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Column オーガニック子育て@ベルリン

公園でお祝いするのが楽しい、ドイツの誕生日会【日登美のオーガニック子育て@ベルリン】

2018.10.10

この連載は……

モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。


公園で祝う、ドイツの誕生日会

日本、ブラジル、ドイツと移り住んだなかで、誕生日にはいろいろと思い出があります。

ブラジルに住んでいたときは、どの家もパーティーがとても盛大で祖父母やいとこも含む家族だけでなく、友達やクラスメイトほぼ全員を招いて、という総勢30〜50名ほどの規模が私の周りでは普通でした。

パーティーでは歌を歌い、音楽を奏でたりダンスをしたり、たっぷりの甘いお菓子にアミューズメントが用意されていることが多かったので、なんだか結婚式の披露宴のような雰囲気たったのです。そういう盛大で華やかなのも楽しいですが、我が家では手作り感のあるパーティーを楽しんでいます。

例えばゲームは飴食い競争を一緒にやったり、パン食い競走のような遊びを盛り込んだりもしました。これが意外と盛り上がる!

子どもたちの通っていたブラジルの学校では運動会がなかったので特に小学生以上の子供たちにとても人気がありました。また一緒にお菓子やケーキを作ってお持ち帰りしてもらうのは場所や年齢を問わずとても人気があります。やっぱりおいしい物をつくるのはみんな楽しいのですね。

さて、ここベルリンでは大きな公園でたびたび誕生日会をしている家族を見かけることができます。天気のいい日に広々とした公園でのお祝いは大人も子どももリラックスして楽しめて素敵。というわけで、先日誕生日を迎えた我が家の息子も近くにある公園でお祝いをする事にしました。

この度5歳になった息子の保育園の友達家族や近所の友達家族を誘っての誕生会だったのですが、まだ幼い子ばかりなのでアクティビティはお兄ちゃん達と同じようなゲームというわけにはいきません。そこで幼い子どもが一緒に楽しめるアクティビティを用意しました。

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パーティーの飾り付けは定番のバルーンで。

のびのびとした公園で思い思いに遊びながら、時折子どもたちが集まりアクティビティを楽しめるように。外にいながらもすこし落ち着いて遊べる時間ができるように。そんなコンセプトも考慮しながらの企画です。さてうまく行くのか?とドキドキしながら大きなお兄ちゃん、お姉ちゃん達と早々と公園に向かいパーティーのセッティング。お食事も子どもがつまめるマフィンやフルーツ、大人がつまみやすいのり巻を用意してピクニックスタイルに。

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子どものパーティーにはのり巻き、フルーツ、枝豆などシンプルなものが人気。紙皿などはデンマークのデザインのものがかわいい。
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大きな樹にひもをつけただけの遊具など自然素材の遊具が多いのもベルリンの公園の特徴。
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子どもたちは思い思いに走り回れるのも屋外でのパーティーのよいところ。

そしていよいよアクティビティは蜜蝋キャンドル作り。集まってきた子どもはどの子も真剣に自分のロウソクを仕上げていきます。ドイツではクリスマスの時期によくやるのですが、蜜蝋のろうそくに、色つきの蜜蝋粘土で模様をつけてオリジナルのロウソクにしあげます。暗くなるこれからの季節にもってこいのアクティビティ。

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できあがった蜜蝋キャンドル作品の数々。どれも子どもらしくて可愛い。ちなみに素材は全てオーガニック。

誕生日に来て下さったお返しプレゼントとしてお持ち借りもしていただけるのでみなさんとても喜ばれます。また、来て下さった親御さんは「子どもがこんなに静かに長い時間集中しているのをみたのは初めてだわ!信じられない!」と驚いていた様子。

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ロウソク作りの風景。みんな思い思いに楽しんでいます。

でもね、実はこれ我が家では日常、そしてシュタイナー教育ではけっこうポピュラーなこと。手を使った遊びをほどよく日常に用いる子育てや暮らしは長年のシュタイナー教育や自然育児で培った子育てスキル。我が家の子どもとの暮らしにはこんな風に様々な場面で子供も大人も心地よく楽しめるメソッドが盛り込まれているのです。

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日登美(ひとみ)

18歳よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなど、自然な子育てと暮らしを提案する。2010年、オーガニックベース 奥津典子氏のもとで学び、「KII認定マクロビオティックインストラクター」の 資格を取得。同校の講師も務める。2012年、ドイツ人数学者と再婚、翌年、生活の拠点をブラジル・サンパウロに移す。2015年、ドイツへ引っ越し三女を出産、三男三女の母となる。現在ベルリンにて自宅および出張で日本人、外国人に向けてマクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催している。

instagram:https://www.instagram.com/hitomihgashi/

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