連載:オーガニック子育て@ベルリン ドイツ式無理しない年末年始
気がつけばもう師走。学期末に、クリスマスに、お正月にと楽しくも忙しい時期ですね。 ところがどっこい、ドイツの年末年始はめちゃくちゃのんびりなんです。
ドイツのクリスマスは盛大にマーケットなどもありますが、それでも忙しくない。なぜならクリ スマスの時期も1ヶ月以上前からじわじわ準備していくので、焦ったり、急いだりしなくていいん です。
それに、みんないろいろ完璧じゃないのね、よくも悪くも(笑)。荷物は遅れる、電車も遅れる、ラッピングだってかなり適当。見かけにこだわらないから、まぁいいか、って感じでみん な基本無理しない。お互い無理したくないから、無理を強要しない社会になっている、的な感じがあります。
クリスマス自体は12月25日で終わるわけでなく、じわじわと1月初旬まで続いていくので、日本でおせち料理を作る様に、シュトレンをはじめとするクリスマス特別の焼き菓子を作る家庭は多いのですが、それを焼くのは11月あたりから。
この長めのスケジューリングも肝。しかも焼き菓子って日持ちがするから一度頑張ってしまえば、あとは楽して過ごせる、というのも大きなポイントです。
そして大目玉のクリスマスの日が過ぎてしまうと、あとは1月の初旬までは特にイベントらしいこともないので毎日ゆっくりすごせます。大晦日の大掃除もないし、とにかく楽。その頃には旅行に出る人も多いので、街は静か。
引越ししてきた当時は、年がかわる前には掃除をして、食事を用意して、とやらないと気が済まないという反面、なんでこんなに忙しいんだろうって思ったりもしていて。 確かに年末に大掃除も気持ちがいいし、お正月準備も楽しいのだけど、クリスマスとお正月の両方をきちんとやろうと思うと忙しすぎるのでは? という気がして。
ここにきて、無理しない年末を味わってからはもうすっかりドイツ式のんびりクリスマス中心で適当に過ごしている我が家。お正月はいいとこ取り程度に。そして気合の入った大掃除は春暖かくなってからやる。というスケジュール分散式でやっております。おすすめですよ!
そんなこんなで今年も最後の投稿となりました。
毎回お読みいただきありがとうございます。
皆様どうぞ素敵なクリスマス、そして年末年始をお迎えくださいませ!