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Column オーガニック子育て@ベルリン

「料理」は便利なコミュニケーションツール【日登美のオーガニック子育て@ベルリン】

2019.04.08

この連載は……

モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。


コミュニケーションの中で重要な橋渡しをしてくれる「食」

海外で暮らしているとどうしたって、日本人以外の人とおつきあいがあります。子育てして学校やその他の団体に所属していればなおさらです。もちろん普通にご近所付き合いでも、仕事仲間でもどこにいたってコミュニケーションっていうのは避けて通れないものです。ここ数年海外に住んでグローバルな環境に身を置く様になりこのコミュニケーションって言語だけではないなぁとつくづく感じる様になりました。もちろん言葉でのやりとりも大切なのですが、言語以外にも大変便利なコミュニケーションツールがあるのです。それはなんと「料理」なのです。

ブラジルに住んでいたときも日本人と聞くやいなや「寿司が好きよ〜作れる?」とよく聞かれました。またドイツでも「寿司」は大人気です。会話の端々には日本のおいしい物が話題になり、「食」というのはコミュニケーションの中でとても重要な橋渡しをしてくれるのです。

幸運にも私は料理家でもあるわけで、寿司をみんなに振る舞っては喜ばれ、一緒に作っては仲良くなり、という風に料理を通してどれだけ自分の海外での暮らしが豊かになったか知れません。「芸は身を助ける」とは申しますが、ほんとに!(笑)そんな自身の体験も通して、これからインターナショナルな世界に飛び出していくであろう若い世代には是非言語だけでなく日本の伝統料理や文化、美味しい物の一つでも「芸」として身につけておくことを心からお勧めしたいと思います(笑)

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寿司、おむすびワークショップはいつも大盛況!
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親御さんも参加してのり巻きを作ったり、毎度楽しい。

ともあれ、料理を通して世界とつながる。というのは子育ての場においてもとても意味があるように感じています。というのも、ベルリンでは我が子の通う保育園で料理をする楽しさや文化交流を目的として砂糖不使用などヘルシーなおやつ作りワークショップをやったり、寿司ワークショップを開催しているのですが、確かに寿司はポピュラーではありますが日々米を食べる事はあまりない子供たちが寿司を作ったりおむすびを作ったり、味噌を食べたりと異文化に触れていく、という体験は無理無くそれでいて心に残る体験となっているようです。
それは「料理、食事」という場面だからこそなし得ること。アジアと西洋という文化の違いも食卓の上では軽く越えてしまえるのです。こんな風に食は今や大事な教育の一つであるように思うのです。

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シュガーフリーおやつでは先生も一緒に。つまみ食いしながら作る!
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シュガーフリーパフェではおかわり続出、食べ過ぎ注意な状態に(笑)みんな真剣そのもの!
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ドイツではシュガーフリーアイテムも豊富なのです。

そんなわけで最近はシュタイナー学校で味噌作りを教えたりベルリン以外でもマクロビオティック料理を教えたりと、ドイツでも子供と食、健康的な食、手作りをテーマに料理を通して世界とつながる日々を送っています。

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シュタイナー学校での味噌つくり。先生方とみんなで一つの瓶を仕込みました。
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味噌クラス後には味噌を使ったビーガン手まり寿司を用意。
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今は発酵食はホットな話題。みなさん熱心に質問されていたのが印象的な味噌クラス。
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味噌クラスのテキスト。
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日登美(ひとみ)

10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。


instagram:https://www.instagram.com/hitomiskuche/

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