には負けてばかりです。
3歳のお誕生日おめでとう。