子育てママのお悩み解決メディア

Column オーガニック子育て@ベルリン

ドイツ式シンプル弁当のススメ

2020.01.20

この連載は……

モデルの日登美(ひとみ)さんは、ドイツ人数学者の夫とともにベルリン在住、2歳から17歳まで、6人の子どもを持つお母さん。いっぽうで、マクロビオティック料理教室や日本の伝統食を手作りするワークショップを開催するなど、マクロビオティックインストラクターとしても活躍。この連載では、ベルリンでのオーガニックライフを、食、子育て、そして暮らしを通して、綴っていきます。


ドイツ式シンプル弁当のススメ

ドイツの子供達のお弁当って大まかに分けて、ヘルシー派かジャンク派の二通りいるのだけど、とにかくシンプル!

日登美PH1
我が家は主食米、を海外でも貫いております。おむすび万歳。

ヘルシー派は全粒粉のパンにバターやチーズやサラミ、またはパンに塗るベジタリアン(である場合が多い)ペーストと野菜とかピクルスとかそういうものを挟んだものがメインで、それに果物はだいたい丸かじり仕様となっていて、野菜は年中、生できゅうり、ニンジン、パプリカのスティックが基本。あとはドライフルーツとかナッツ類も入ってることが多くて、ヘルシーだけど調理されたものが入ってない。これはもう潔いと言ってしまいたいくらいのシンプルさ。

で、ジャンク派になると、袋に入ったパンとか、スナックのチョコとかパックのジュースとか、それはお菓子だよね?という出来合いの物中心。フレッシュなものすらない、という感じ。「これって日本にいるときにテレビで見たことあるやつだ!」と本当にそういうものをご飯として持ってきている人を見てちょっと感動さえしてしまう。

ともあれ、どちらにしても朝から調理らしい調理はしないで弁当や「フルシュトゥック」と呼ばれる朝ごはんにしちゃうことが多い。だから日本のデコ弁とかちまちま何品も入ったお弁当に慣れていると拍子抜けする。
でもこれって意外に実用的だよね?と実は最近ヘルシー派のシンプル弁当を見直しまして。ヘルシー派のお弁当は、ただ食べられるものをタッパーにいれただけ、っていう素っ気なさ。子供たちは見かけとか全然気にしないでぼりぼりニンジンをかじったり、りんごかじったりしているので、そのワイルドさがカッコよく見えてくる。カッコを気にしないカッコ良さとでもいいましょうか。とにかく食べてるぜ!って感じがいい。丸ごと食べるのもいい。というわけで、最近の我が家のチビは私流ドイツ式シンプル弁当が定番です。

日登美PH2
ど定番。おむすび、りんご、枝豆にスペルトのクッキー。これでいいのだ!笑

とはいえ、主食が米なのは日本人として譲れません!ので基本おむすび。海苔は必ず巻いて手で食べやすく。フルーツにはりんごをウサギさんカットにして。ここの包丁細工も日本人として譲らず!(笑)。そのほかにはドイツ式にニンジンスティックかきゅうりを切っただけか味噌を添えたものや枝豆(冷凍、でもオーガニック!)季節によってとうもろこしなどのゆで野菜そして時々クッキーなど買ったものも入れてしまう(でもオーガニック!しつこい?)。

こんなヘルシー派とジャンク派の中間みたいなものが定番となりました。ほぼ季節感がない。毎日同じでいい。というか同じ方がいいって。なんて楽なの我が家の幼児たちよ。。。

それでもこちらの親御さんには米を朝から炊いているだけで尊敬の眼差しが。米に海苔がついているものはなんでも寿司だと思っているし。なので我が家はこんな弁当でも寿司を持ってくるうらやましい日本人家族ということになっている。ビバ外国。

日登美PH3
大きな子供とおちびの弁当を一緒に作るとこうなる。海苔巻きに格上げ。

しかも、うちの子供たちは同じものを繰り返し食べるのが好き。いや、子供って偏食とかばっかり食べって必ずある。ここまで皆そうなら、シンプルって実は必要なことなんじゃないの?とさえ思うようになった育児歴6人の私。
茹でただけ、切っただけ、焼いただけという簡単料理、幼児は大好きだから。その辺の幼児期の食べ方にドイツシンプル弁当はしっくりハマる気がします。そこで 唯一おさえておきたいポイントは、食品の質。オーガニック食品で発酵食品や調味料は添加物がなく本物だということ。バリエーションやメニューよりそこが大事なんじゃない?と思うこの頃。オーガニック大国ドイツにて、質の良い食材に助けられ、日々の弁当がずいぶん簡単なところに落ち着いている私です。

日登美

日登美 (ひとみ)モデル

10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。instagram.com/hitomihigashi_b

日登美さんの記事一覧 →
日登美さんの記事一覧 →