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いろんな家族の形。ベルリンの家庭

連載:オーガニック子育て@ベルリン いろんな家族の形。ベルリンの家庭

海外に住むようになって楽になったことの一つには(大変になったことも同じようにあるのですけど)、家族の形に決まりがないこと。

日本に住んでいた時、私はシングルマザーで4人の子供のお母さんで、働きながら子育てをして子供は学童に通っていました。そのときの肩身の狭さといったら(笑)! やっぱり世間体ってあるんですよね、離婚。白い目で見られるとはこのことか! と痛感したあの頃。シングルママ、しかも子沢山ていう。それで私もいろいろ嫌な思いもしましたし、子供たちも結構大変だったかなぁと思います。まだまだ日本は離婚、シングルマザーの壁は高いですよねぇ。

しかーし! ベルリンに住む前に住んでいたブラジルでもそうだったのですが、離婚なんてめちゃくちゃザラ。「今週はパパんちだから、お迎えはパパなの~」と離婚後もお母さんちとお父さんちを行き来している子供が離婚家庭の常識みたいな感じ。法律のおかげもあるかもしれませんが、お父さんが養育放棄とか何もかもお母さんに押しつけられるとかは聞いたことがありません。そして離婚に対する社会の許容も大きかったように思います。

学校の父母会にはどちらも一緒に互いのパートナーを連れてやってくるなど当たり前すぎて、一体誰が誰の本当のお父さんなのかとかわからないくらい色々な大人に囲まれて育まれていく子供たち。離婚してもお父さん、お母さんがしっかりタッグを組んで子育てしている感。パートナーがかわろうが、そのパートナーもしっかり子育てに加わったりもして、そのせいか、子供たちの中でも離婚やシングル親が原因でいじめられるってこともなかったです。

シングルマザーにシングルファーザーが普通にいる、それで子供が後ろめたい気持ちになるような環境はない。つまり、大人や社会がそれをマイノリティとしてみたり、離婚がいけないとかいうふうに見たりしていないから、子供たちもニュートラルな気持ちでいられるんですよね。

この日はお父さんの日、の友達の家に遊びに。

結婚しないで子供がいて、育児をシェアしているカップルもいるし、本当にそれぞれ。

今の息子のクラスにはお母さんが二人いる家庭も何組かいます。「初めまして! 私は~のお母さんです。~はお母さんが二人いるのよ!」と満面の笑みで自己紹介してくれた彼女。女性同士のカップルだって普通にいる。誰も白い目で見たりしない。見るわけないじゃん! って感じ。まだお父さん二人の家族に出会っていないけど、もちろんウェルカム! っていうのがベルリンスタイル。

別に離婚をすすめるわけではありません。でもいろんな形があっていい。みんなそれぞれなんだもん。まずは大人がそういうことを認めていくことで、子供たちものびのびと育っていけるんじゃないかなぁ。子供の健やかな成長を願うなら、その大元である親、大人の世界が健全でないとなぁと思ったりするのです。

日登美

日登美モデル

10代よりファッションモデルとして活躍。自身の子育てを通し、シュタイナー教育やマクロビオティックなどを取り入れた、自然な暮らしと子育てを提案した書籍や、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を多数出版。現在ドイツ、ベルリン在住。三男三女6児の母。モデルとしてworldwideに活躍する傍ら、食と暮らしと子育てのWSなどを行っている。Instagram、YouTube「日登美の子育てチャンネル」等SNSからの発信に加え、「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトにしたコミュニティMitte(ミッテ)を発足。命を育む・食などをテーマとした オンライン講座を開講。mit-te.com

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