連載:働くママの子育てブログ ママだから撮れる、子ども写真 「まっすぐ」と「ずらす」。子ども写真が上達する2つのポイント
「まっすぐ」と「ずらす」の魔法をかけよう。
ご無沙汰になってしまいました! すっかり暖かい……いや、暑いくらいの日々。みなさん、ママ目線の子ども写真、たくさん撮っていますか?
気軽にぱしゃぱしゃたくさん撮った後、大きな画面で確認するのって楽しい瞬間ですよね。
でも、いざ見てみると……うーんなんか違う?
ピントとか明るさとかじゃなくて。SNSなどでお気に入りのフォトグラファーさんやママカメラマンさんなんかの写真をみると、同じ子ども写真なのに、なんだかすっきりして見やすいなって思うことありませんか?
わたしもこの違いはなんなんだろうって考えたことがありました。
そこで気づいたこと。
ポイントはたった2つかもしれない!
それは。
「まっすぐ」と「ずらす」
一見すると対照的に感じるこの言葉。
「まっすぐ」は、フレームに対して、背景のラインを平行にまっすぐたもつこと。
「ずらす」は、勇気を出して、被写体を左右どちらかにずらして配置すること。
つまり。
不自然に傾いた写真や、ど真ん中に被写体を配置した写真にならないように注意すること。
この2つを意識して撮るようにしたら、「なんか違う?」のもやもやがすっきりしたのです! 難しいことは考えず、この2つだけを意識して撮った写真をご紹介しますね。
最初に試すなら、被写体の動きが少ない家の中がおすすめ。
まずは、baby編。
【まっすぐ】床のラインとフレームのラインをしっかり平行に。
【ず ら す】あえてあかちゃんを右側にずらして視線の先に余白を。
【まっすぐ】この写真はベビーベッドのフレームを平行に。
【ず ら す】あかちゃんを少し右に撮ることで、ごろんの動きが感じられます。
お兄ちゃんやお姉ちゃんなら。
【まっすぐ】これはいたるところにラインがある場所での写真。曲がってしまうと、ほんとになんだか残念な写真に見えてしまうので、実は要注意スポットなのです。
【ず ら す】キッチンの雰囲気を出すために、少し右側に子どもを配置。お菓子作り写真はまわりのキッチングッズもぜひ入れてみて♪
【まっすぐ】後ろのグリーンの窓枠のラインが斜めにならないように意識して。撮りたいもの(チョコ)とは関係のない背景だけど、これが斜めだとすっきりしません!
【ず ら す】子どもを右側にずらすことで、狙っているチョコがたくさんあることがわかります♪
【まっすぐ】ダイニングテーブルとベンチチェアと床のラインが揃った何気に難しい構図。でもこれが綺麗に平行に並ぶとすっきり♪
【ず ら す】すこしだけ子どもを左にずらしてテーブルの上の飾りを入れてみて。
慣れてきたら屋外でも挑戦!
【まっすぐ】手前の水のラインと後ろの砂浜のラインとフレームを平行に意識して。なんとなくグラデーションっぽくなったかな。
【ず ら す】少し右に子どもをずらして、背景を多めにとりいれます。
【まっすぐ】地面に寝転ぶくらい目線を下げて、シロツメクサのラインとフレームを平行にして。
【ず ら す】シロツメクサを編んでいる手の方向に余白をおいて広がりを見せます。
【まっすぐ】外の場合は難しいけど、横のラインが背景にある場合には、少しだけ意識してまっすぐに。
【ず ら す】動き回る2歳児だけど、左側にピントを固定してぱしゃり。
外で遊ぶ子どもを撮るときに、そんなこと気にしていられない!って思いますよね。
それでいいと思うんです!走り回ったりふざけたりするこどもを撮るときって、配置やかたむきなんて気にせずに自由に撮ったほうが躍動感があったりもします。
だから。
動き回る子どもの姿というより、背景と子どもの様子をしっかりすっきり撮りたいなぁという時に、この2つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
きっといつもと少し違ったすっきり写真がとれると思います!