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ドイツのお母さんは〇〇しない!

連載:オーガニック子育て@ベルリン ドイツのお母さんは〇〇しない!

ドイツの子育てってストレスが少ないんです。もちろんいろんな出来事があるんで、ストレスフリーな人生を送れるってわけではないんですけどね。いろいろ楽だなぁと思うことがあります。

何が日本と違うかというと、とにかくこちらのお母さん方は「我慢しない」のです。 我慢にもいろいろあるんで、やっぱり我慢フリーというわけではないのはあらかじめお伝えしておきますが、やっぱり我慢しない、が基本かなと思います。

自分の意見を 言ってなんぼ! な子供達。やはり大人の世界もそうだからなんですね。

例えば、2歳くらいの子が抱っこしてほしいーとか言って泣きますよね。そしたらまぁ抱っこしますよね。荷物持ってても、疲れててもとりあえず抱っこして。頑張って抱っこしてあげるって結構よくある気がしますけど。ドイツのお母さんは違います。

一応抱っこしたりもするけど、できないことはっきり伝えます。「Das kann ich nicht.(それ私はできない)」ってよく聞きますね。あとこれ以上できない、という意味の言葉もよく聞きます。とにかく自分の限界を超えない。無理しない。我慢しない。そんなものするか!(笑)っていうのがスタンスです。

そのおかげで、子供たちはどんどん自立していきますね。お母さんだから、とか、お母さんならやってくれるだろう、とか無いから(笑)。そしてお母さんも、ただ自分が無理しないだけでなくて、その時に子供を励ましたり、自尊心を上げながら断るんですね。抱っこできないとしたら、「抱っこできない。でもあなた歩けるでしょう?」とか、「靴は自分ではけるでしょう?」とか。

とにかく子供に言うのは「なになに、できるでしょう?」という肯定的な言葉がけなんです。

このお母さんが我慢しない、無理しない、プラス子供に「できる!」を促す言葉がけのおかげでしょうか。ドイツの子供たちは自立心、そして私はできる感を持っている子が多いように思います。そしてできない、というのがかっこ悪い、という雰囲気があるように思います。

ドイツの我慢しないお母さんの姿は、ドイツ社会での女性の活躍とも関係がある気が。

学校のPTAのような役割が回ってくるみたいなことでも、できないものはできないとスパッと言っちゃう人が多いです。まだやってないからやらないとまずいよねぇとか、あの人もやったか ら次は私だよねぇ、どうしよう、見たいのはほとんどないです。真っ先に手をあげて「私はできません!」と言ったもの勝ち(笑)みたいな感じもあります。もちろんその逆にやる! という発言もかなり潔く発せられます。つまり、あまり他人に影響されず、自分の意見をはっきり伝えるということなのかもしれません。

ともあれ、お母さんは我慢しなくていいからストレスは溜まりにくいし、自分が我慢しないから他人に我慢を強要しないという良い循環もあり、それはドイツで子育てをしていてとても楽だなぁと思うことの一つです。

日登美

日登美モデル

10代よりファッションモデルとして活躍。自身の子育てを通し、シュタイナー教育やマクロビオティックなどを取り入れた、自然な暮らしと子育てを提案した書籍や、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を多数出版。現在ドイツ、ベルリン在住。三男三女6児の母。モデルとしてworldwideに活躍する傍ら、食と暮らしと子育てのWSなどを行っている。Instagram、YouTube「日登美の子育てチャンネル」等SNSからの発信に加え、「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトにしたコミュニティMitte(ミッテ)を発足。命を育む・食などをテーマとした オンライン講座を開講。mit-te.com

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