連載:働くママの子育てブログ バタ子ママの“コーチング子育て” 子どもを親のペースにうまく巻き込む、声掛けのヒントとは?
育休中にマザーズコーチングの資格を取り、ティーチャーとして活動している大澤美保さんによる連載。子育ての日々のなかで、マザーズコーチングの視点から気づいたことや実践していることを綴ります。
vol.43 子どものペースを見守りたいけど……そうもいかないときには
外遊びが楽しい季節になってきましたね。
冬でもお構いなしに外で遊ぶ娘ですが、
春に近づくにつれ、水を得た魚のような様子に私もウキウキ。
先日、神奈川県の三浦海岸近くにお友達ファミリーと遊びに行きました。
4歳児たちは無邪気そのもの。
菜の花畑の横や海辺でこんなに微笑ましいシーンを見たと思えば・・・
ひとりでいたいときもあるお年頃。
こんなとき、
「●●くんと一緒に遊んだら~???」
と声を掛けているようなシーン、よく見かけませんか。
でも、よく考えてみてください!
“一緒に遊びに来ているんだから、ふたりのこどもは一緒に遊ばなきゃ”
と思うのは、完全に親の思い込みです。
無理強いすることは全く必要ないんですね。
そのときどきでこどもたちと向き合って、
なるべく本人たちの意向を尊重しながらたまにはサポートする。
とはいえ、どうしてもふたりで遊んでもらいたい環境なら
(目が届かない、大人の人数が足りないなど……)
声掛けの仕方も工夫します。
例えば……
「あ、ここにきれいなお花が咲いているよー。」(あくまでも、私が見ている、というスタンス)
「さっきやりたいって言っていた“だるまさんが転んだ”を一緒にやる人この指止まれー!?」
「海まで誰が一番早く着くか競争やりたいなぁ」(大声で呟いてみる)
興味が持てるような会話の糸口を作ることで、『自然と一緒に遊んでいる』状態を目指します。
親の都合によって振り回すのではなく、娘を“ひとりの人間”として対等に向き合い、
日々掛ける言葉にもさらに気を配ろうと思っている、2018年春です。
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