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お母さん、パリコレに出ちゃいました。

連載:オーガニック子育て@ベルリン お母さん、パリコレに出ちゃいました。

人生ってのはわからんもんで、なんと四十すぎにしてパリファッションウィークの撮影で単身パリに行ってきました。それも憧れの美しきブランド「ルメール」の撮影。

シンプルで美しいルメールのコレクション。

今や多様性があらゆる面で求められる時代。私も含め様々な人種、そして年齢、バックグラウンドのモデルが起用されているのを見ると、ファッション界も変化しつつあるのかな、と思いました。

ショーはコロナによって観客を招いてのコレクションではなく、撮影をしたものを流すというのが主流になっていて、私もランウェイを歩いたのは歩いたけどそれはカメラの前。観客がいないのでそこまで緊張しないからいいな、と思ったのだけど、実はこの方が大変だと後々気づいたのでありました。

今回選ばれたモデルも多様。
整然と並んだコレクションの数々、ここで着替えて撮影します。

というのも、撮り直し、撮り直し、と延々同じ道を歩くこと何十回。ライティングが、アングルがと、いろいろあって洋服を綺麗に見せつつストーリーを持たせつつ映像に収めるって結構大変みたいです。

コレクションにたくさんでているモデルの子に聞いてみたら、撮影より現場で歩いておしまいの方がうんと楽よ!  とおっしゃっておりました。確かに、待ち時間も長いし撮影時間も長い。ふむ。結構みんな苦労してるんですね。

本番までの体調管理には梅干し、三年番茶、生醤油は欠かさず!
ランウェイのセット。ライティングが結構暑い。

とはいえ、デザイナーのクリストフ氏とサラリントン氏の穏やかな雰囲気は撮影現場を始終和やかにしておりました。さすがですね。

デザイナーのクリストフ氏と。色々お喋りもして楽しかった。

実は娘はすでに、このコロナ禍で何度かパリコレに出ていたのだけど、17歳の娘がどれだけ頑張っていたのか、と今回改めて気がつきました。

同じEU内とはいえ、外国でたくさんの人に囲まれて、知らない街、知らない人の中でプロとして仕事をする。体調も肌のコンディションも気をつけながら、しかも学業も両立させている。娘の賛辞になってしまいましたが、若いモデルの子達頑張っているのだなぁ、そしてかつての私のモデル仲間たちも、今よりもっと不便な時代に海外ですごく大変だったのだろうなぁと色々なことに思いを馳せてしまいました。

仕事後にはパリ在住の旧友と束の間の観光まで楽しみました。

そして、こんなふうに数日を母業から離れて一人パリの街でモデルとして過ごし、その間の家事育児の一切をバッチリこなしてくれた夫に感謝。コロナで不自由な面もある世の中だけど、水面下では様々な価値観やブロックが外れて、世界がよりよく新たな方向へ動いているのも感じた数日でした。

日登美

日登美モデル

10代よりファッションモデルとして活躍。自身の子育てを通し、シュタイナー教育やマクロビオティックなどを取り入れた、自然な暮らしと子育てを提案した書籍や、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を多数出版。現在ドイツ、ベルリン在住。三男三女6児の母。モデルとしてworldwideに活躍する傍ら、食と暮らしと子育てのWSなどを行っている。Instagram、YouTube「日登美の子育てチャンネル」等SNSからの発信に加え、「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトにしたコミュニティMitte(ミッテ)を発足。命を育む・食などをテーマとした オンライン講座を開講。mit-te.com

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