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新品は買わない! ドイツ式暮らしのすすめ

連載:オーガニック子育て@ベルリン 新品は買わない! ドイツ式暮らしのすすめ

ブラジルからドイツに引っ越してきた時、私たちは家具を全て売り払ってきたので、いくつかの段ボールとスーツケースで暮らしが始まりました。そこからベッドや家具、棚、ソファなどを揃えなければならなかったのですが、実は私たちは一切新品は買っていないのです。

約20年前に長女に買ったパタゴニアの洋服。最近まで末娘が着てました。壊れた所を修繕してまた保存します。素晴らしいクオリティ!
5番目の息子、ドイツで入学式。ランドセル、シャツもネクタイも双子兄のお下がりでご満悦の様子。

ブラジルでも冷蔵庫をはじめとした家電から家具まで全て中古を買い取り、そしてまた売り払ってきたのですが、ドイツでも同じこと。必要なものは中古マーケットから探しだす。また、夫が子供の頃から使っていた椅子や机なども持ってきて我が家は成り立っています。

これって我が家が特別なわけでなくて、わりとベルリンでは多いんです。いらなくなったらすぐに捨てないで、まずは中古マーケットに出す。衣類は興味がありそうな周りに声をかけてあげたり、寄付をするためのボックスも街の中に設置されています。

子供遊び場の棚は友人手作りを譲りうけ、ラグは夫が昔作ったもの。カゴやぬいぐるみは私や子供手作り、おもちゃは夫や兄弟のお下がりで。
ボードゲームも夫が使っていたもの。昔のパッケージデザインが可愛いくて新品より好き。

物は捨てない。できるだけ使う。壊れたら直す。しっかり作られた直せるものを買う。そうしたら新しいものはほとんど買う必要がなく、それでもとても快適な暮らしができます。だからでしょうか、ベルリンではものが売れないらしい、なんて噂もあるくらいだとか(笑)。

必要なくなった物はまず家の前に置いておくと、誰か欲しい人が持っていってくれたりもします。

だからマットレスとか、棚とか椅子とか結構道端に置いてあって、洋服なんかも「ご自由にどうぞ」とか書いてあったりして。それだけで暮らしている人もいそうなくらい!

息子の勉強机と椅子はドイツの叔母が使っていたものをいただきました。

うちの5番目、6番目の子供らなんかは、洋服も最近までほとんど買いませんでした。兄弟のお下がりとドイツでもらったお下がりだけで息子は既に8歳、娘は5歳、なんとかなるもんです。

上の子供たちの時に買った質の良いものは15年、20年たった今でも現役。それもとうとう6人目の子の役目も終えて、綺麗に洗って、修理に出して、次は孫か親戚か、家族の中で受け継いでいくことでしょう。

我が家のリビング。テーブルはヨット設計士が設計に使う画板を再利用。棚、椅子など全てアンティーク、中古。ラグも中古再利用しています。

エコな商品が溢れる今。オーガニック製品など選択肢はとても豊かになりました。物を選ぶ、質の良いものを買う、というのもすごく大事だけど、同時に必要なものの量を知ること、そして大事に長く使うこと、循環させること、というのもすごく大事だなぁとドイツでの暮らしを通して実感しています。

日登美

日登美モデル

10代よりファッションモデルとして活躍。自身の子育てを通し、シュタイナー教育やマクロビオティックなどを取り入れた、自然な暮らしと子育てを提案した書籍や、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を多数出版。現在ドイツ、ベルリン在住。三男三女6児の母。モデルとしてworldwideに活躍する傍ら、食と暮らしと子育てのWSなどを行っている。Instagram、voicy「日登美のイロイロ子育てラジオ」等の発信に加え、「台所から子育て、暮らしを豊かに」をコンセプトにしたコミュニティMitte(ミッテ)を主宰。命を育む・食などをテーマとした オンライン講座を開講。mit-te.com

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