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Column オーガニック子育て@ベルリン

ヘルシー志向? 日本とちがう、ドイツのおやつ事情【日登美のオーガニック子育て@ベルリン】

2019.02.10

この連載は……

モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。


ドイツのおやつ事情

日本、ブラジル、ドイツと色んな国で子育てをしてきていますが、その国のおやつ事情っていろいろあって面白いですね。
なんともお国柄がでてくるというような。食を見ていくとおやつだけでも性格があるんですね。

思い返してみると、日本っておやつのバラエティが広い。
甘いお野菜のサツマイモやカボチャ、ジャガイモのふかしたものというヘルシー系から、スーパーのお菓子まで種類がすさまじく豊富。
グミにキャンディー、ガム、スナック、その上おせんべいなど伝統の米菓子もある。お餅系も多い。
しかもケーキやパンやもう世界中のおやつが何でも気軽に食べられる。
驚くほど便利で豊富な素晴らしい日本のお菓子ラインアップ。

その点ドイツのスーパーでおやつといっても、日本ほどの種類はないですし、オーガニック系スーパーでは主にクッキー系やチョコレートが豊富でそれはそれで美味しいのだけど、ちょっと重たいし、甘みが強かったり、乾燥しすぎていたりとなかなか買い食いが難しいというのが私の感想。

そのせいなのか、ドイツであまり袋菓子を食べている子供を見かけない様にも思うのです。
では何を食べているのか? 

それはずばり「パン」です!

ベビーカーに乗った子供たちがとにかくよく食べているのが、プレッツェル。あのぐりっとした形のあれです。
普通に塩つきと、塩なし、またはチーズつきとだいたいどの店にも三種類くらいある。
一個はオーガニックで1ユーロほど。冷凍でも売っていて自宅で焼きたてを食べさせることもできます。

私もよく子供の保育園のお迎え時に駅にあるオーガニックパン屋さんで買って食べさせちゃったりします。というのもそれでだいたい夜ご飯がすませられちゃうという所もあるのでね!

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駅にあるビオパン屋さん。やっぱり目立つところにプレッツェルがつるされています。

ドイツ人て夜ご飯は簡単にパンとハムやチーズですませることが多く、「アベントブロート」といって夜のパンを食べておけばもう夕飯はオッケー、みたいな感じなのです。
つまりパンはおやつにも食事にもなる優れものということ。確かにそうですよね。

ただその分、全粒パンやパンの質にこだわる方は多いかなと思います。ご飯とおもうとやっぱりしっかり栄養のあるものがいいですものね。
これは日本でいうところの玄米おむすびのようなものでしょうか。
そう考えるとおやつにパンやプレッツェルというのはとても合理的だしヘルシーなわけです。さすがドイツ!

私も日本で子育てをしていた時にはよくおやつは食事も兼ねる事ができるものをメインにしていました。
むら食いの多い時期の幼児はとくに炭水化物系でごはんにもおやつにもなる蒸しパンや自家製ケーキにパン、おむすびのおやつが便利だったなぁ。とドイツ人の子育ても同じなのですね!なんて嬉しくなったりして。

そしてこちらではシュガーフリーを意識する方が多く、おやつでも砂糖なしというのが幼児向けのスナックでは多いです。その代わりにフルーツバーやフルーツと穀物が合わさったスムージーなどの種類が豊富で値段も手頃。

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豊富なラインアップの幼児用スムージー売り場。どれにしようかほんと迷う!

オーガニックスムージーは1個が80セントほど、フルーツバーは一個40セントほどというのも嬉しいところ。
わたしも穀物(米やきび、オートやスペルト小麦など)がフルーツと一緒になったスムージーを子供のおやつに買ったりします。

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我が家のお気に入りスムージーたち。やっぱり栄養豊富そうな(笑)パッケージにはしっかり「砂糖不使用」と書かれています。

フルーツバーも穀物が一緒になったものは腹持ちもよく、手作りしても美味しいので子供と一緒に作ったりもします。

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ドライフルーツで作るキャラメルボール。キャロブパウダーをまぶすのが我が子達のお気に入り。

この間は子供通う保育園で砂糖不使用フルーツキャラメルをつくるワークショップをやって大盛況でした。

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保育園でのおやつ作りワークショップの様子。つまみ食いしながら粘土のように遊べるのも楽しい!しかもオーガニック、シュガーフリー!
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子供たちかなり真剣にお菓子作っています。かわいい=)

そして最後に大人にも人気な定番おやつが「Studentenfutter」(学生のえさ)という名前で総称されるドライフルーツとナッツのミックスされたパック。

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ドイツで最もポピュラーなスナック「Studentenfutter」自分で好きなナッツをローストして好みのドライフルーツを合わせて自家製ミックスをつくるのもおすすめ!

これがどこの店でも売られていて最もポピュラーなスナックといえるでしょう。なんてヘルシーな(笑)
もちろんこちらも子供のおやつでよく食べられています。これらのおやつもやっぱり栄養があって砂糖なし、ご飯のかわりにもなりうる、というタスクは満たしていますね。

そんなわけでどうやらドイツのおやつはヘルシーで栄養があって、ご飯にもなるという大変理にかなったものが多いようです。やっぱりお国柄がでていますね(笑)そういう実用的な感じが私は好きですけど。

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日登美(ひとみ)

10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。


instagram:https://www.instagram.com/hitomiskuche/

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