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息子が一年生に。ドイツ流入学式とは
2020.10.10 by 日登美 日登美

連載:オーガニック子育て@ベルリン 息子が一年生に。ドイツ流入学式とは

ドイツでは秋に入学式があります。先日5番目の息子が小学校に入学し、私も初めてドイツの小学校の入学式に参加しました。

家族全員で作ったシューレトゥーテ。折り紙は全て姉兄によるもの。

目玉はなんと言っても「シューレトゥーテ」と呼ばれるとんがりコーンのような形をした入れ物に入った贈り物。おうちで家族からもらい、学校に持って行って入学式を迎えるのです。

このシューレトゥーテは市販のものもありますし、自分で作ることもできます。一般的には中にお菓子やおもちゃ、学校で使う文房具などが入っていて、子供たちは入学といえばシューレトゥーテをもらうのだ! と心待ちにしているのだそう。

こんな風にベースのコーンだけでも売っていて、デコレートすることができます。

私は材料を買って自分でシューレトゥーテを作りました。何をモチーフにしようかと悩んだ挙句、日本人らしく折り紙を使ったデザインにしました。姉兄揃って好きな動物を折ってもらいペタペタ貼り付けて完成!

クラスでは唯一の日本人ハーフなのでみんなにとても珍しがれて息子は得意顔(笑)。また、小学校に入るとベルリンでは子供は無料で交通機関に乗れるカードを申請してもらえるので、通学用にお財布や、新しいスニーカー、目覚まし時計など、小学生っぽいものを 贈り物にして詰めました。

入学式の朝、隠しておいたシューレトゥーテをいよいよ渡します! 親子共々ドキドキの瞬間!
結構おっきい、重いシューレトゥーテをかかげてお決まりの記念撮影。

そして入学式は一応あるのですが、至ってカジュアル。スーツを着てくる人は皆無と言っていいほど。子供はおしゃれする子もいれば、普段通りの子もいるなど、ワイワイガヤガヤした雰囲気で親子共々自由でラフ。

もちろん整列などしませんし「気をつけ、前ならえ」なんてのは、幼稚園時代から一切存在しません。それでも飛び出したり、暴れたりすることもなく子供らはむしろきちんと先生について行きます。

クラスの担任に呼ばれて子供が前に出ていけば、見に来た家族がヒューヒュー口笛を鳴らしたりちょっとしたお祭り騒ぎになったりもして。みんな嬉しい、楽しいを前面に出している、という印象の入学式でした。

入学式の構内、親はマスク着用。ランドセルは日本のものを。
帰宅後に開封し、贈り物に喜ぶ息子。スニーカーなどなどが入ってました。

また今年はコロナの影響下の中での入学式。講堂で行われたセレモニーは一列ごとにスペースを開けて、係の親御さんたちがしっかりマスク着用とスペース確保の管理をし、通常2クラス合同の入学式は午前と午後にわけて行う。毎年振舞われている親による手作りビュッフェも、今年は全て屋外でパッキングされたものを用意する、などの工夫がみられました。

屋内で歌を歌うことはコロナ後長く禁止されていたのですが、ちょうど緩和された時期だったので、上級生たちの素敵な歌やシュタイナー学校ならではの演劇、演奏の発表は例年通りに行われたのはラッキーだったと思います。

いろいろと例外だらけの2020年の入学式ではありましたが、それはそれでいい思い出です。

日登美

日登美モデル

10代よりファッションモデルとして雑誌、広告等で活躍。その後4人の子供を授かり自身の子育てから学んだ、シュタイナー教育、マクロビオティック、ヨガなどを取り入れた自然な暮らしと子育てを提案した書籍を多数出版。食についてもクシマクロビオティックアドバイザー修了後よりマクロビオティック料理を教え始め、オーガニックな家庭料理を提案したレシピ本を出版する。2013年ドイツ人数学者と再婚しブラジルを経てドイツ、ベルリンに移住。ベルリンではドイツ発祥の自然療法である国際ヒルデガルト協会認定ホリスティック医療コース修了しヒルデガルドヘルスケアドバイザーを取得。現在はオーガニック、ナチュラル、ヘルシーをモットーに台所からの食と暮らしと子育てのWSなど行っている。三男三女6児の母でもある。instagram.com/hitomihigashi_b

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