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【プロが教える!ママのためのお金のつくり方】新型コロナで家計がピンチ! どうやって乗り切る?
2020.05.18 by 川口 幸子 川口 幸子

連載:プロが教える!ママのためのお金のつくり方 【プロが教える!ママのためのお金のつくり方】新型コロナで家計がピンチ! どうやって乗り切る?

ファイナンシャルプランナーとして25年のキャリアを持つ“お金のプロ”が、ママたちからよく相談されお金の悩みを取り上げ、わかりやすく解説します!


第2回 新型コロナで家計がピンチ! どうやって乗り切る?

ママからのお悩み

Q コロナで収入が減りました。できるだけ支出を減らそうと思いますが、なかなかうまくいきません。効果的な支出のリストラ方法を教えてください。

お答え:まずは、いつ、どのくらい必要かを明らかに

ようやく収束しつつある新型コロナウイルス。でも、第2波の心配もありますし、まだ安心できませんね。

さて、新型コロナの影響で家計がピンチ! との相談が増えています。でも、慌てないで! まずは冷静に、これから必要な支出を書き出してみましょう。住宅ローン、税金、保険、教育費、食費、通信費、趣味、日用品、交通費、その他…。1年を通してみて、それらの支出が発生するのが、1年の前半か、後半と、分けて考えてみましょう。

4月~6月は税金の支払いが多い時期です。1年の後半になると、子どもの進学を控えている家庭なら受験料や入学金などをそろそろ準備しておかなければなりません。 このように、いつ、いくら必要かを明らかにし、貯蓄や収入でどう賄えるかを考えましょう。このままでは厳しい場合は、払い方や支出の削り方を検討しましょう。

支援策の活用も

支出を削っても賄うのが難しいときは、支払いを猶予してもらうのもひとつの案です。

●住宅ローン

住宅ローンは延滞する前に銀行にまずは相談しましょう。メガバンクなど各行は積極的に相談に応じています。住宅ローンの返済が厳しい場合には、借入期間を延長して毎月の返済額を減らすことも可能です。

●生命保険

生命保険会社は、申し出れば、月払いなら通常1カ月の保険料払い込み猶予期間を最長6カ月に延ばすことも可能です。また、解約して損をしないために、払い込みを止める「払い済み」や、保険料を減らす「減額」なども検討しましょう。主な生保では、利息ゼロで解約返戻金の一定割合を借りられる「契約者貸付」の制度があります(ただし新規貸付のみ)。また、保険会社によっては、コロナPCR検査にかかった費用を負担してもらえる場合もあるので、担当者に聞いてみるといいでしょう。

●所得税

原則1年間、納税猶予されます。

●奨学金

所得基準まで減収の見通しなら、返済期間が猶予されます。

以上のような猶予がありますので、ぜひ確認してみてください

固定費をできるだけ削減しよう!

光熱費や通信費など、毎月決まって出ていく支出を「固定費」、食費や被服費など、月ごとに支払金額が変動する費用を「変動費」といいます。

支出リストラというと、取り組みやすい変動費から見直しがちですが、毎月変動する費用を見直しても安定的な成果はでにくいでしょう。

「固定費」は1度見直すと、その後は繰り返して節約効果が得られます。結果、効率的に節約することができます。そして、何より嬉しいのがまとまった金額を減らせること。節約する際は、まずは「固定費」から見直しましょう。

●通信費

大手通信会社のスマホの利用料は、1カ月あたり10,000円~15,000円程度という人が多いですが「格安スマホ」に乗り換えれば半額程度になことがあります。

また、年齢や生活環境によりスマホの使い方も変わるので、料金プランや割引プランなどの情報を定期的に確認しベストな料金プランに変更していきましょう。

●勘違いの自己投資の見直し

パパもママも、自己投資と思って様々なものにチャレンジしている人は多いです。

たとえば、スキルアップ→英会話、資格試験。身体が資本→スポーツジム、サプリメント。ママ友からの誘いで不労所得と思い始めたネットワークビジネス。情報収集は大切→新聞・雑誌・雑誌アプリの定期購読。教養も大切→書籍、ケーブルテレビ。癒しも必要→マッサージ、エステサロン。見た目も重要→ヘアサロン、ネイルサロン……

もちろん自分磨きは大切です。しかし、自己投資だからといって高額すぎる出費を続けていては、家計のバランスが崩れてしまいます。

自己投資も「投資」のひとつ。投資ならリターンがあるものです。期待できるリターンの大きさによって、投資額を決めることが投資成功のポイントです。たとえば、英会話や資格取得によってスキルアップし、それによって収入がアップするならそれがリターンです。リターンに比べて投資額が大きすぎるようでは、投資としては成功とは言えません。

また、通っていないのにずっと払い続けている会費があればいますぐやめましょう。また今度行くかもしれない、いままで払っていた金額がもったいないから続けようと思ってはNGです。結局行かないのですから。

新型コロナウイルスの影響で家計はどうなった?

交際費、交通費、外食費などは減ったのではないでしょうか? 逆に、通販での食品やくつろげるための椅子やクッションなどにお金を使ったという人も多いのではないでしょうか。「なくても案外大丈夫」と気づいた支出もあるのでは? 「必要」かどうか、立ち止まって考えてみることも大切ですね。

川口 幸子

川口 幸子ファイナンシャルプランナー・宅地建物取引士

銀行窓口・イベント会社経営、不動産売買・不動産賃貸管理等を経験しながら、ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士の資格を取得。将来に向けての貯蓄をいかに殖やすか等、具体的な資産運用・保険のコンサルティングで好評を得ている。また、健康経営、相続等のセミナーや不動産セミナーなど、セミナー講師として年間約60回以上登壇し活動中。お客様は独身、主婦からスポーツ選手等、毎月約50世帯の個別相談を行っている。南カリフォルニア大学ジェロントロジー学科修了。経済学、社会学、医学、老齢学、心理学の多面的な見解から「老い」に対してアクティブ観点のアドバイスも可能。cloudconsulting.co.jp

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