
連載:働くママの子育てブログ ママだから撮れる、子ども写真 当日の流れに沿って解説! 運動会の撮影シミュレーション【後編】
ビデオではなくあえてカメラで狙いたい、いい表情を狙うポイント
運動会シーズン目前! 前編では、子どもの表情の狙い方や、会場で撮っておきたいポイントなどをご紹介しました。
今回は後編。絶対に撮っておきたいリレーやかけっこでのピントの合わせ方などについてお話ししますね。
今回も運動会当日のつもりで、撮影のポイントをシミュレーションします。
成長をみまもる目線カメラ
小さいクラスの時は、親子ずっと一緒での運動会。でも年少さんくらいになると、親から離れて、おともだちと観覧席へというケースが多くなると思います。そんなちょっと成長したこどもの様子を撮るには、遠くからズームで、ピントをこどもにあわせつつ、周りのおともだちもたくさん入れて撮ると、クラスの輪の中のわが子を自然体で撮ることができるので、ぜひこういった構図にも挑戦してみてください!


そういえばリレーは?
運動会といえばのかけっこやリレーの写真は?と思う方いらっしゃるかと思います。迫力あるかっこいい写真、残してあげたいですよね。でもこれってやっぱり難しい。カメラの位置もあるし、ピントの合わせ方、シャッタースピードなど意識することがたくさん。あれこれしている間に、肝心なこどものかっこいい瞬間を見逃してしまい、結果写真もピンぼけ……なんて結果も……。
なので、もしプロのカメラマンさんが入っている運動会なら、思い切ってそちらに期待して、ママは自分の目に焼き付けるほうがいいんじゃないかなって思ったりもします。プロがいなければ、ビデオにお任せするとか。だって絶対目で見たくなっちゃうんだもの。
でも、保育園児さんくらいなら、あまり設定を気にせず、構図を意識すれば気軽にいい瞬間が撮れるかもしれません♪

バトンパスのラインより少し先にスタンバって。次の子や競っている他チームの子なども少し入るとより臨場感がでます。ピントは、顔ではなく胸あたりに合わせておくと撮りやすいと思います。(この写真、のんこの足までちゃんといれたかった……笑)
さてさて。
楽しかった運動会もそろそろ終了。閉会式メダル授与など、スナップ写真も撮りながら、思い出を重ねて。
最後に、会場全体の風景を撮影して、ママカメラマンのお仕事は終了です♪

いかがでしたか?
大事なことは、一番いいシーンをカメラに集中しすぎて、自分の目で見ることを忘れてしまわないこと。だから、ママ目線の運動会写真は、たくさんのこどもの表情を撮るのがいいんじゃないかなと思います。
特に保育園時代は感情も表情もほんとに素直♪
小学校になったら、規模も大きくなって、スピードも増して、カメラも設定を気にしないと難しくなります!


ゆっくりこどもに寄り添いながら撮影できる、保育園の運動会写真。
ぜひぜひママの目線で。
素敵な思い出を可愛い表情とともに写真に残してあげてくださいね♪
【おまけ】
そんな表情を映すには、望遠レンズとかすごいの必要なんじゃない?と思うかもしれません。でも、保育園の運動会くらいだと、そんなフル装備しなくても、普段撮りのレンズで実は結構いけますよ!
参考までに。私が使っているレンズは、「18~270mm」の高倍率レンズ。とてもコンパクトなので、1本あれば、普段撮りにも旅行にも運動会にも対応できて、とっても便利なレンズです。あとは、撮影モードですが、あまり撮り慣れていない方には、失敗が少なくあまりカメラに意識を集中せずに撮影することができる「P」モード(プログラムモード)がおすすめ。絞りやシャッタースピードはお任せで、露出やISOは自由に変更できるモードなので気軽に撮影できると思います。
当日の流れに沿って解説! 運動会の撮影シミュレーション【前編】