子育てママのお悩み解決メディア

Column あの人に聞きました

ともさかりえさんvol.1生後3か月で現場復帰。子育てに悩むともさかさんを救った言葉とは?

2015.12.08
interview01_1

女優のともさかりえさん。テレビや舞台、映画で活躍するいっぽうで、ブログでは飾らない素のライフスタイルを公開。子育てのリアルな姿は、多くのママたちの共感を集めています。いま、小学5年生の男の子のママでもあるともさかさんに、お話をうかがいました。

煮詰まっていたときに救われた、ママ友、行正さんの言葉

「猫のおかあさんみたいだったんです。誰かに触れらそうになったら『シャーッ』て爪を立てるような感じ」と当時を振り返るともさかさん。25歳で出産して、生後3カ月で仕事に復帰。はじめての子育ては大変で、途方に暮れることも多かった。

「こうやって育てなきゃ、っていうイメージばかり膨らんで、母乳でなくちゃダメ、食べるものは全部手作りじゃなくちゃダメって。それが自然にできるならいいんですけど、毎日のことだから、結局自分で自分を追い込んでいたかもしれません」。

いまのように、スマホで簡単にアクセスできる情報もないころ。誰の手も借りずにひとりで煮詰まっていたときに救われたのは、同じように子育てをしているママ友たちの言葉。料理家の行正り香さんとの出会いも大きかったとか。ともさかさんと行正さんの共著『オトナ時間。オンナ時間』には、2人の親交が詳しく綴られています。

「り香ちゃんのレシピ本が好きで、『ファンです』というところからおつきあいがはじまりました。ご自宅に呼んでいただいて、初めまして、のあいさつの次には2人でキッチンに立ってごはんを作っていた、というくらい、自然に打ち解けられるかたでした」。

2人とも仕事を持つママで、子どもの年齢も近い。お互いに長女だったり、料理やお酒の好みが似ていたり、しっかりしているように見えてそうでもなかったり。共通点も多く、ふたりはすぐに意気投合。

2人目の子育て中だった行正さんは、ママの先輩。彼女の子育ての軸は、まずママ自身がハッピーでいる、ということ。そのためには、粉ミルクやベブーフードに頼ることもあれば、子どもを預けて外出することもある。

「それで健やかに育っているお嬢さんたちを見ていたら、あ、全然問題ないんだなって。『もう、今日はいいや』って潔く手を抜く日がおかあさんたちにあってもいいのかも、って思えて、すごく気がラクになった瞬間でした」。

子育てにはいろんなやり方や考え方があるから、自分の考え方のベースがしっかりあればいい、というのが、ともさかさんの出した結論。

子どもとママには別の人生があって、子どものためにすべてを諦める必要はない。ママだって楽しんでいい。そのモデルとして現れた行正さんの存在に助けられてきたのだそう。以来、10年近く親交を続けるともさかさんと行正さん。「共感し合える友達が近くにいることで、仕事も子育ても、大丈夫、もう少しがんばろうと思えた」と振り返る。

近くにいなくても大事にされている、という安心感

interview01_03

子どもが生まれてすぐに仕事に復帰したともさかさん。それは仕事が好きだから、ではあるけれど、ともさかさん自身も母親がずっと仕事をしていて「仕事は続けるもの」という感覚がもともとあったからかもしれません。

私はずっとカギっ子でしたが、不思議と寂しかった記憶はないんです。ひとりの時間もいろんなことを想像して、すごくいい時間だった。子ども心に『母は母の時間を生きているんだ』と背中を見て感じていました」。

「忙しい人でしたが、絶対にご飯はちゃんと作ってくれて……。あのときにはこういうおやつも作ってくれた、なんてことはすごく覚えているんです。母に聞いたら『そんなに頻繁におやつなんか作っていなかったよ』って言われたので、たまたまそう感じただけなのかもしれません(笑)、でも『自分はちゃんと大事にされてる』っていう思いは揺らがなかったから、ひとりの時間も全然不安じゃなかったんです」。

食卓で家族一緒にご飯を食べながら、何気ない話をする。そんな日常こそ大切。「できるだけそういう時間を作りたい。仕事柄、働く時間が不規則で一緒にいてあげられない時期はどうしてもありますが、そこは割り切るというか、いまは後ろめたい気持ちはないですね」。

※後編では、「小1の壁」にぶつかった、ともさかさんの「大きな決断」についてうかがいました。 公開は12/15。お楽しみに~!

ともさか・りえ

1979年東京都生まれ。女優。12歳でCMデビュー。TVドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ)で注目を浴び、以後、ドラマ、舞台、映画、CMなど幅広い分野で活躍。近年の映画出演作は、『ちょんまげぷりん』『アブラくサスの祭』『100回泣くこと』など。著作に『ともさかりえの徒然note』(主婦と生活社)、『中身』(幻冬舎)など。最新刊は、行正り香さんとの共著『オトナ時間。オンナ時間』。
オフィシャルブログ

ともさかりえ&行正り香・著/マガジンハウス・刊 

(撮影◯小笠原真紀 文◯宮本博美)
豊田 エリー

豊田 エリー (とよた・えりー)タレント、モデル、女優。

1989年日本生まれ日本育ち。父はイギリス人。夫は俳優の柳楽優弥。写真が趣味で常にカメラを持ち歩いている。次に留学するときは写真を学びたい。magazineworld.jp/books/paper/5243

豊田 エリーさんの記事一覧 →
豊田 エリーさんの記事一覧 →