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Column オーガニック子育て@ベルリン

困ったときの解決法は、ドイツ在住3年目にして得た技術(笑)【日登美のオーガニック子育て@ベルリン】

2018.08.20

この連載は……

モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。


ドイツの電車事情

いよいよ夏休みも終盤のベルリン。夏休みになるとベルリンの街は観光客は相変わらずたくさんいますが、多くの人がホリデーで旅行に出かけるので道も空いているし、お店も空いています。これを一般的に「Sommer Loch (夏の穴) 」と呼ぶそうですがともあれ、その夏の穴も次第に埋まり新学期モードが漂ってきました。

夏が終わる前に我が家は電車でひいおじいちゃんの家に行っていたのですが、ドイツの電車はきっと日本人からしたら驚きの連続です。

まず定刻通りに来ないことがあるのは当たり前で、「15分遅れます〜」というアナウンスくらいでは、私はもう驚きません。だから乗り継ぎは、できるだけ余裕を持って、少なくとも30分あるほうが確実、というのは定説。

さらには、入ってきた電車が逆向きだった故に、乗りたい号車のホームでちゃんと待っていたにも関わらず、直前にホームでダッシュして飛び乗る!? なんて、小さい子どもがいたら避けたいことですが、やむを得ずダッシュしたことも(涙)。

これはまだ体験したことがないのですが、席をリザーブしていたのに、いきなり電車が短く編成されて予定した車両がなく、どこか空いてる席に座らねばならない、という、リザーブ料金は一体なんだったのか!? という事態も頻繁に起こるそう。おそるべしドイツ鉄道!

そして、とうとう今回私達も乗り継ぎの電車が変更やら遅延やらが相重なり、立ち往生しました。

私達の他にも立ち往生している乗客がいてみんな駅員さんの指示や説明を待っていたところ、現れた駅員さん。「いや〜なんか事故かなんかがあって、次の電車がいつ来るかわからないのでね、一番いいのはここからタクシーで目的地にいくことですね〜」とさらっと言っておりました。

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電車乗り継ぎで混乱中。どの電車に乗れるのか分からないドキドキを誰もが普通に感じているという……、ドイツの電車事情恐るべし!

「え? だれがタクシー代払うの? かわりの交通手段は調べてくれないの?」と、みんなややキレ気味ではありましたが、そこで怒鳴り散らさないのがドイツ人。そのかわり深く憤りを含んだ溜息をつきます。「は〜!!」と(笑)。これ、実はドイツでよく見受けられる光景。「は〜」という厳しい溜息一つで全てのがっかりや怒りやネガティブな感情を表現するのであります。

そんな時にはしつこく駅員さんを追いかけます。「ここにいきたいけど、どうしたらいいですか?」。困っている人は放っておかないドイツ人。怒らず、喧嘩せず、根気よく助けを求めればいつか答えてくれる。これこそ私がドイツ在住3年目にして得た技術(笑)。最終的に、時刻表などを調べてくれて、なんとか無事に目的地に着くことができました。

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とりあえず乗れてホッとしたのもつかの間。この電車も遅れたり、止まったり。無事に家に着くまでホッとできませんよ!

ともあれ、新幹線をはじめ、時間に忠実で大変便利、親切な日本の鉄道システムはもはや神だな、と思った夏のある日でありました。

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日登美(ひとみ)

18歳よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなど、自然な子育てと暮らしを提案する。2010年、オーガニックベース 奥津典子氏のもとで学び、「KII認定マクロビオティックインストラクター」の 資格を取得。同校の講師も務める。2012年、ドイツ人数学者と再婚、翌年、生活の拠点をブラジル・サンパウロに移す。2015年、ドイツへ引っ越し三女を出産、三男三女の母となる。現在ベルリンにて自宅および出張で日本人、外国人に向けてマクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催している。

instagram:https://www.instagram.com/hitomihgashi/

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