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【プロが教える!】なぜ、幼少期からのお金教育が重要か
2020.11.07 by 川口 幸子 川口 幸子

連載:プロが教える!ママのためのお金のつくり方 【プロが教える!】なぜ、幼少期からのお金教育が重要か

ファイナンシャルプランナーとして25年のキャリアを持つ“お金のプロ”が、ママたちからよく相談されるお金の悩みを取り上げ、わかりやすく解説します!


第13回 なぜ、幼少期からのお金教育が重要か

最初にひとつご質問をさせてください。
みなさんはお子さんとお金の話をしていますか?

お金について学ばないまま大人になると……

私は、日本に足りていない「お金の専門家」になるべく現在の仕事を選び、これまでに約1万人のお客様の相談を受けてきました。

そこで何度も聞いたのが「若いころに知っていれば……」「子どものころにお金の勉強をしていれば……」というお客様のつぶやきでした。

私が子どものころから、日本では「お金の話は下品」「お金の話を人前でしてはいけない」という雰囲気が支配的でした。その結果、子どもたちはお金の使い方を学ばないまま大人になり、お金があるだけ使ってしまったり、友だちとお金の貸し借りをした挙句、気まずい関係になってしまう人をたくさん見てきました。

それだけならまだしも、幼少期の知識不足が尾を引いた結果、大人になってから金銭トラブルに巻き込まれたり、ローン地獄に陥ったり、投資詐欺に遭ったりと、悲惨な体験をされる方が後を絶ちません。

一方、欧米では幼少期から金融教育が定着しており、「お金の専門家」も昔から存在していて、気軽に相談することができます。
そんな欧米と日本との環境の違いから、私が痛感したのが「お金の教育」の必要性でした。

超低金利時代にもかかわらず、貯蓄残高の高い日本の不思議


日本は欧米諸国に比べ、貯蓄残高が高いのが特徴です。今やゼロ金利時代で、いくら銀行にお金を置いていても、貯蓄は増えないばかりか、インフレによってお金の価値が下がり、むしろマイナスになってしまいます。

それでも、多くの方はお金を銀行に預けたままにしています。なぜでしょうか? それは、「昔からそうしてきたから」ではないでしょうか。

お金の知識は、大人になってから得ても、もちろん役立ちます。しかし、貯金のように一度定着してしまった習慣を変えるのはひと苦労です。

もっとも確実に、そしてムリなくお金の知識を身に着け、それを自然に実践できるようになるには、幼少期からの教育がもっとも効率的かつ重要となります。

そんな思いから今回、私は『子どもの視野が驚くほど広がる! 3歳から始める欧米式お金の英才教育』(文友舎)という本を書きました。

お金は大切な道具

本書では、欧米と日本の金融教育の違いを詳細にご紹介しているだけでなく、「就学前」「小学生」「中学生」「高校生」という年代ごとに、「どんな教育をほどこせばよいのか?」をとことん具体的に説明しています。

お金は、きちんとした使い方を知れば、家族を笑顔にしたり、誰かを助けたりすることができる大切な道具です。そしてそれは、子どもたちの未来の働き方や幸福度にも、大きく影響を及ぼします。

ご家族で当たり前のようにお金の話ができる、そんな家庭を増やしていくためにも、この本を多くの方に読んでいただけたら幸いです。

川口 幸子

川口 幸子ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

銀行窓口・イベント会社経営、不動産売買・不動産賃貸管理等を経験しながら、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士の資格を取得。将来に向けての貯蓄をいかに殖やすか等、具体的な資産運用・保険のコンサルティングで好評を得ている。また、健康経営、相続等のセミナーや不動産セミナーなど、セミナー講師として年間約60回以上登壇し活動中。お客様は独身、主婦からスポーツ選手等、毎月約50世帯の個別相談を行っている。南カリフォルニア大学ジェロントロジー学科修了。経済学、社会学、医学、老齢学、心理学の多面的な見解から「老い」に対してアクティブ観点のアドバイスも可能。cloudconsulting.co.jp

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