連載:キレイなママでいるために 働くママのLOVE & BEAUTY ママだってドキドキしたい!? 手軽なときめきスイッチ
vol.15 ママだってドキドキしたい。ときめきスイッチオンで、キレイになる!
子どもが卒乳して、1、2年経ったころや、小学校に上がって子育てが一段落ついたママたちが、こっそり口にするのが「ときめきたい」というひと言。
公には言わなくても、じつは「ドキドキしたい」と密かに思っているママは、けっこういると思います。
昔は夫にドキドキして結婚して、今はそのドキドキが愛情に変わって家族も増えて、それなりに幸せを感じている。でも、安らぎとは違う。あのころ感じた切なさや、胸がキュンとなる感じ。
恋愛の賞味期限は4年とよく言われるけれど、なぜときめきがずっと続かないのかというと、それはずっとドキドキしていたら精神的に壊れてしまうからだと、心理学的には言われています。
たしかに、嫉妬とか、あの苦しさが続くと思ったら、健康的に過ごすのは難しいかも…。
そこで、脳がドキドキを、ゆるやかで穏やかな愛情に変えてくれていたんですね。
それでも、産後ホルモンのアンバランスを経て、女性ホルモンが安定してくると、不思議とまた恋愛感情が恋しくなるもの。(もちろん、今更そんなのいいわ!という方もいますが、そういう方は参考までに読んでくだされば)
それもまた、子孫繁栄のための、脳によるコントロールの仕業なのだとか…。脳って罪ですね。
何もなくていいから、ただときめきたい!
話は戻りますが、ママ友や、ママになった学生時代の友人とランチしていると、「カラダの関係とか、何もなくていいから、ただただときめきたい」と言います。「何もなくてもいいから」というのが、女性的思考ですが(笑)。
そう。リスクを侵してまで恋愛するのはちょっと。でも、毎日がんばってるし、楽しいことが少しあってもいいよね。というのがママの本音。
ちなみに、ちょっとくらい危険を侵してでも、そこを飛び越しちゃう勇気のある人もいると思いますが、私自身は、意外とビビリなので、どちらかといえば疑似恋愛だけでもじゅうぶん派です。
「主婦が恋愛」と聞くと、危険な香りがするし、眉を潜める人がたくさんいそうだけど、心が動いたり、友達以上恋人未満程度の付き合いで、誰にも迷惑をかけないのなら、いいんじゃないかな、というのが個人的な考え。
それに、恋のドキドキは女性を美しくする。どんな効果な化粧品より、やっぱり恋をすることが一番の近道。
なぜ、恋をするとキレイになるかというと、ドキドキすると、脳からドーパミンやセロトニンというホルモンが出て、女性ホルモンのエストロゲンが活発になるから。そのおかげで、肌がつやつやになって、瞳は潤み、さらには食欲まで抑えられ、雄を引き寄せる体勢に入るのです。
赤字覚悟で夫婦の時間を確保する、フランスの場合
このドキドキ、実際に身近な人じゃなくても効果があるのが嬉しいところ。
たとえば、相手がアイドルや韓流スターなどの芸能人でもOK。大好きなアーティストのコンサートに行って、たくさん踊って歌っても疲れないのは、脳内が上述のようなホルモンで満たされているから。恋愛中は、なぜか疲れをいつもほど感じないのも、同じメカニズムなのです。
もし芸能人で夢中になれる人が見つからなければ、近所のカフェの店員さんや宅急便のお兄さん、近所の地下鉄の駅員さんでもいい。
そんな、簡単にときめくわけない、と思っても、自分から挨拶したり、軽く言葉を交わすだけで、次に会ったときにわずかでも意識するものです。
もちろん、目の前のダンナさんにときめければ、それがいちばん!
あの頃のときめきをふたたび!と思うのならば、思い切って子どもたちをシッターさんなどにあずけて、夜、ふたりで出かけることがおすすめ。
フランスでは、赤字覚悟で子どもを預けて定期的にでかけるのだとか。子どもが大きくなっても男女関係でいられるのは、そんな努力があってこそだと思います。
いずれにせよ、夫でも疑似恋愛でも、ときめく事はカラダにも美容にもいいこと。ママでも遠慮せず、どんどんときめいてください!